CMCリサーチ

【新刊案内】世界のAIデータセンター用冷却技術・材料 最新業界レポート  発行:(株)シーエムシー・リサーチ

2025年07月18日

CMCリサーチ
★GPU化・高密度化が進むAIデータセンターに必須の冷却技術・材料を網羅。液浸・DLCからPFAS代替動向まで、2030年市場予測と主要企業戦略を徹底分析!




材料科学や化学の先端技術やその市場動向に関するレポート発行やセミナー開催を行う(株)シーエムシー・リサーチ(東京都千代田区神田錦町、https://cmcre.com/)では、このたび「世界のAIデータセンター用冷却技術・材料 最新業界レポート」と題する書籍を2025年7月18日発行いたしましたので、お知らせします。
書籍の定価は、200,000 円(税込 220,000 円)(書籍)、書籍とCDセットの定価はセット300,000 円(税込 330,000 円)(書籍+CD)となっており、ご購入受付中です。書籍目次の詳細や販売については以下詳細を見るのボタンよりご覧ください。

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【新刊案内】世界のAIデータセンター用冷却技術・材料 最新業界レポート
 ーCooling Technology/Materials for AI Data Centersー
 
 
 
【本書の特徴】
➢ DLC・液浸冷却・ハイブリッド冷却方式の業界分析! 2030年までの市場を予測!
➢ 単相・二相浸漬冷却システムの特徴、採用する企業、その背景、業界をリサーチ!
➢ 鉱物油が、冷却液として採用ケースが増える理由とは? 参入企業の戦略を分析!
➢ 3MのPFAS製造の撤退発表後の各社のフッ素不使用・含有量の少ない戦略とは?
➢ バイオベースの冷却剤、シリコーンオイルの特徴、及び、企業・業界をリサーチ!
➢ チラー、冷却塔、熱交換器、CDUなどの冷却機器の業界分析、各社製品の特徴!
➢ コンテナ型データセンターの長所・短所、AI開発の現場に支持されている背景!
 
 
 
◎刊行に当たって
 データセンター冷却業界では、生成AIの台頭により、AIモデルは高い計算能力を必要とするため、データセンターはより多くの熱を発生し、効率的な冷却システムに対する需要が高まっている。
 強制空冷による冷却性能は10kW/ラック程度で、一般的なCPUサーバーにも対応されている。他方で、近年需要の高まるAIデータセンターで使用されるGPUサーバーの消費電力量は1サーバーあたり、10kW以上となるため、強制空冷をもってしても対応できない。それゆえに、近年、国内外で液冷化が進み、それに合わせたデータセンターのファシリティ設計が進展している。
 新たな冷却方式としては、冷却液をサーバーに直接送り込み、コールドプレートで冷却する、「Direct Liquid Cooling(DLC)方式」が普及している。特に大手ハイテク企業やクラウドサービスプロバイダーが運営するデータセンターでは、高密度に配置されたサーバーの熱負荷を管理するために、DLC方式の採用が増加している。
 また、「液浸冷却方式」は、長期的に熱管理への有力な対処方法として注目される。費用対効果の高い冷却剤(単相液浸液など)や、チップメーカーとの協力による冷却ソリューションのカスタマイズが盛んに行われている。PUEは1.05まで低下し、従来の空冷と比べ、放熱効率は3倍以上向上する。AIスーパーコンピューティングなどの高密度環境で増加していく。
 短・中期的には、従来の空冷式と液浸冷却を両方使用する「ハイブリッド冷却方式」での導入が増加していくであろう。ただ、従来のインフラを利用する必要があるため、すぐにはコスト削減にはつながらないのが課題として残る。
 本レポートでは、AIデータセンター用途での冷却技術・材料に焦点を合わせ、業界、及び市場動向を分析した。今後の展開を見据えたうえでの次(株)世代ビジネスにつながるレポートになっている。
                                 CMCリサーチ調査部 
 
 
■ 世界のAIデータセンター用冷却技術・材料 最新業界レポート
■ 発 刊:2025年7月18日発行
■ 定 価:本体価格 200,000 円(税込 220,000 円)
  本体 + CD セット 300,000 円(税込 330,000 円)
■ 体 裁:A4判・並製・218頁
■ 編集発行:(株)シーエムシー・リサーチ
ISBN 978-4-910581-67-5

 
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【本書の構成および目次概要】
第I編 冷却システム
  
第1章 AIデータセンター用冷却システム
1. 概要
2. 空冷の種類と特徴
3. 液体冷却の種類と特徴
4. 冷却方式の比較
5. 高性能サーバーの冷却
 5.1 概要
 5.2 サーバーのフォームファクタの種類と特徴
6. 消費電力
 6.1 概要
 6.2 電力使用効率(PUE)
 6.3 データセンターのコスト構造
 6.4 データセンターの消費電力を抑える3つの方法  
7. 空冷・液冷の市場予測
  
