株式会社ウフル

ウフル、AIを活用した金融業界向けコンタクトセンター刷新ソリューションの提供開始

2025年04月25日

株式会社ウフル
SalesforceのAIエージェント「Agentforce」でオペレーターの負担軽減と業務効率化を実現

株式会社ウフル(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:園田 崇史 以下、ウフル)は、AI技術を活用した金融業界向けコンタクトセンター刷新ソリューションの提供を開始しました。本ソリューションは、銀行や保険など金融業界を中心にコンタクトセンターオペレーションを高度化し、オペレーターの負担軽減と業務効率化に貢献します。



近年、企業の顧客対応は非対面化が進み、メールやSNS、電話などを活用した問い合わせ対応に加え、FAQを用いた自己解決手段の提供へとシフトしています。一方で、銀行や保険など金融業界においては、FAQなどによる自己解決手段の活用率が他業界と比べて低く、依然として電話によるオペレーター対応の重要性が高いとされています*。また、問い合わせ件数の増加に加え、人員不足にともなう労働時間の増加や、高度な問い合わせ内容に対応できる熟練オペレーターの確保が業界の課題となっています。
ウフルはSalesforceおよびAWS開発のノウハウを活かし、金融、製造、製薬、食品、教育、ライフスタイルなど30社以上の多様な業界のコンタクトセンター運用を支援してまいりました。この実績と経験を生かし、AIを活用した金融業界向けコンタクトセンター刷新ソリューションを提供します。

AIを活用したコンタクトセンター刷新ソリューションの特徴:



従来のコンタクトセンターでは、お客様が音声ガイダンスに従いプッシュ操作を行い、問い合わせ内容に応じて担当者へ振り分けられ、オペレーターが一件ずつ対応する形式が一般的でした。通話中には、本人確認や過去の履歴確認に時間を要し、通話後も、通話内容の要約や応対履歴の入力など、多くの後処理業務が必要となり、オペレーターの業務負担が大きな課題となっていました。

AIを活用し高度化されたコンタクトセンターでは、音声認識と自然言語処理によってAI音声ガイダンスが問い合わせ内容を自動分類し、お客様情報の取得や問い合わせ内容の分析・整理を並行して実施することが可能になります。CRMと連携したAIエージェントが、取得済みのお客様情報を参考に、本人確認などの追加で必要な手続きを提案します。通話終了後は、AIエージェントが通話内容の要約や履歴の記録などの後処理業務を自動で実行します。

また、別の担当者へ引き継ぎや、スーパーバイザーへのエスカレーションの際は、AIエージェントがこれまでのやり取りの要約や、CRMに保存された関連性の高い事例を提示し、スムーズな連携を支援します。担当者が代わっても、お客様の背景を把握した上で対応を開始できるため、質の高い応対が可能になります。

ウフルが提供するソリューションでは、CRMと連携したSalesforceのAIエージェント「Agentforce」が、お客様情報やメール等の問い合わせ内容を適切に参照しながら、オペレーター業務をサポートします。作業負荷の軽減や、経験値に依存した対応のばらつき解消に加え、通話要約や応対履歴の自動入力、次のアクションの自動手配・提案によって後処理業務も効率化できます。また、SalesforceとAWSの連携によるオムニチャネル対応の強化により、電話・チャット・メールなどの複数のチャネルを一元管理し、問い合わせ対応の最適化と、顧客満足度の向上を実現します。

金融向けコンタクトセンターにおけるAI活用のユースケース
金融業界は、他業界と比べて問い合わせの多くがオペレーター対応に依存しているうえ、複雑な手続きや法規制への対応が求められ、オペレーターの業務負担が大きいことが課題です。SalesforceのAIエージェント「Agentforce」を活用することで、CRMと連携したお客様情報の一元管理や、対応後の問い合わせ内容や応対記録も自動化でき、オペレーターの負担を大幅に軽減できます。さらに、お客様の同意のもと資産状況や取引履歴といった詳細な情報を参照・分析することで、お客様にとって最適なサービスの検索・提示を可能にし、問い合わせ対応だけでない付加価値の高い業務支援にもつながります。

ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」を理念として、企業を中心に自治体、行政機関におけるDXの推進を支援してまいりました。今後も、AIを活用したソリューションの提供を通じ、持続可能な社会の構築に向けた取り組みを加速してまいります。

株式会社ウフルについて:https://uhuru.co.jp/
ウフルは「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」を理念として、企業や社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)とデータ活用を支援・推進しています。クラウドサービスの導入と運用をはじめ、コンサルティングやシステム開発等を自社製品やソリューションとともに、エッジからクラウドまでワンストップで提供しています。また、企業活動の枠を超えて、地域や産業のDXを実現するために、スマートシティやスマートサプライチェーンに必要とされる、信頼できるデータ流通のための仕組みの導入と標準化に向けた提言を行いながら、IoT×ブロックチェーン領域における研究開発にも取り組んでいます。

*コールセンタージャパン編集部「コールセンター白書 2020」株式会社リックテレコム(2020年)
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