Rolls-Royce Motor Cars Limited
ロールス・ロイス・モーター・カーズ、最新モデル「ゴースト・シリーズ II」を日本で展開開始
2025年02月26日
Rolls-Royce Motor Cars Limited

2025年2月26日、東京
・「ゴースト・シリーズ II(Ghost Series II)」は、ロールス・ロイス史上最も先進的でドライバー志向のV12エンジン搭載モデル
・パワフルで妥協のないツインターボ・エンジンを搭載
・新たなエクステリアは、ゴーストの基本デザインを踏襲しつつ、インパクトある形に進化
・革新的な素材と洗練された工芸技術によるインテリアのディテール
・より大胆な力強さを表現するブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II(Black Badge Ghost Series II)と、さらなる創造性のためのキャンバスとなるゴースト・エクステンデッド・シリーズ II:(Ghost Extended Series II)も同時に展開
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、昨年10月に発表、ブランドを代表するモデルであるゴーストをパワフルでドライバー志向、そしてエレガントなデザインに進化させたゴースト・シリーズ IIの日本での展開を開始いたします。

2009年に誕生した初代ゴーストは、まったく新しいカテゴリーの高級車のニーズの高まりを受けて、ロールス・ロイスというブランドをより凝縮した形で表現し、ビスポークを通じて自身の個性を示しながら、自ら運転することに喜びを感じられる車として誕生しました。次世代のゴーストでは、その美的感覚に訴えるデザイン性に加え、技術的に進歩したV12エンジンを搭載し、比類なきアジリティとドライバー志向のシャーシに支えられた、クリエイティビティを存分に発揮できるビスポークのキャンバスとしての存在感が一層高まりました。
ゴースト・シリーズ IIは、ロールス・ロイス史上最も先進的なV12エンジンを搭載し、パワフルで、ドライバー志向、そしてエレガントなデザインとして進化し、これまでのゴーストにはないインテリアの仕上げや機能のほか、ビスポークがデジタル領域に進出したことを示す先進的なソフトウェア・テクノロジーも利用できるようになりました。
エクステリア
フロントは、ロールス・ロイスのデザイン・アイコン、イルミネーテッド・パンテオン・グリルが際立つ、クリーンで現代的なデザインが特徴で、これまで以上にロールス・ロイスの純粋でモノリシックなデザイン・アプローチに沿ったものとなっています。刷新されたヘッドライトとデイタイム・ランニング・ライトのグラフィックは、グリル下部からフロント・ウイングのエッジへと流れ、2,148 mmのゆったりとした車幅が強調された、存在感のあるデザインで仕上げられています。フロントエンドの下部はパンテオン・グリルの土台となり、さらに新しいクローム仕上げが加わり、スピリット・オブ・エクスタシー像を浮かび上がらせる台座となっています。

リアには、スペクター(Spectre)からインスピレーションを得た、表情豊かな2つの縦型の新しいテールランプを採用し、サイドとリアがうまく調和するようにデザインされています。

さらに、新たに採用された22インチ、9スポークのホイールは、全面ポリッシュ仕上げ、または部分ポリッシュ仕上げから選択可能で、ゴースト・シリーズ IIの現代的でありながら時代を超越したデザインをエレガントかつモダンに引き立てます。

インテリア
新しいピラー・トゥ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには、高機能のSPIRIT(スピリット)オペレーティング・システムが組み込まれています。これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張し、デジタルのインスツルメント・ダイアルのカラーをインテリアやエクステリアに合わせてカスタマイズすることが可能になり、ビスポークの新しい現代的な表現を追求されるゴーストのお客様のニーズに応えます。SPIRITはまた、ロールス・ロイスのオーナー専用のプライベート・メンバーズ・アプリケーション、Whispers(ウィスパーズ)も統合しています。車に直接目的地を送信したり、車両の位置確認や施錠をリモートで管理したりすることができ、お客様がロールス・ロイスをより幅広いライフスタイルの中心に位置づけることができます。

エンターテインメントおよびコネクティビティも大幅にアップグレードされ、後部座席のリア・スクリーンには、最大2台のストリーミング・デバイスを接続し、それぞれのスクリーンで独立してエンターテイメントを選択することができます。また、このインターフェースでは、マッサージ、冷暖房などのシート機能も管理することができます。あらゆるタイプのBluetooth(R)ヘッドフォンを後部座席のインフォテインメント・システムとペアリングすることができるほか、センター・コンソールに控えめに配されたUSB-C(R)充電ポートや、アップグレードされたWi-Fi(R)ホットスポットを利用することができます。

