東急リバブル株式会社
東急リバブルの一棟投資用不動産「ウェルスクエア」事業 ── 年間約32万件におよぶ独自の開発用地情報と総合不動産流通企業の知識・経験を活かした開発事業とは【第一話~事業全体篇~】
2025年12月04日
東急リバブルは、不動産の売買仲介ビジネスを基幹事業としながらも、アセット事業本部では、マンション、商業ビル、オフィスビルなどの自社開発も積極的に手掛けています。
中でも「ウェルスクエア」は、首都圏エリア・関西エリアの利便性の高い立地に、単身者・DINKS向けの賃貸マンションとして開発し、投資家などに一棟販売する投資商品です。総合不動産流通企業として、豊富な情報と多彩な事業ノウハウをもとに、居住者にも投資家にも満足できる価値の高い商品づくりを行っています。
この「ウェルスクエア」の特徴や魅力、これまでの活動について、担当者の方々にお話をお聞きしました。
[PROFILE]
●中泉 圭介(なかいずみ けいすけ)
アセット事業本部 事業推進部 営業推進グループ マネージャー
2004年入社。旧住宅営業本部にて新築マンションの販売営業、受託開発営業を経験した後、希望してアセット事業本部に異動。新築分譲マンション「ルジェンテ」の企画から販売までの一連の計画業務を担当。その後、「ウェルスクエア」でも同様の計画業務に携わり、現在は事業推進部にて「ウェルスクエア」シリーズのブランディング強化をサポートしている。
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●間山 寛昭(まやま ひろあき)
アセット事業本部 開発統括部 事業開発第一部 事業開発グループ(B) マネージャー
2005年入社。流通事業本部 大井町センターで仲介営業を担当した後、総務部に異動。2015年にアセット事業統括部に異動し「ウェルスクエア」事業の立ち上げに参加。用地買収から計画、建築、販売までの一連の業務を全て担当した。現在は主に用地買収を担っている。
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●古明地 秀太(こめいじ ひでた)
アセット事業本部 ウェルスクエア計画部 事業計画グループ マネージャー
2006年入社。賃貸物件の管理業務受託営業や賃貸借契約に関わる管理業務など担当。賃貸管理事業の東急住宅リース(株)への移管に伴い同社へ出向した後、不動産開発業に携わることを希望して当社に復帰。現在は主に、ウェルスクエア計画部で建築計画を担当している。
── 東急リバブルは、住まいの売買仲介を行う企業としてのイメージが強いですが、マンションの開発・分譲など不動産開発業の実績も豊富と聞きます。その事業を担っている「アセット事業本部」の事業について、まず説明してください。
中泉:
当社は、住まいの売買を仲介する「不動産仲介」をはじめ、法人や投資家の不動産戦略をサポートする「不動産ソリューション」、新築マンション等の受託販売を行う「新築販売受託」など多岐にわたる事業を展開しています。これらの事業の営業活動を通じて、当社には年間約32万件もの物件情報(2024年度実績)が集まります。その多くは、各営業部門がお客様から直接入手した情報です。
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これらの質の高い情報をもとに、分譲マンションや賃貸マンション、商業ビルに適した土地を当社が自ら取得し、企画・設計、施工、販売、運営(一部)まで、外部の会社と連携をしながら一貫した開発事業を行っているのが「アセット事業本部」です。
現行のアセット事業本部が発足したのは2020年ですが、当社の不動産開発事業自体はすでに20年以上の歴史があります。独自ブランドとして展開している都市型レジデンス「ルジェンテ」シリーズは66棟、リノベーション・レジデンス「ルジェンテ・リベル」は18棟、そして、一棟投資用不動産「ウェルスクエア」シリーズは首都圏エリアと関西エリアを合わせて258棟の開発実績(2025年8月現在)があります。
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── 「ウェルスクエア」シリーズの、仕様や特徴について詳しく教えてください。
間山:
「ウェルスクエア」は、投資家等に一棟販売する賃貸レジデンスです。当社で土地を取得し、企画・設計、施工、そして入居者を募集した後に、一棟投資用不動産として販売します。開発エリアは、首都圏エリア・関西エリアの中心部です。例えば東京都であれば、城西南エリア(品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区)を中心とした23区内などで、駅から徒歩10分以内の利便性の高い場所を選定しています。
この選定基準は、同エリアに当社の営業ネットワークが数多くあり、質の高い情報が豊富に集まることと、投資需要や賃貸需要を考えた結果です。入居者にとって住みやすく便利な物件は、投資家にとっても投資運用の安定性に優れ資産価値の高い商品になります。
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古明地:
