株式会社 one building

one building、YKK APの非住宅向け簡易省エネ計算の無料サービス「Asutaina for Energy」の開発を支援

2025年06月24日

株式会社 one building
~設計の超初期から申請まで「省エネ性能の可視化」を無料ツールで支援し、建築業界のカーボンニュートラル実現に貢献~


無料の非住宅向け簡易省エネ計算サービス「Asutaina for Energy」

Web省エネ設計支援サービスを展開し、建築業界のカーボンニュートラル実現を推進する株式会社one building(本社:東京都目黒区)は、この度、YKK AP株式会社(本社:東京都千代田区)が提供を開始した、無料の非住宅向け簡易省エネ計算サービス「Asutaina for Energy」の開発支援を行ったことをお知らせいたします。
本サービスと当社のBIM省エネ計算サービス「BIM sustaina for Energy (Standard)」の併用により、超初期検討から詳細設計、申請準備に至るまで、設計フェーズに応じた最適な無料ツールを用いて、設計者がいつでも省エネ性能を確認できる環境が実現します。
私たちは今後も、建築業界のカーボンニュートラル実現にむけ、すべての設計者が省エネ性能を確認しながら設計できる環境づくりを推進し、建設業界における環境と事業のサステナビリティ両立に貢献して参ります。

■ 背景・目的

背景:省エネ基準適合義務化と設計現場の課題
2025年4月より、すべての新築建築物における省エネ基準適合が義務化されました。これにより、建築設計の現場では、設計の初期段階からの高度な省エネ性能の検討が求められ、それに伴う業務負荷の増大が大きな課題となっています。

従来の省エネ計算が抱える構造的課題
また、省エネ計算に関する専門知識や手法が必要なため、一部の担当者や専門業者に偏在し、多くの設計者にとって身近なものではありませんでした。さらに外部の専門業者に委託するケースもあり、今後は省エネ計算の需要に対して供給が不足することも予測されます。従来は建築の設備仕様が決定した後に省エネ計算を行うため、計算結果の判定で基準に未達だった場合には、設計の手戻りによる業務負荷が増えるリスクがありました。

解決策:誰もが使える非住宅向け簡易省エネ計算サービス「Asutaina for Energy」
こうした課題に対し、建物の「外皮性能」を重視する当社と、「開口部」の性能向上を追求するYKK AP様の理念が一致し、このたび「Asutaina for Energy」の共同開発へと繋がりました。
本サービスは、省エネ計算に関する専門知識がない方でも、Webブラウザ上で基本情報(建築計画地域や床面積など)を入力するだけで、省エネ性能の概算値を即座に把握できる無料ツールです。特に、YKK APの代表的な非住宅向けの窓製品を選んだ場合のエネルギー性能が数値とグラフで視覚的に表示され、省エネ性能への効果が直感的にわかります。
これにより、BIMモデル作成前のプロジェクトの企画フェーズに、手軽に省エネ性能の見当をつけたい設計者の方や、顧客提案のために迅速なフィードバックを求める営業担当者の方など、幅広い方が設計の初期段階から手軽に性能検討を行えるようになります。

■ 非住宅向け簡易省エネ計算の無料サービス【Asutaina for Energy】
 ~BIM・専門知識不要!超初期段階のスピード概算ツール~

「Asutaina for Energy」は、たった4ステップのシンプルな操作で、瞬時に計算結果を表示します。無料サービスのためコストを気にせず利用でき、設備情報がなくてもプロジェクトの初期段階から省エネ性能確認が可能です。

画面を開き、たったの4ステップで省エネ計算が完了します。

■主な特長
ポイント1. 操作は簡単で、計算はWEBだけで完結
省エネ計算の知識がなくても、「建物基本情報」や「延べ床面積」などの基本的な情報を入力するだけで、簡単に計算が可能です。

ポイント2. 建物企画段階から、省エネ性能の把握が可能
モデル建物法に基づき、省エネ基準への適合可否(BPIm、BEIm)や、ZEB Readyの判定が可能です。※2025年6月現在、事務所用途に対応しています。

ポイント3. BIMや設備情報がなくても計算が可能。スピーディーに無料で省エネ性能を把握できる
BIMモデルや設備情報などがない段階でも大丈夫です。手軽に省エネ性能の見当をつけたい設計者の方や、企画段階で迅速なフィードバックを求める営業担当者の方にも最適です。

▼ 非住宅向け簡易省エネ計算サービス「Asutaina for Energy」はこちらから
https://www.ykkap.co.jp/business/tools/asutaina/


■ BIM省エネ計算の無料サービス【BIM sustaina for Energy】
~デザイン検討しながら性能確認!省エネ適判にも対応~

当社が無償提供する「BIM sustaina(R) for Energy (Standard)」は、BIMデータを活用し、非住宅建築物の設計と省エネ性能確認を効率化するクラウドサービスです。
Archicad(R)やRevit(R)といったBIMソフトを日常的に活用し、設計モデルと連携させながら詳細な仕様検討や、省エネ性能確認を効率的に行いたい設計者の皆様を強力にサポート。デザイン検討で作成したBIMモデルに、BIMアドオンツールで省エネ計算に必要な属性情報を付与することで、モデル建物法による省エネ計算(BEIm/BPImの把握)や、省エネ適判申請に活用できる書類作成が可能です。

▼ BIM省エネ計算の無料サービス【BIM sustaina for Energy】はこちらから
https://bit.ly/43nZx1C

BIMでデザインや仕様検討をしながら、省エネ性能が確認できます。


【参加無料】6/26~モデル建物法を一歩ずつマスター|入力実践セミナー

無料ツールの提供に加え、セミナーでの知識補填で設計者を支援します。今回は「モデル建物法の入力シートに基づき、それぞれの計算項目を解説するセミナー」です。実際に手を動かしながら進めるハンズオン形式で、見て聞くだけでは得られない深い理解と実践的スキルが身につきます。



無料セミナーで省エネ設計をスキルアップしませんか?開催形式: オンライン(Zoom)
参加費用: 無料(事前登録制)
開催日時: 2025年6月26日、7月3・17・24日 木曜日 16:00~16:50
▼ セミナーの詳細・お申し込みはこちら
https://bit.ly/seminar2506_prt



【講座内容】
全4回のシリーズで、モデル建物法の計算対象や計算方法まで、項目ごとに丁寧にお伝えします。
 ・Week 1: 建物の基本情報を入力してみよう(様式A)
 ・Week 2: 窓の情報を入力してみよう(様式B-1)
 ・Week 3: 壁や屋根の断熱材を入力してみよう(様式B-2)
 ・Week 4: 建物全体の”外皮"を組み立てよう(様式B-3)




*本プレスリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。
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