装飾を施した18スピーカー・オーディオ・システムは、ゴースト・シリーズ IIでさらに進化し、アップグレードされた1400ワット・アンプを搭載しています。これは、ロールス・ロイス独自のスピーカー・デザインに基づくもので、車両のアルミニウム製シル・セクション内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室として活用することで、実質的に車両下部を横置きの大型フロアスタンディング・スピーカーへと変身させています。スターライト・ヘッドライナーをビスポーク・オーディオ・システムと併せて選択すると、星空を作り出す光ファイバー・ケーブルが特殊な音響膜で圧縮されます。これにより、ケーブルの残響が抑えられ、サウンドをキャビン内に伝えることができます。キャビン内の2つのアクティブ・マイクが常に周波数のバランスをモニタリングし、アンプを自動調整して音響を最適化します。
現代クラフトの新しい表現
ゴースト・シリーズ IIには、助手席側のセントラル・インフォメーション・ディスプレイと並び、ロールス・ロイスの職人が緻密に考案した、新しいスピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネットが配されています。反射効果を生むマット・ブラックのバックパネルと高光沢のサイドパネルを備えた台座に配されスピリット・オブ・エクスタシーのフィギュアは、車に乗り込むと、スポットライトを浴びているかのように下方から光を浴び、やがてそのステージ照明は柔らかな光へと切り替わります。

この精巧なディテールに加えて、助手席側の全幅に広がるのは、2020年にゴーストで初めて登場した、先進的な職人技によるイルミネーテッド・フェイシアです。ゴースト・シリーズ IIでは、新しいイルミネーテッド・フェイシアのデザインを星空からインスピレーションを得て、タイムラプスの天体写真を彷彿とさせるデザインで夜空の動きを捉えています。ロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーとともに、オリジナルのイルミネーテッド・フェイシアのモチーフをつくりだすことも可能です。
ロールス・ロイスがテキスタイルを追求する姿勢はゴースト・シリーズ IIにも受け継がれ、竹から作られた新しいレーヨン生地「デュアリティ・ツイル(Duality Twill)」も選択可能となりました。ヘンリー・ロイス卿がかつて冬季を過ごしたヴィラ・ミモザに隣接するコート・ダジュールの地中海の庭園(Le Jardin des Mediterranees)からインスピレーション受けて開発されたこのツイル織りのテキスタイルには、ブランド創業者たちのイニシャルである「R」を重ね合わせて抽象的にデザインしたモチーフがあしらわれています。セーリング・ヨットのロープが織り成すラインを想起させるこのデザインにも、フレンチ・リビエラへのさりげないオマージュが込められています。

シートには、ロールス・ロイスの職人が開発したもう一つの革新的な現代的な工芸技術「プレースド・パーフォレーション(Placed Perforation)」も選択可能です。これは、レザーに小さな穴を開けてユニークなアートワークを施す技法で、パーフォレーションの大きさを変化させることで奥行きを生み、緻密で立体的なグラフィックを作り上げます。最初の模様は、グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスの上空で変化する雲の形と影からインスピレーションを得てデザインされました。この模様は0.8ミリメートルと1.2ミリメートルのパーフォレーションで構成され、その数は最大107,000個にのぼり、そのひとつひとつを入念に確認することで絶対的な均一性が確保されます。