第2章 強制空冷
1. 概要
2. 業界分析
3. 企業動向
 1. STULZ
 2. Ziehl-Abegg
 3. Boyd
 4. SUNON
 5. 東洋熱工業
 6. E-SCAT
第3章 リアドア空調
1. 概要
2. リアドア空調方式の種類
3. 業界分析
4. 企業動向
 1. Motivair
 2. NTTファシリティーズ
 3. IDCフロンティア
 4. 日東工業
 5. NTTデータ
 6. 新晃工業
 7. 新日本空調
 8. Motivair
  
第II編 液体冷却
  
第1章 Direct Liquid Cooling(DLC)・コールドプレート
1. 概要
2. DLCサーバーの冷却方式の特徴
3. コールドプレートの特徴
4. 業界分析
5. 企業動向
 1. Supermicro
 2. Compal Electronics
 3. ZutaCore
 4. Equinix
 5. 三菱重工業
 6. NTTコミュニケーションズ(NTT Com)
 7. 三菱重工業、NTTコミュニケーションズ、NECネッツエスアイ
 8. ソフトバンク
 9. Digital Realty
 10. Rittal
 11. LiquidStack
 12. NEC
 13. Hewlett Packard Enterprise(HPE)
 14. ASUS
 15. Valeo
 16. SUNON
 17. Carrier Global Corporation
 18. Motivair
 19. Dell
 20. Asetek
 ㉑ Coherent
 ㉒ JetCool
 ㉓ NVIDIA
 ㉔ DuPont de Nemours
 ㉕ キヤノンITソリューションズ
  
第2章 液浸冷却
1. 概要
2. 液浸冷却の長所・短所
3. 液浸冷却の種類
4. GRC「ElectroSafe Fluid Partner Program」
5. 業界分析
6. 国内動向
7. 企業動向
 1. Submer
 2. Stellium Data Center
 3. Intel
 4. Green Revolution Cooling(GRC)、Intel
 5. Green Revolution Cooling(GRC)
 6. Iceotope、Meta
 7. Midas Immersion Cooling
 8. 富士通
 9. NTTデータ
 10. 篠原電機
 11. Alibaba
 12. Quantum Mesh
 13. LiquidStack
 14. KDDI、三菱重工業、NECネッツエスアイ
 15. ZYRQ
 16. Microsoft
 17. 日本ケミコン
 18. Kelvion、Rosseau
 19. 北浜キャピタルパートナーズ
 20. Ablecom Technology
 ㉑ TDK
 ㉒ 日本板硝子、白山
  
第3章 液浸冷却液
1. 概要
2. 鉱物油(石油系炭化水素)
 2.1 概要
 2.2 業界分析
 2.3 企業動向
  1. Exxon Mobil
  2. Exxon Mobil、Intel
  3. Shell
  4. ENEOS
  5. 出光興産
  6. Lubrizol
  7. Castrol
  8. LiquidCool Solutions
  9. Arteco
  10. HF Sinclair
  11. HD Hyundai Oilbank
  12. TotalEnergies Fluids
  13. Amer technology
  14. SK Enmove(旧SK Lubricants)
3. フッ素系不活性液体
 3.1 概要
 3.2 フッ素系不活性液体の性質と種類
 3.3 業界分析
 3.4 企業動向
  1. 3M
  2. Solvay
  3. Chemours
  4. Navin Fluorine International
  5. ダイキン工業
  6. Zhejiang Noah Fluorochemical
  7. Honeywell
4. バイオベースの冷却剤
 4.1 概要
 4.2 業界分析
 4.3 企業動向
  1. TotalEnergies Fluids
  2. Arteco
  3. Cargill
  4. Perstorp
  5. ALLESSA
  6. FUCHS Petrolub
5. シリコーンオイル
 5.1 概要
 5.2 シリコーンオイルの特性
 5.3 業界分析
 5.4 企業動向
  1. Dow
  
第4章 ハイブリッド冷却システム
1. 概要
2. 業界分析
3. 企業動向
 1. 三菱重工業
 2. 富士通
 3. ゲットワークス
 4. Schneider Electric
 5. インターネットイニシアティブ(IIJ)
 6. 大林組
 7. Colt Technology Services(Colt DCS)
  
第III編 機器・装置
  
第1章 チラー(冷却水循環装置)
1. 概要
2. チラーと冷却塔の違い
3. 水冷・空冷式
4. チラーの構造
5. 循環液
 5.1 概要
 5.2 水系循環液(循環水)の種類と特徴
 5.3 低温用熱媒体の循環液の種類と特徴
6. 業界分析
7. 企業動向
 1. SMARDT
 2. 三菱電機
 3. ダイキンアプライドシステムズ
 4. ダイキン工業
 5. LG Electronics
 6. オリオン機械
8. ターボ冷凍機
 8.1 概要
 8.2 冷凍機とチラーの違い
 8.3 企業動向
  1. 三菱重工サーマルシステムズ(MTH)
  2. Trane
  3. Johnson Controls
  4. Carrier
  5. 荏原製作所
  
