Beeslow

英国の最新事例から考える、生物多様性と気候変動の危機への解決策 ー UK × JP「ネイチャーエコノミクス国際フォーラム」ー

2025年03月03日

Beeslow
森株式会社と株式会社Beeslowが「第1回ネイチャーエコノミクス国際フォーラム」を2025年3月6日に開催。英国の専門家を招き、生物多様性クレジットからブルーカーボンまで最先端事例を深堀りします。




本プレスリリースのポイント
◆英国の先進事例を学ぶ国際フォーラムを開催
- 2025年3月6日(木)、中央区銀座にて「第1回ネイチャーエコノミクス国際フォーラム」を実施。
- 生物多様性や気候変動危機への具体的な解決策を、英国の事例から幅広く紹介。

◆生物多様性クレジット市場やブルーカーボンなど、最新動向を網羅
- 英国から専門家を招き、規制や情報開示、生物多様性クレジットとカーボンクレジット(特にブルーカーボン)の最新事例を学ぶ。

◆アート展示などを通じ、ネイチャーポジティブの新たなアプローチを提案
- ミツバチをテーマにした若手アーティストの作品展示や、環境配慮型のフード&ドリンクの提供。

ご挨拶
ミツバチによる都市と自然の新たな共生モデルを提案する株式会社Beeslowより、フォーラム開催のご案内です。

この度、「第1回ネイチャーエコノミクス国際フォーラム ー生物多様性と気候変動の危機への解決策を英国の事例から考えるー」(主催:森株式会社/株式会社Beeslow、協力:株式会社新東通信)を、2025年3月6日(木)に東京都中央区銀座にて開催することとなりました。
Beeslowは、花の送粉者(ポリネーター)として必要不可欠なミツバチの保全や都市養蜂を通じて、「都市と自然が共生し循環する社会づくり」を目指しています。ミツバチが持つ送粉機能は、生態系の健全性を維持するうえで非常に重要であり、地域の生物多様性と食糧生産を支える大きな役割を担っています。
本フォーラムでは、生物多様性と気候変動の危機対策において先進的な取り組みを行う英国から、David Hill教授をはじめとした有識者を多数お招きし、生物多様性にかかる規制や情報開示、英国の生物多様性クレジット市場の現状、さらに注目が高まっているカーボンクレジット(特にブルーカーボン)に関する最新事例まで、貴重な情報を幅広くお届けいたします。
会場では、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)のマスコットと言われる「ミツバチ」をテーマに制作をするアーティスト、團上祐志、あらかわまほの作品を展示。音楽家ArkaToniによるアンビエント・ミュージックが流れます。
また、BeeslowのUrban Honey(都市産蜂蜜)やLofoten Seaweedのオーガニック海藻などを使った軽食や各種ドリンク、Kinishのお米でつくった100%植物性のアイスクリームもご用意しております。

当フォーラムにご参加いただき、英国の先進的アプローチから学ぶと同時に、ビジネス、金融、アートなど、多彩な領域との連携を探るきっかけとなれば幸いです。

事前申込制(先着順)となりますので、詳細やお申し込み方法は下記URLよりご確認ください。

ご予約はPeatixから

株式会社Beeslow
CEO 船山 遥平
開催の背景
当フォーラムは、生物多様性をはじめとした環境問題と経済の両面から新しい社会の可能性を探り、実践的なステップを示すことを目指しています。英国等で先進的に進められている事例を手がかりに、世界における今後のネイチャーポジティブに向けた方向性を議論します。
今後継続的に開催していくことで、環境や経済の専門家のお話に加え、テクノロジーや芸術など多様な視点を交えながら、参加者同士の対話から具体的な示唆を得る場としていきたいと考えています。さらに、日本がアジア地域におけるルールメイキングに貢献し、将来的には国際舞台へ情報発信を広げていく機運を醸成することも大きな目標です。
タイムテーブル
※英語での講演者については、翻訳字幕がございます。またご参加いただいた方には、日本語に翻訳した資料または録画を後日お送りいたします。



アートディレクション:新井美秀



登壇者
Nick Andrews ニック・アンドリュース
気候変動分野規制対象デリバティブとリスク管理の第一人者。ゴールドマン・サックスなど国際投資銀行業界での長年の経験を持ち、金融の流れやリスク管理に精通。複数の金融系企業のリスク管理やコンプライアンスも担当。従来の金融メカニズムを活用し、信用取引を管理する世界初の規制対象代替デリバティブ取引所の開発を行う。規制対応、リスク管理、気候金融、デジタル資産の分野で幅広い知見を持ち、持続可能な金融システムの構築の第一人者。