ゴースト・シリーズ II:エンジニアリング
ゴースト・シリーズ IIの心臓部には、パワフルで妥協のない、静粛性に優れた6.75リッターV型12気筒ツインターボ・ガソリン・エンジンと、特徴的な8速ギアボックスが搭載されています。これは全輪ステアリングと全輪駆動の動力源となります。最大トルクは、アイドリング回転数をわずか600 rpm上回る1,600 rpmで得られるため、1つのギアが途切れなく続く感覚と、ロールス・ロイス特有の「ワフタビリティ(Waftability)」が生まれます。
ゴースト・シリーズ IIにおいて、定評のあるプラナー・サスペンション・システムには、フロント・サスペンション・アセンブリの上部に独自のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットが組み込まれています。このユニットは、連続可変の電子制御ショック・アブソーバーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラット・アセンブリと連動し、ロールス・ロイス特有の「マジック・カーペット・ライド」をさらに安定的かつエフォートレスに表現します。5リンク式リア・アクスルには、同様のセルフレベリング機構付きの大容量エアサスペンション技術を採用しています。
サスペンションとシャーシのシステムは、カメラで前方の道路を読み取り、路面の変化に合わせてサスペンションを可変させるフラッグベアラー・システムによって強化されています。これに加え、GPSデータを利用してカーブの曲率に応じた最適なギアを選択するサテライト・エイデッド・トランスミッションを搭載しています。このようなテクノロジーが一体となって機能し、ゴーストは過酷な悪路を予測して難なく対応し、比類なき静粛性と、卓越したダイナミズムとアジリティを見事に融合させます。
ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II
反骨精神を持つお客様の大胆なビスポーク・コミッションにふさわしいドラマチックなキャンバスを提供するために、大胆な進化を遂げ、ドライバーに焦点を当てた唯一無二のモデル、ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ IIも同時に発表しました。ロールス・ロイスの破壊的な分身であるブラック・バッジの最もパワフルで俊敏かつ技術的な表現を具現化したブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ IIには、控え目ながらもインパクトのあるエクステリア・デザインを採用しました。また、強力なV12エンジンがハイパワー設定で搭載されており、ゴースト・シリーズ IIと比較して29PS高い出力と50NM高いトルクを発揮します。この卓越した最新モデルは、先代モデルの圧倒的な成功を礎として、ラグジュアリーなドライビング体験の大胆なビジョンを体現しています。

ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II
さらに、ゴースト・シリーズ IIが象徴する本質的なアジリティとビスポークの可能性を求めつつ、最上級のリア・スイート・スペースを求めるお客様のために、ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II(Ghost Extended Series II)も展開いたします。エレガントなシルエットはそのままに、リア・ドアと開口部を拡張することで、リア・スイート・スペースを170 mm拡大しました。ゴースト・エクステンデッド・シリーズ IIの最高峰のスタイルを追求するお客様には、プライベート・ジェットのキャビンを想起させるリクライニング式のセレニティ・シートもご用意しています。ゴースト・シリーズ IIと同様に、シャンパン・クーラーも選択可能です。こうした数々の改良は、ゴースト・シリーズ IIの格別なダイナミクスを損なうことなく実現されています。実際、ゴースト・エクステンデッドを選ばれるお客様は、ほとんど運転手を手配することなく、後部座席スペースを拡張したこのモデルを自ら運転する目的でオーダーしています。
「ゴースト・シリーズIIは、ドライバーに焦点をあてたパワフルで妥協のないエンジニアリングとビスポークによる大胆な表現力の可能性を兼ね備えた、ブランドの中核的な役割を担うモデルです。これまで以上に洗練された現代的なエクステリア・デザインと比類なきクラフツマンシップを体現するマテリアルのアップデート、そしてエフォートレスなドライビング体験が、世界中で最も鑑識眼のあるラグジュアリー愛好家である日本のお客様に、温かくく迎えられることを心より願っております」
ロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター
アイリーン・ニッケイン (Irene Nikkein)
ゴースト・シリーズII、ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II、およびにゴースト・エクステンデッド・シリーズ II関するご案内は、全国のロールス・ロイス・モーター・カーズ正規販売店にて承っており、2025年第1四半期からお客様への納車を順次開始する予定です。
以上
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、真のラグジュアリー自動車のメーカーであり、 世界で最も高い評価と敬愛を受ける、手作業による魅力的なビスポーク製品を世界中のお客様のために製造しています。
英国ウエスト・サセックス州グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスには、2,500名以上の従業員が勤務しています。ホーム・オブ・ロールス・ロイスには、グローバル本社のほか、センター・オブ・ラグジュアリー・マニュファクチャリング・エクセレンスが設置され、世界で唯一、ロールス・ロイスの自動車のデザイン、開発、手作業による緻密な製作が行われています。London School of Economics & Political Scienceの独自調査によると、2003年にグッドウッドでの生産を開始して以来、ロールス・ロイスは英国経済に40億ポンド以上を貢献し、毎年5億ポンド以上の経済価値を生み出していることが確認されています。
ロールス・ロイス・モーター・カーズはBMWグループの完全子会社であり、航空機用エンジンや推進システムを製造するROLLS-ROYCE PLC(ロールス・ロイス・ピーエルシー)とは完全に別会社で、関連はありません。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