第2章 冷却塔
1. 概要
2. 冷却塔の方式
3. 冷却塔の各部の名称と機能
4. 充填材
 4.1 概要
 4.2 充填剤が汚れる要因
 4.3 充填剤の汚れによる発生する問題
5. スライムコントロール剤による対策法
 5.1 概要
 5.2 スライムコントロール剤製品
6. 業界分析
7. 企業動向
 1. Evapco
 2. 日本ビー・エー・シー
 3. Baltimore Aircoil Company(BAC)
 4. 荏原冷熱システム
 5. 大和太洋
 6. 空研工業
  
第3章 熱交換器
1. 概要
2. 熱交換器(構造別)の長所・短所
 2.1 空冷式熱交換器(エアフィンクーラー)
 2.2 ファンコイルユニット(FCU)
 2.3 ブレージングプレート熱交換器
 2.4 ガスケットプレート熱交換器
 2.5 シェル&チューブ熱交換器
 2.6 投げ込み(浸漬)式熱交換器
 2.7 ジャケットタンク式熱交換器
3. 業界分析
4. 企業動向
 1. Infosys Technologies
 2. Alfa Laval
 3. SWEP
 4. 住友精密工業
 5. Kelvion
 6. Kaori
 7. MDI
  
第4章 CDU(Coolant Distribution Unit)
1. 概要
2. CDUのコンポーネントと求められる要件
3. CDUの種類
4. 業界分析
5. 企業動向
 1. Boyd
 2. Vertiv
 3. CoolIT Systems(CoolIT)
 4. ニデック
 5. 三桜工業
  
第5章 CFD(数値流体力学)
1. 概要
2. CFD技術の特徴
3. 環境モニタリングの重要性
4. 業界分析
5. 企業動向
 1. Cadence Design Systems
 2. Siemens
 3. Boyd
 4. 高砂熱学工業
 5. 新菱冷熱工業
 6. 大成建設
 7. NTTデータ
  
第IV編 国・企業・製品の動向分析
  
第1章 各国の動向
1. 米国
 1.1 概要
 1.2 COOLERCHIPS
  1.2.1 ARPA-Eとは
  1.2.2 主要分野
  1.2.3 参画する企業、導入する技術・製品
 1.3 企業動向
  1. Amazon Web Services(AWS)
  2. Schneider Electric
  3. Crusoe Energy
  4. 三菱重工業
  5. Energy Abundance
2. 欧州
 2.1 概要
 2.2 環境対策の動向
  2.2.1 PFAS規制
  2.2.2 冷却水の消費
  2.2.3 データセンターの廃熱利用
3. 中国
 3.1 概要
 3.2 東方データ、西方コンピューティング構想
 3.3 「海南陵水商用海底データセンター」プロジェクト
 3.4 企業動向
  1. Alibaba
  2. Schneider Electric
  3. Vertiv
  4. Danfoss
  
第2章 ビジネス戦略
 1. Boyd
 2. Auras
 3. MiTAC
 4. NTTファシリティーズ
 5. Stulz
 6. nVent
 7. Infineon
 8. CoolIT Systems
 9. Johnson Controls
 10. Phononic
 11. Frore Systems
 12. Schneider Electric
 13. ST Telemedia Global Data Centres (STT GDC)
 14. TMGcore
 15. Modine
 16. Delta Electronics
 17. Vertiv
 18. Nortek Air Solutions
 19. Microsoft
 20. Sugon(曙光)
 ㉑ Engineered Fluids
 ㉒ Arteco
 ㉓ LG Electronics
 ㉔ LG U+
 ㉕ Samsung C&T
 ㉖ Samsung Electronics
 ㉗ Selectel
 ㉘ SK Telecom (SKT)
 ㉙ Giga Computing
 ㉚ Aligned Data Centers
 ㉛ Carrier Global Corporation
 ㉜ Güntner
 ㉝ Valeo
 ㉞ ニデック
 ㉟ Lenovo
 ㊱ GIGABYTE
 ㊲ 住友精密工業
 ㊳ エクストリーム-D
 ㊴ MCJ
 ㊵ 櫻工業
 ㊶ IDCフロンティア
 ㊷ SCSK
 ㊸ Google
 ㊹ Park Place Technologies
 ㊺ KDDI
 ㊻ 富士通
 ㊼ Dell
 ㊽ DataVolt
 ㊾ Cデジタル・リアルティ
 ㊿ アット東京
 (51) DC ASIA
 (52) Digital Edge
 (53) Cloud&Heat Technologies
第3章 コンテナ型データセンター
1. 概要
2. コンテナ型データセンターの長所・短所
3. 業界分析
4. 企業動向
 1. Delta Electronics
 2. Schneider Electric
 3. ゲットワークス
 4. KDDI、三菱重工業、NECネッツエスアイ
 5. 富士電機
 6. インターネットイニシアティブ(IIJ)
 7. Vertiv
 8. NTTデータ
 9. ミライト・ワン
 10. さくらインターネット
 11. 日立システムズ
 12. ピクセルカンパニーズ
 13. オプテージ
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