ハイテクインター株式会社

ハイテクインター、IIJグループが実施したサーキットにおけるローカル5G活用に向けた実証実験にローカル5Gプラットフォームを提供

2025年03月03日

ハイテクインター株式会社
国内初※1 時速150km以上でのローカル5Gによる高速ハンドオーバーを実現




ローカル5Gソリューションプロバイダーであるハイテクインター株式会社(本社:東京都 渋谷区)は、株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)および株式会社IIJエンジニアリング(IIJ-EG)、株式会社M-TEC、株式会社日本サーキット、モータースポーツ無線協会(MoSRA)、株式会社日本レースプロモーション(JRP)と共同で、2025年1月30日から31日にかけて、IIJグループがパートナー契約を結ぶ日本レースプロモーション主催のレースが実際に開催されるサーキットにて、実証実験を行いました。この実験では、独自に構築したローカル5Gネットワークを活用し、高速移動するテスト車両からオンボード映像やテレメトリー情報を伝送。その結果、サーキット内で低遅延の伝送が可能であることを確認しました。

当社は、この実証実験において、自社開発のローカル5Gプラットフォームを提供しました。
実験の背景、課題などは、IIJグループのプレスリリースを参照ください。
https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0227.html
実験の成果
本実証実験では、サーキットの一部区間にてローカル5Gネットワークを構築し、レース車両を模したテスト車両より遅滞なくオンボード映像等が伝送できることを確認しました。
- 時速200kmで走行するテスト車両からのオンボード映像やテレメトリー情報の低遅延伝送
- 時速150kmで走行するテスト車両からのオンボード映像やテレメトリー情報の伝送がハンドオーバー中にも途切れないこと
- サーキット特有の地形に対応するローカル5Gネットワーク構築ノウハウの獲得
- 通信品質を向上させる車載アンテナ設置位置および調整方法

各社の役割

当社の提供システム
本実験には、以下の特長を備えた自社開発のローカル5Gプラットフォームを提供しました。
- 可搬型ラックに実装したローカル5Gプラットフォームによる短期間のシステム構築
- 完全オンプレミスでインターネット環境に依存しないシステム
- O-RAN準拠の高速なIntra-gNB DUハンドオーバーに対応
- 多様なO-RAN無線ユニットに対応、サーキットに適した屋外基地局・セクターアンテナ採用



可搬型ラックに実装したローカル5Gプラットフォーム


O-RAN無線ユニットに接続したセクターアンテナ

当社の今後の展望
ローカル5Gを活用し、時速150km以上での高速ハンドオーバーを実現した事例は、国内初※1となります。当社は今回の実績を活かし、O-RAN準拠のローカル5Gプラットフォームの開発を継続。革新的なソリューションの提供を通じて、ローカル5G技術の可能性を最大限に引き出し、お客様の課題解決と社会のDX推進に貢献してまいります。

※1 ローカル5G Sub6帯を利用したIntra-gNB DUハンドオーバーによる高速ハンドオーバー 2025年2月28日当社調べ
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