株式会社 日立情報通信エンジニアリング
バドミントンDXで掴む勝利への道~AI×データの取り組みと選手の声~
2025年12月02日
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2025年11月、バドミントンの国内最高峰のS/J LEAGUEが開幕しました。当社チームは、2025年6月開催の第75回全日本実業団バドミントン選手権大会で初優勝を果たし、今季はS/J LEAGUE優勝を目ざして挑戦を続けています。その挑戦の背景には、エンジニアリング技術を強みとする当社ならではの“バドミントンDX”の取り組みがあります。今回は、社内外で注目を集めるこの取り組みと、競技と業務を両立している選手の声をお届けします。
AI×データで進化をめざす、"バドミントンDX"とは?
当社では、バドミントン部の更なる強化のため、「画像処理技術」や「AI認識技術」を活用した取り組みを進めています。普段の練習や試合映像をもとに、プレーの可視化・数値化を行い、選手・コーチ・チーム全体の成長の加速を目ざしています。そのような中で、現在は以下のような、当社技術を活用したデータ収集に取り組んでいます。
■AI認識技術を活用した「シャトル軌道」自動識別によるデータ収集:
OCRは画像上の文字を認識する技術ですが、これを応用し、動画上のシャトルという微小な物体も認識できるようになりました。
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■AI認識技術を活用した「選手ポジショニング、返球コース(エリア)」の自動識別によるデータ収集:
シャトル単体の認識だけでは、シャトルが空中にある際に自陣か敵陣かの判断が難しいため、選手のポジショニングも認識することで、シャトルの位置を正確に識別できるようになりました。
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今後はシャトル返球コースのデータをマトリクス化し、傾向分析を行うことで、戦術の立案や練習の効率化に役立てていきたいと考えています。
参考:バドミントンDX(デジタルトランスフォーメーション)で“勝利”をつかめ!!~AI×データで進化をめざすチーム~:日立情報通信エンジニアリング
営業部に所属する選手へインタビュー
こうしたバドミントンDXの取り組みや、業務と競技の両立について、営業部に所属しながら競技を続ける川邊、松川ペアにインタビューを行いました。
川邊選手、松川選手、この度はインタビューにご協力いただきありがとうございます。早速ですが、現在会社で進めている「バドミントンDX」について、どのような印象をお持ちですか?
川邊選手:日立情報通信エンジニアリングだからこそできる取り組みだと思っています。会社の強みであるエンジニアリング技術を生かしてバドミントン部の強化を目ざすという発想はとても面白いです。
松川選手は今年度から入社されましたが、この活動はご存知でしたか?
松川選手:入社してから知りました。最初は「会社のバドミントン部でそんなことまでできるのか?」と驚きましたが、選手にとってプラスになる取り組みだと感じています。
写真:日立情報通信エンジニアリングバドミントン部 川邊選手(左)、松川選手(右)
そんなバドミントンDXでは、AI認識技術を活用してシャトルのポジションを識別できるとのことですが、選手目線で見て、どのような利点や期待がありますか?
川邊選手:プレーには選手ごとに“癖”があります。AIでその傾向のデータを集めることができるとなると、戦術の幅が広がると思います。数値データがあれば、コーチとの連携もよりスムーズになり、試合前の戦略も立てやすくなるはずです。戦略が事前に固められることで、メンタルの強化、安心感にもつながります。僕たちはダブルスなので、相手ペアの傾向にあわせて戦略が練られるようになったら嬉しいですね。
松川選手:AI認識技術によって、自分のシャトルの動きをデータとして客観的に見られるのは大きな強みになると思います。普段は頭の中でプレーをイメージしながらアタックやレシーブなどを行っていますが、そこに数値的なデータが加わることで、より正確なプレーを磨くことができると思います。今はデータ収集のフェーズということですが、今後の分析や活用が楽しみです。
データでプレーを“見える化”することが、戦略の強化につながるのですね。現在のバドミントンDXはまだ進化の途中ですが、今後の展開にも期待が高まります。
この機会に、普段の業務についてもお聞かせください。業務と競技の両立で、工夫していることや大変だと感じることはありますか?
川邊選手:業務の進捗や状況をリアルタイムで把握するには難しい場面があります。遠征先が国外だったり、試合期間が続いたりすると、月に数回しか勤務できないことも少なくありません。そのため、出社時には職場のメンバーと積極的にコミュニケーションを取るようにし、参加できる会議にも必ず出席しています。限られた時間の中でも、自分なりに工夫し、両立できるよう努めています。
松川選手:僕は今年度入社ということもあり、会社の基本的な規則や業務を覚えるだけでも苦労していることです。勤務時間が限られている中、職場の上司や先輩に支えていただいています。また、同じ立場であるバドミントン部の先輩にも助けてもらっています。
お二人の言葉から、競技と業務の両方に真剣に向き合う姿勢が伝わってきました。ありがとうございます。
最後に、ついに開幕しましたS/J LEAGUEに対する意気込みをお願いします!
川邊選手:全日本実業団バドミントン選手権大会での優勝の勢いをそのままに、地元横浜でS/J LEAGUE 初優勝を目ざします!応援よろしくお願いします!
松川選手:優勝を目標に、チームの一員として勝利に貢献します!日立情報通信エンジニアリング バトミントン部への声援をぜひよろしくお願いします!
最後に
バドミントンDXは、単なる可視化・数値化にとどまりません。私たちはAIを「協働するパートナー」と位置づけ、人とAIがそれぞれの強みを生かしながら、より良い成果を生み出せる環境づくりを進めていきたいと考えています。今後も、バドミントン部の力と当社の技術力を掛け合わせ、DXの力でチームの強化はもとより、新たな技術領域の可能性に挑戦し続けていきます。
バドミントンS/J LEAGUE 2025の12月以降の試合スケジュールは以下の通りです。
●2025年12月7日(日):横浜大会
●2025年12月14日(日):金沢大会
●2026年2月1日(日):京都大会
●2026年2月28日(土):横浜大会 Top4 Tournament
今季のS/J LEAGUEへの挑戦は、まだ始まったばかりです。ぜひ会場で熱い応援をお願いします!
■関連ページ
・バドミントンDX(デジタルトランスフォーメーション)で“勝利”をつかめ!!~AI×データで進化をめざすチーム~:日立情報通信エンジニアリング
・シンボルスポーツの「バドミントン部」~Get hold of the Championship チャンピオンを掴み取れ~ :日立情報通信エンジニアリング
■日立情報通信エンジニアリングについて
エンジニアリング × ネットワーキングの強みを融合させ、獲得したケイパビリティを生かすとともに、OT × DX、さらにAIを活用し、受託開発・エンジニアリングサービスを提供、パートナーとともにデジタル社会の発展に貢献します。詳しくは、日立情報通信エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。
■商標に関する表示
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■お問い合わせ先
株式会社 日立情報通信エンジニアリング 営業統括本部 営業戦略本部
〒220-6122 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 25階
以上
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