株式会社CLIP

【AI本格導入】切り抜き動画のCLIP社、ラジオ番組の名シーンを自動分析・抽出するAIシステム導入

2025年12月16日

株式会社CLIP
トークの盛り上がり、感情、リアクションを解析し、切り抜き動画の再生数最大化を支援

株式会社CLIP(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山本真司)は、ラジオ番組内のトーク・リアクション・感情の動きをAIで解析し、切り抜き動画に最適な「名シーン」を自動抽出するシーン分析AIを本格導入したことをお知らせいたします。

ラジオ番組の「どこを切り抜くべきか」は長年、編集者の経験と感覚に強く依存する属人性の高い工程でした。CLIPは、この課題に対しAIを導入することで、ラジオ番組の魅力が最も伝わるシーンを、データと解析によって再現性のある形で抽出する仕組みを構築しました。

■ 導入の背景:新規認知獲得におけるシーン選定の課題




近年、ラジオ番組は切り抜き動画・ショート動画を通じて、若年層へのリーチやスポンサー価値の向上という形で再評価が進んでいます。

一方で、数時間に及ぶ放送の中から、「どの瞬間が最も拡散されやすいか」「どの発言が最も感情を動かすか」を人手だけで判断するには、作業負荷や判断のばらつき、スピード面に限界がありました。CLIPは、この課題を解決するため、ラジオという音声コンテンツをAIで構造的に解析する技術の開発・本格運用に至りました。

■ ラジオシーン分析AIの主な特徴と解析機能

本AIは、人間味のあるラジオの魅力をデータで数値化・検知します。

・トークの盛り上がりを数値化:声量、話速、沈黙時間、笑い声、被せ発話などを解析し、「盛り上がり指標」を自動算出します。
・感情の変化を検知:怒り、笑い、驚き、感動などの感情の揺らぎを検知し、感情ピークのシーンを自動抽出します。
・複数人トークの関係性を解析:パーソナリティ同士やゲストとの掛け合いの強度を解析し、「会話が動いた瞬間」を特定します。
・配信最適化:15秒、30秒、60秒など、SNSに最適な尺に自動分割が可能です。
・ハイブリッド運用:AIの抽出結果に対し人が最終確認を行うことで、誤抽出や文脈崩れ、炎上リスクを防止する運用体制を構築しています。

■ AI分析により実現する切り抜き動画運用の変化

本システムの導入により、従来の属人的な運用からの脱却を実現し、以下の成果が生まれています。

・効率化:編集前のシーン選定時間の大幅短縮と、編集者ごとの判断ブレの縮小。
・再現性の向上:再生数の再現性向上と、番組ごとの「伸びやすい型」の可視化。

これにより、「この回はたまたま当たった」という結果になりがちだった運用が、「どの番組でも一定の確率で伸ばせる」データベース型運用へと進化しています。

■ 今後の展開

今後は、スポンサー訴求に適したシーンの自動抽出、番組ごとの「バズりやすい構成」の蓄積、過去アーカイブ音源の再発掘、海外向け多言語対応などへと拡張し、ラジオ×AI×切り抜き動画のデータ基盤構築を本格化していく予定です。

■ 代表コメント


株式会社CLIP 代表取締役 山本真司

「ラジオの魅力は、脚本では生まれない“生の感情”にあります。
その人間らしさが最も強く表れる瞬間を、AIで見つけ出し、次の視聴体験につなげる。
感覚ではなく、データでラジオを広げていく時代が始まったと感じています。」

■ 株式会社CLIP 会社概要




株式会社CLIPは、AIを活用した切り抜き生成とIP権利管理を統合的に提供する、マルチフォーマット対応の次世代コンテンツプラットフォームです。

主な提供機能
・YouTube/Twitchの動画、ラジオ音声、ドラマ、さらに漫画・写真・新聞・小説などの活字コンテンツまで多様なフォーマットから“見どころ”を抽出するAI自動切り抜き生成
・ショート動画を軸とした切り抜き動画マーケティング支援
・IPの権利処理・収益分配・管理を一元化する権利管理基盤

同社は、あらゆるコンテンツの魅力を最適な形で再編集して届ける新たな体験づくりを進めており、映像・音声・活字・漫画・画像といった多様なIPの流通と価値最大化を実現する“次世代の総合コンテンツ流通インフラ”の構築を加速しています。

株式会社CLIP:HP
https://clip.dev/
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

記事一覧に戻る