2025年2月26日、東京
・「ゴースト・シリーズ II(Ghost Series II)」は、ロールス・ロイス史上最も先進的でドライバー志向のV12エンジン搭載モデル
・パワフルで妥協のないツインターボ・エンジンを搭載
・新たなエクステリアは、ゴーストの基本デザインを踏襲しつつ、インパクトある形に進化
・革新的な素材と洗練された工芸技術によるインテリアのディテール
・より大胆な力強さを表現するブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II(Black Badge Ghost Series II)と、さらなる創造性のためのキャンバスとなるゴースト・エクステンデッド・シリーズ II:(Ghost Extended Series II)も同時に展開
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、昨年10月に発表、ブランドを代表するモデルであるゴーストをパワフルでドライバー志向、そしてエレガントなデザインに進化させたゴースト・シリーズ IIの日本での展開を開始いたします。

2009年に誕生した初代ゴーストは、まったく新しいカテゴリーの高級車のニーズの高まりを受けて、ロールス・ロイスというブランドをより凝縮した形で表現し、ビスポークを通じて自身の個性を示しながら、自ら運転することに喜びを感じられる車として誕生しました。次世代のゴーストでは、その美的感覚に訴えるデザイン性に加え、技術的に進歩したV12エンジンを搭載し、比類なきアジリティとドライバー志向のシャーシに支えられた、クリエイティビティを存分に発揮できるビスポークのキャンバスとしての存在感が一層高まりました。
ゴースト・シリーズ IIは、ロールス・ロイス史上最も先進的なV12エンジンを搭載し、パワフルで、ドライバー志向、そしてエレガントなデザインとして進化し、これまでのゴーストにはないインテリアの仕上げや機能のほか、ビスポークがデジタル領域に進出したことを示す先進的なソフトウェア・テクノロジーも利用できるようになりました。
エクステリア
フロントは、ロールス・ロイスのデザイン・アイコン、イルミネーテッド・パンテオン・グリルが際立つ、クリーンで現代的なデザインが特徴で、これまで以上にロールス・ロイスの純粋でモノリシックなデザイン・アプローチに沿ったものとなっています。刷新されたヘッドライトとデイタイム・ランニング・ライトのグラフィックは、グリル下部からフロント・ウイングのエッジへと流れ、2,148 mmのゆったりとした車幅が強調された、存在感のあるデザインで仕上げられています。フロントエンドの下部はパンテオン・グリルの土台となり、さらに新しいクローム仕上げが加わり、スピリット・オブ・エクスタシー像を浮かび上がらせる台座となっています。

リアには、スペクター(Spectre)からインスピレーションを得た、表情豊かな2つの縦型の新しいテールランプを採用し、サイドとリアがうまく調和するようにデザインされています。

さらに、新たに採用された22インチ、9スポークのホイールは、全面ポリッシュ仕上げ、または部分ポリッシュ仕上げから選択可能で、ゴースト・シリーズ IIの現代的でありながら時代を超越したデザインをエレガントかつモダンに引き立てます。

インテリア
新しいピラー・トゥ・ピラーのガラスパネルに収められたセントラル・インフォメーション・ディスプレイには、高機能のSPIRIT(スピリット)オペレーティング・システムが組み込まれています。これにより、ビスポークによるパーソナライゼーションの範囲はハードウェアからソフトウェアへと拡張し、デジタルのインスツルメント・ダイアルのカラーをインテリアやエクステリアに合わせてカスタマイズすることが可能になり、ビスポークの新しい現代的な表現を追求されるゴーストのお客様のニーズに応えます。SPIRITはまた、ロールス・ロイスのオーナー専用のプライベート・メンバーズ・アプリケーション、Whispers(ウィスパーズ)も統合しています。車に直接目的地を送信したり、車両の位置確認や施錠をリモートで管理したりすることができ、お客様がロールス・ロイスをより幅広いライフスタイルの中心に位置づけることができます。

エンターテインメントおよびコネクティビティも大幅にアップグレードされ、後部座席のリア・スクリーンには、最大2台のストリーミング・デバイスを接続し、それぞれのスクリーンで独立してエンターテイメントを選択することができます。また、このインターフェースでは、マッサージ、冷暖房などのシート機能も管理することができます。あらゆるタイプのBluetooth(R)ヘッドフォンを後部座席のインフォテインメント・システムとペアリングすることができるほか、センター・コンソールに控えめに配されたUSB-C(R)充電ポートや、アップグレードされたWi-Fi(R)ホットスポットを利用することができます。