経歴
・ゴールドマン・サックス・インターナショナル エグゼクティブ・ディレクター(2001年~2003年)
MPAC Group of Companies 取締役(2003年~2022年)コンプライアンス、規制、リスクに関するコンサルティング業務を担当。
・Wells Fargo Securities International Ltd 独立社外取締役(2011年~2020年)
・Supermoney Ltd 共同創業者(2018年~2024年)
・CRYPTON AI 最高コンプライアンス責任者(2019年~2020年) 人工知能を活用した暗号資産取引プラットフォーム「YODA」の開発に携わる。
・Strata Global Limited 共同創業者(2019年~現在)規制やリスク管理、AIに特化した金融および投資のアドバイザリーサービスを提供。
・BlueGreen World 共同創業者(2021年~現在)COP26のプライベート・ファイナンス戦略やSDGsに沿った自然資産の新たなパラダイムを提供。
・Alternative Derivatives Exchange グループ・ヘッド・オブ・コンプライアンス(2022年~現在)
・Science Card コンプライアンス・オフィサー & マネーロンダリング・レポーティング・オフィサー(2023年~現在)

David Hill CBE デイヴィッド・ヒル 英帝国勲爵士
エコロジー分野において高い評価を受ける専門家であり、英国における「生物多様性ネット・ゲイン(BNG)」規制の開発において重要な役割を果たす。長年にわたり、生態学、自然保護、環境市場の分野で活躍し、革新的なアプローチを通じて、企業や産業による生態系サービスへの影響を軽減する仕組みを構築してきた。英国生態環境管理学会(CIEEM)のフェローであり、元会長も務める。これまでに生態学に関する多くの論文を発表し、環境政策の発展に寄与。大英帝国勲章(CBE)を受勲。生物多様性クレジットの格付機関Foundation of Natureを2024年に英国で設立。チャールズ国王へのレクチャーも行う。

経歴
 ・ 英国王立鳥類保護協会(RSPB)シニア・エコロジスト
 ・ 英国鳥類学会(BTO)開発部門ディレクター
 ・ Ecoscope 創業者・最高経営責任者(1992年~2002年)
 ・ RPS Group plc 最高科学顧問(2002年~2006年)
 ・ ナチュラル・イングランド(英国政府助言機関)理事(2006年~2016年)副会長(2011年~2016年)
 ・ Environment Bank 創業者・会長(2006年~2024年)
 ・ The NatureSpace Partnership Ltd 共同創業者・社外取締役(2018年~現在)
 ・ Esmee Fairbairn Foundation 理事(2017年~現在)
 ・ The RSA(英国王立芸術協会)フード・ファーミング・カントリーサイド委員会コミッショナー(2018年~現在)
 ・ Plantlife 会長(2015年~2023年)
 ・ David Hill Ecology & Environment オーナー(2024年~現在)
 ・ Foundation for Nature 創業者(2024年~現在)
環境市場の発展に積極的に関与し、持続可能な開発と生物多様性の保全を推進。英国の主要な環境・自然保護団体の会員であり、ナショナル・トラストの終身会員でもある。

Navin Rauniar ナヴィン・ラウニアール
金融、企業、プロフェッショナルサービス分野において20年以上の経験を持つ。複数の企業においてポートフォリオ・ロールを担い、サステナビリティ、資本市場、リスク管理に関するアドバイザーとして活動。戦略、ガバナンス、トレーニング、実装を専門とし、金融機関および実体経済セクター向けにESG、気候リスク、生物多様性、カーボン市場、サステナブル・ファイナンス、ネットゼロに関する規制の枠組みに基づいた助言を行う。
これまでに、タタ・グループ、HSBCグループ、クレディ・スイス、コメルツ銀行、EY、JPモルガン、バークレイズなどの企業を経験し、フロントオフィス、最高リスク責任者(CRO)、最高執行責任者(COO)、プログラムマネジメントなどの役職を歴任。
また、政府および民間の業界委員会のメンバーとして、サステナビリティ基準に関する公共政策の策定・影響力行使に積極的に関与。金融市場コミュニティへの支援として、専門家のメンタリングを行うほか、PRMIA ESGワーキンググループおよびPRMIA運営委員会の共同議長を務める。
金融市場規制に関する会議での登壇・司会を頻繁に行い、メディアにおけるコメンテーター・執筆者としても活躍。金融専門誌にサステナビリティに関する定期コラムを連載中。

Amelia Allerton アメリア・アラートン
ACES※においてアフリカの生物多様性回復プロジェクトマネージャーをしている。現在は海草と生物多様性の関係性に着目し、地域コミュニティと協力して自然を復元しながら経済の発展を進めるプロジェクトを主導。経済発展と生物多様性回復の両立の一環として、生物多様性ネット・ゲイン・クレジット(BNGクレジット)の作成と国際市場での適用に注目し、実践している。
※The Association for Coastal Ecosystem Services(ACES:沿岸生態系サービス協会)
スコットランドを拠点とする慈善団体で、地域主導の保全プロジェクトを支援している。2012年以降、アフリカやアジアでマングローブ保全を推進し、カーボンクレジットを活用した資金調達を行う。

