株式会社トランビ

トランビが館林市と事業承継連携協定を締結。地域経済の未来を守る 事業承継の日本一アツい支援モデル創出へ

2025年06月25日

株式会社トランビ
~自治体・商工会議所・地元金融機関とプラットフォームの実効的連携の実現へ~


協定式の様子

事業承継・M&Aマッチングプラットフォーム「TRANBI」を運営する株式会社トランビ(本社:東京都港区、代表取締役:高橋聡)は、館林市、館林商工会議所及び館林信用金庫(以下、「館林市等」という)の3者とともに、館林市内の事業承継支援を加速させるため連携協定を締結いたしました。
本協定により、これまで館林市等が包括連携によって取り組んできた事業承継に関する支援をより実効性を高め、市内事業承継の推進及び地域経済の維持発展へと繋げてまいります。
■連携の背景~基礎自治体単位での事業承継への取組は増加~
国民の5人に一人が後期高齢者(75歳以上)となる「2025年問題」は、全国の経営者の後継者不在課題に直結した問題となっています。
群馬県内の社長の平均年齢は1990年は53.4歳でしたが年々高齢化。2024年に過去最高の60.9歳(全国平均は60.7歳)※を記録しました。さらに60歳以上の経営者の割合は51.6%。
また、別の調査での後継者不在率は45%ととも言われ、このうちの8割がM&A(第三者承継)を検討していないこともわかりました(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC07A210X01C24A0000000/)。※一般財団法人群馬経済研究所 2024年10月「群馬県内企業における事業承継の現状と課題」

こうした中、国からも自治体における事業承継に関する関与が期待され始め、主に自治体の役割としては「庁内外の関係機関を束ねる“ハブ機能“」と「事業者の事業承継の気運醸成に向けた“意識啓発”機能」とされています。
これまでの館林市等はこうした流れが始まる前から強固な包括連携関係により事業承継に限らず様々な地域課題への取組を実施してきました。
しかし、2025年を迎え事業承継課題が待ったなしとなった中、日本で最初に事業承継プラットフォームを立ち上げ、地域課題に寄り添った活動を評価いただき、この座組に参加させていただく運びとなりました。


■各組織の役割

連携図

連携内容は以下の通りです。
(1)中小企業・小規模事業者の事業承継を支援する専門人材の育成支援に関すること。
(2)中小企業・小規模事業者の事業承継、特に親族・従業員以外の第三者への承継に対する認知度向上及び意識啓発に関すること。
(3)中小企業・小規模事業者が取り組む、第三者への承継をはじめ
とする事業承継に関するマッチング機会の提供に関すること。
(4)その他、館林市における事業承継支援に関すること。

■連携協定で目指す効果とTRANBIの役割
TRANBIは事業承継やM&Aプラットフォームとして国内最初にサービスを開始し、現在ではユーザー数が20万者を超えております。このネットワークを通じて全国の後継者候補と館林市の後継者不在の事業者の方のマッチングに貢献してまいります。
またTRANBIでは実名・匿名問わず案件を掲載いただくことが可能である他、地域版TRANBIを作成し、事業承継支援を行っており、より地域の案件に関心のあるユーザーにご利用いただいております。
もともと他地域に比較しても市と商工団体、金融機関が密なつながりを持つ館林市においては各種取り組みの実効性の高さを期待しており、今回当社の参画によりこれまで以上の事業承継支援に繋げていくことになりました。

■予定している取組
第一段階
事業承継に関する機運醸成のためのイベントやセミナーの実施
第二段階
事業承継ニーズの発掘
譲渡に向けた事業者向け支援
第三段階
プラットフォーム(TRANBI)等を利用した後継者探し
第四段階
事業承継ディール支援
第五段階
後継者への伴走支援

■包括連携メンバー
館林市
群馬県館林市城町1番1号
人口:74,652人(2022年時点)
特徴:日本遺産「里沼」を有する美しい自然に囲まれています。また大手食品メーカーの工場も多く抱えております。日本の最高気温を記録したこともあり「暑いまち」としても知られている。

館林商工会議所
群馬県館林市大手町10−1
会員数:約1300
会頭:正田隆

館林信用金庫
群馬県館林市本町一丁目6番32号
店舗数:10店舗
理事長:早川茂

■関係者のコメント
【館林市経済部商工会課様】
本市では、令和4年度に実施した「事業継続と事業承継に関する意識調査」によると、60歳以上の経営者の割合が半数を超え、経営者の高齢化に伴う事業承継問題に直面しています。さらに、後継者不在率は6割を超え、「後継者の探索・確保」が深刻な課題となっています。一方、 “事業承継=子への承継”と考える経営者が多く、事業承継をする子や親族が不在であることや継ぐ意思がないことが廃業を選択する大きな理由となっています。
これまで、館林商工会議所様・館林信用金庫様と地域活性化に向けた包括連携の中で取り組んできた事業承継支援について、今回新たに他自治体で実績のある事業承継・M&Aマッチングプラットフォーマー株式会社トランビ様に参画いただきます。
株式会社トランビ様の持つノウハウや全国ネットワークを活用して、M&Aを含めた親族外承継の周知・実行支援を推進するととともに、地域に密着した支援機関の連携をより一層強化し、本市の事業承継の促進及び地域経済の持続的発展に取り組んで参りたいと考えております。

【館林商工会議所 経営支援課長 相場勉様】

当所は、経営指導員による伴走型支援や各種セミナーの開催、専門家派遣などを通じて、事業者の皆様を支援しているところですが、今協定により多様なマッチングの機会など、関係機関が連携し、多角的で実効性のある支援が可能になると考えています。地域に根差した質の高い事業承継支援体制を築いていけるよう、今後も関係機関の皆様と連携して取り組んでまいります。

【館林信用金庫 担当 諏訪幹大様】

館林市および館林商工会議所と地域活性化に向けた包括連携協定を締結し、これまでに19回の定例会を実施してきました。中でも事業承継を優先課題とし、事業承継支援に取り組んでいます。
 この度の連携協定締結にあたり、お互いの強みを活かし、地域内企業の事業継続および円滑な事業承継の実現に努めていきます。 
当金庫は、令和8年6月に100周年を迎えます。地域金融機関として、付加価値の高い支援へ取り組みを強化していきます。

【トランビ Social Business Development Director 鈴木涼子】

館林市は群馬県内で事業承継課題に最も積極的に取り組んでいらっしゃる自治体様の一つと認識しております。また商工会議所様や信用金庫様との連携も強固であり、そこに当社が連携させていただけることを光栄に思っております。この機会をしっかりと館林市の事業承継の促進また、地域経済の発展に繋げられるよう精一杯努めて参ります。

【会社概要】
■株式会社トランビ (https://www.tranbi.com
【会社名】株式会社トランビ   
【代表取締役】高橋 聡   
【設立】2016年4月
【事業内容】M&Aプラットフォーム『TRANBI(トランビ)』の企画・運営、その他関連事業
主に、事業の売り手と買い手をインターネット上で直接マッチングするサービスを提供。成約手数料を廃止し、事業規模に関わらず小規模事業者から利用できるM&Aプラットフォームとして展開中。

* 公式note   https://note.com/tranbi
* Facebook  https://www.facebook.com/tranbima/
* X     https://twitter.com/tranbi_tw
* Instagram  https://www.instagram.com/tranbi_ma/

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