装飾を施した18スピーカー・オーディオ・システムは、ゴースト・シリーズ IIでさらに進化し、アップグレードされた1400ワット・アンプを搭載しています。これは、ロールス・ロイス独自のスピーカー・デザインに基づくもので、車両のアルミニウム製シル・セクション内の空洞を低周波スピーカーの共鳴室として活用することで、実質的に車両下部を横置きの大型フロアスタンディング・スピーカーへと変身させています。スターライト・ヘッドライナーをビスポーク・オーディオ・システムと併せて選択すると、星空を作り出す光ファイバー・ケーブルが特殊な音響膜で圧縮されます。これにより、ケーブルの残響が抑えられ、サウンドをキャビン内に伝えることができます。キャビン内の2つのアクティブ・マイクが常に周波数のバランスをモニタリングし、アンプを自動調整して音響を最適化します。
現代クラフトの新しい表現
ゴースト・シリーズ IIには、助手席側のセントラル・インフォメーション・ディスプレイと並び、ロールス・ロイスの職人が緻密に考案した、新しいスピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネットが配されています。反射効果を生むマット・ブラックのバックパネルと高光沢のサイドパネルを備えた台座に配されスピリット・オブ・エクスタシーのフィギュアは、車に乗り込むと、スポットライトを浴びているかのように下方から光を浴び、やがてそのステージ照明は柔らかな光へと切り替わります。

この精巧なディテールに加えて、助手席側の全幅に広がるのは、2020年にゴーストで初めて登場した、先進的な職人技によるイルミネーテッド・フェイシアです。ゴースト・シリーズ IIでは、新しいイルミネーテッド・フェイシアのデザインを星空からインスピレーションを得て、タイムラプスの天体写真を彷彿とさせるデザインで夜空の動きを捉えています。ロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーとともに、オリジナルのイルミネーテッド・フェイシアのモチーフをつくりだすことも可能です。
ロールス・ロイスがテキスタイルを追求する姿勢はゴースト・シリーズ IIにも受け継がれ、竹から作られた新しいレーヨン生地「デュアリティ・ツイル(Duality Twill)」も選択可能となりました。ヘンリー・ロイス卿がかつて冬季を過ごしたヴィラ・ミモザに隣接するコート・ダジュールの地中海の庭園(Le Jardin des Mediterranees)からインスピレーション受けて開発されたこのツイル織りのテキスタイルには、ブランド創業者たちのイニシャルである「R」を重ね合わせて抽象的にデザインしたモチーフがあしらわれています。セーリング・ヨットのロープが織り成すラインを想起させるこのデザインにも、フレンチ・リビエラへのさりげないオマージュが込められています。

シートには、ロールス・ロイスの職人が開発したもう一つの革新的な現代的な工芸技術「プレースド・パーフォレーション(Placed Perforation)」も選択可能です。これは、レザーに小さな穴を開けてユニークなアートワークを施す技法で、パーフォレーションの大きさを変化させることで奥行きを生み、緻密で立体的なグラフィックを作り上げます。最初の模様は、グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスの上空で変化する雲の形と影からインスピレーションを得てデザインされました。この模様は0.8ミリメートルと1.2ミリメートルのパーフォレーションで構成され、その数は最大107,000個にのぼり、そのひとつひとつを入念に確認することで絶対的な均一性が確保されます。