経歴
・The Association for Coastal Ecosystem Services  海草の生物多様性プロジェクトの開発と技術調整を担当。
・Resource Futures 地域コミュニティの持続可能性向上、廃棄物削減、気候変動対策を支援。
・Indo Ocean Group(インドネシア) 海洋保護区での生物種調査、科学ダイブのリード、国際データベースへの貢献。
・Bartercard UK 企業の社会・環境活動の監査とCSRポリシーの導入、100以上のビジネスアカウントを管理。
・Projects Abroad(フィジー) サメ保護リサーチアシスタント。研究者・政府と協力し、サメ保護プロジェクトに従事。

Phoebe Tucker フィービー・タッカー
英大手金融機関NatWestを経て、現在グリーン・ファイナンス・インスティテュート(Green Finance Institute GFI)において、Nature ProgrammeおよびGFI Hiveに取り組む。GFIは英国政府および英シティ・オブ・ロンドン自治体が共同で設立した研究所で、英国内のグリーンファイナンスの中心となっている。GFIでは公共・民間セクターの関係者と協力し、NbSや自然資本への民間資金の動員を推進している。金融セクターが気候変動や生物多様性の損失に取り組む役割に強い関心を持っており、単なる排出削減にとどまらない幅広いアプローチを重視して研究と実践を行っている。

Heidi Prislan ヘイディ・プリスラン
世界的な海洋レジリエンス組織であるORRAA※にて自然資本・気候金融の専門家として公的・民間機関と連携し、環境金融の推進に従事し、金融セクターの気候変動・生物多様性対策への貢献に情熱を持つ。主な実績としてはオーストラリア政府や国際機関と連携し、海洋と気候変動に関する投資可能なプロジェクトを実施。56カ国のコモンウェルス(英連邦)において、環境政策や持続可能な資金調達の枠組み作りに貢献。
※ORRAA(Ocean Risk and Resilience Action Alliance:海洋リスクレジリエンスアクションアライアンス)
2030年までに5億ドル以上の投資を促進し、気候変動の影響を受ける2億5000万人の沿岸地域住民のレジリエンス向上を目的としている。

Maria Cecilia Pertuz Molina マリア・セシリア・ペルトゥツ・モリナ
政策分析とブルーカーボン政策に特化した専門家。公共政策修士・環境管理(沿岸管理専攻)修士。コロンビア政府国家計画省職員、世界自然保護基金(WWF)でのコンサルタント経験を持ち、現在は権利・土地所有権・ネイチャーベースドカーボンプロジェクトの規制分析を行う。
これまでに教育や労働市場など、さまざまな分野の研究を行う。コロンビア政府の国家計画省(Departamento Nacional de Planeacion)に勤務し、国家公共政策の設計・指導、および主要なパフォーマンス指標の設計と測
定に携わる。2017年にReefCheckの認定を取得し、その後、Corales de PazでReefRepairの認定を取得。現在、Corales de Pazのアソシエートメンバーとして活動しており、コロンビアでの5回の科学探査に参加し、サンゴ礁の健康状態のモニタリングやサンゴ礁の再生に取り組む。この経験と海洋保護への情熱が、デューク大学で環境管理(沿岸管理専攻)の修士号を取得するきっかけとなり、沿岸のレジリエンス(回復力)、海洋保護区、ブルーエコノミー、ブルーカーボン、深海採掘、コミュニティ主導の沿岸資源管理、海洋保全など、多くの重要なテーマについて研究を行う。

Kipkorir "Joseph" araap Sigi Langat ジョセフ・ランガット
ケニアのカーボンクレジット規制に関する研究をリードし、カーボンクレジット市場の発展に向けた法的枠組みの整備を研究。生態学者として沿岸および海洋生態系の研究にも従事。特に、ブルーカーボン生態系に焦点を当て、それらが気候変動の緩和と適応、生物多様性の保全、そして生計支援に果たす役割について研究。また、水、環境、天然資源管理の分野での公共サービスにおいても豊富な経験を有しており、ケニア政府の政策策定、戦略的計画、プログラム実施の監督、資源動員、協力的および政府間の枠組みの構築などに携わる。
Beeslow Inc.
Beeslow(ビースロー)は、ミツバチの視点から「都市と自然の関係性」を問い直し、民間・行政・研究機関・アーティストと協働し探求する法人です。“Bees as a Service” を掲げ、ヒトが都市環境を整えることで自然へ恩恵をもたらすことができるような、双方向の関係を大切にしています。
都市部での養蜂やハーブ緑化などを通じ、企業のSDGs戦略に寄与すると共に、コミュニティ創生や環境教育の機会を創出。また養蜂をテクノロジーやアートの視点と結びつけることで、生態系サービスを可視化。ヒトと自然が共に栄える持続可能な未来、そして都市の新たなにぎわいを創っています。
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