ゴースト・シリーズ II:エンジニアリング
ゴースト・シリーズ IIの心臓部には、パワフルで妥協のない、静粛性に優れた6.75リッターV型12気筒ツインターボ・ガソリン・エンジンと、特徴的な8速ギアボックスが搭載されています。これは全輪ステアリングと全輪駆動の動力源となります。最大トルクは、アイドリング回転数をわずか600 rpm上回る1,600 rpmで得られるため、1つのギアが途切れなく続く感覚と、ロールス・ロイス特有の「ワフタビリティ(Waftability)」が生まれます。
ゴースト・シリーズ IIにおいて、定評のあるプラナー・サスペンション・システムには、フロント・サスペンション・アセンブリの上部に独自のアッパー・ウィッシュボーン・ダンパー・ユニットが組み込まれています。このユニットは、連続可変の電子制御ショック・アブソーバーやセルフレベリング機構付きの大容量エアストラット・アセンブリと連動し、ロールス・ロイス特有の「マジック・カーペット・ライド」をさらに安定的かつエフォートレスに表現します。5リンク式リア・アクスルには、同様のセルフレベリング機構付きの大容量エアサスペンション技術を採用しています。
サスペンションとシャーシのシステムは、カメラで前方の道路を読み取り、路面の変化に合わせてサスペンションを可変させるフラッグベアラー・システムによって強化されています。これに加え、GPSデータを利用してカーブの曲率に応じた最適なギアを選択するサテライト・エイデッド・トランスミッションを搭載しています。このようなテクノロジーが一体となって機能し、ゴーストは過酷な悪路を予測して難なく対応し、比類なき静粛性と、卓越したダイナミズムとアジリティを見事に融合させます。
ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II
反骨精神を持つお客様の大胆なビスポーク・コミッションにふさわしいドラマチックなキャンバスを提供するために、大胆な進化を遂げ、ドライバーに焦点を当てた唯一無二のモデル、ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ IIも同時に発表しました。ロールス・ロイスの破壊的な分身であるブラック・バッジの最もパワフルで俊敏かつ技術的な表現を具現化したブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ IIには、控え目ながらもインパクトのあるエクステリア・デザインを採用しました。また、強力なV12エンジンがハイパワー設定で搭載されており、ゴースト・シリーズ IIと比較して29PS高い出力と50NM高いトルクを発揮します。この卓越した最新モデルは、先代モデルの圧倒的な成功を礎として、ラグジュアリーなドライビング体験の大胆なビジョンを体現しています。

ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II
さらに、ゴースト・シリーズ IIが象徴する本質的なアジリティとビスポークの可能性を求めつつ、最上級のリア・スイート・スペースを求めるお客様のために、ゴースト・エクステンデッド・シリーズ II(Ghost Extended Series II)も展開いたします。エレガントなシルエットはそのままに、リア・ドアと開口部を拡張することで、リア・スイート・スペースを170 mm拡大しました。ゴースト・エクステンデッド・シリーズ IIの最高峰のスタイルを追求するお客様には、プライベート・ジェットのキャビンを想起させるリクライニング式のセレニティ・シートもご用意しています。ゴースト・シリーズ IIと同様に、シャンパン・クーラーも選択可能です。こうした数々の改良は、ゴースト・シリーズ IIの格別なダイナミクスを損なうことなく実現されています。実際、ゴースト・エクステンデッドを選ばれるお客様は、ほとんど運転手を手配することなく、後部座席スペースを拡張したこのモデルを自ら運転する目的でオーダーしています。
「ゴースト・シリーズIIは、ドライバーに焦点をあてたパワフルで妥協のないエンジニアリングとビスポークによる大胆な表現力の可能性を兼ね備えた、ブランドの中核的な役割を担うモデルです。これまで以上に洗練された現代的なエクステリア・デザインと比類なきクラフツマンシップを体現するマテリアルのアップデート、そしてエフォートレスなドライビング体験が、世界中で最も鑑識眼のあるラグジュアリー愛好家である日本のお客様に、温かくく迎えられることを心より願っております」
ロールス・ロイス・モーター・カーズ アジア太平洋リージョナル・ディレクター
アイリーン・ニッケイン (Irene Nikkein)
ゴースト・シリーズII、ブラック・バッジ・ゴースト・シリーズ II、およびにゴースト・エクステンデッド・シリーズ II関するご案内は、全国のロールス・ロイス・モーター・カーズ正規販売店にて承っており、2025年第1四半期からお客様への納車を順次開始する予定です。
以上
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
ロールス・ロイス・モーター・カーズは、真のラグジュアリー自動車のメーカーであり、 世界で最も高い評価と敬愛を受ける、手作業による魅力的なビスポーク製品を世界中のお客様のために製造しています。
英国ウエスト・サセックス州グッドウッドにあるホーム・オブ・ロールス・ロイスには、2,500名以上の従業員が勤務しています。ホーム・オブ・ロールス・ロイスには、グローバル本社のほか、センター・オブ・ラグジュアリー・マニュファクチャリング・エクセレンスが設置され、世界で唯一、ロールス・ロイスの自動車のデザイン、開発、手作業による緻密な製作が行われています。London School of Economics & Political Scienceの独自調査によると、2003年にグッドウッドでの生産を開始して以来、ロールス・ロイスは英国経済に40億ポンド以上を貢献し、毎年5億ポンド以上の経済価値を生み出していることが確認されています。
ロールス・ロイス・モーター・カーズはBMWグループの完全子会社であり、航空機用エンジンや推進システムを製造するROLLS-ROYCE PLC(ロールス・ロイス・ピーエルシー)とは完全に別会社で、関連はありません。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