構造は主にRC造(鉄筋コンクリート造)を採用し、1LDK30〜40㎡をメインに、一棟あたり10 数戸〜30戸の規模が主流です。シンプルかつ洗練されたデザインを取り入れ、小規模ながらもアパートではなく、マンションとして評価されるグレードの商品企画を行っています。仕様の特徴のひとつが効率的な室内のゾーニングです。居室を広くするため、廊下や水回り部分を最小限(ミニマム)に設計しています。
たとえば、他社物件では6畳となる居室を「ウェルスクエア」では7畳にするといった仕様で、これにより居住性が向上し、市場での競争力も高まります。水回りなどは単にコンパクトにするのではなく、洗面台に賃貸仕様を意識させない高級感あふれる設備を取り入れるなど、細部へのこだわりと工夫も凝らしています。
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建物外観や外構部も、目に触れる箇所には大判タイルや美観に優れたフェンスを選定し、植栽計画も細部にまでこだわっています。
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このように、〝画一的でありきたりな仕様ではなく、明確な特色を持つ物件を造ろう″という考え方は、「ウェルスクエア」開発スタート当初から取り入れてきたものです。現在ではその思想がさらに磨き上げられ、入居者や投資家などからも高い評価をいただいています。
さらに、「ウェルスクエア」はレジデンス(居住用)だけでなく、小規模店舗・商業(複合)施設「ウェルスクエア プラザ」、そして主に事務所利用を目的とした「ウェルスクエア オフィス」も展開しています。
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── 一棟売却する際の価格帯や、買い手となるお客様はどのような方々でしょうか。
間山:
事業スタート当初の軽量鉄骨造のアパートタイプは、2億円台が中心でしたが、近年首都圏エリアで開発・販売している物件はRC造で価格帯は5億円から10億円クラスとなっています。これは、駅近で300㎡を超える用地を取得するなど、物件自体の規模が大型化したことに加え、建物構造がRC造になったこと、さらに地価や建築コストの上昇も要因になっています。
主な購入者は、富裕層の資産家の方が多いですね。資産運用や将来的な資産承継などを目的に購入されています。当社のウェルスアドバイザリー本部が富裕層をターゲットにした資産コンサルティングを行っていますが、そのお客様方にも十分アピールできる商品となりました。「ウェルスクエア」のほとんどが都市部の駅近物件ですので、資産価値の高い場所の良質な不動産を保有したいという方のニーズにも合致していると思います。
購入者の中には、医療テナントの入居する物件に投資し、地域の方が通えるような物件を購入することで、地元の地域活性化に貢献したいという考えの方もいらっしゃいます。一方、法人の購入者も増加傾向にあります。都市部の駅近物件に投資したいが詳しいことは分からない、でも「東急」というブランドの安心感からウェルスクエアを選んで購入いただける地方の企業や、本業以外に安定した収益源を持ちたい企業などの一般法人です。
── 「ウェルスクエア」事業をはじめとした東急リバブルの不動産開発事業の強み、社会的な位置付けについてお考えを聞かせてください。
中泉:
当社ほど多くの不動産情報が集まる企業は少なく、また、不動産流通企業でありながら自社開発機能を有している会社も少ないと思います。そして、お客様と直に接しながら事業を行っていることは、顧客ニーズを的確に捉えたモノづくりの大きな強みになっています。さらに、アセット事業本部が有する「開発」「販売」「運営」の各機能の連携は、効率的な事業推進とコストの削減にも貢献します。
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このように、豊富な情報と強固な社内ネットワーク、そして当社の各事業における実績やノウハウを活かした開発事業は、不動産の価値を最大化できると確信しています。
現在、少子高齢化によって家族形態が変化し、良質な住宅地であるにもかかわらず、その活用が見過ごされている土地が都市部にはたくさんあります。そうした情報を地域に精通した仲介営業担当者がキャッチし、私たちアセット事業本部が付加価値を加え、20〜30代の働き盛りの人が住まう質の高い賃貸マンションへと再生させていく。それは、買主である投資家にとっての資産運用や資産承継の問題解決だけでなく、空き家対策や防火・防災対策、さらには街並み形成を含めた地域の活性化につながり、社会課題の解決にも大きく寄与します。ウェルスクエア事業は、入居者・投資家の満足を実現することはもちろんのこと、地域社会の発展にも大きく貢献できる事業だと思っています。
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※次回は、── 条件の悪い土地に命を吹き込む!既存事業の強みを活かした独自の開発アプローチ【第二話~創世期篇~】を紹介します。
■東急リバブル株式会社
「売買仲介」「賃貸仲介」「不動産ソリューション」「不動産販売」「新築販売受託」の5つの事業を基軸に、お客様の様々なニーズにお応えする「総合不動産流通企業」です。
お客様の大切な資産を安心して託していただくために、当社ならではのサービスや事業を創出し、皆様に信頼される企業を目指しています。これからも総合不動産流通企業として様々なニーズにお応えし、常に新しい価値を提案し続けます。
東急リバブルHP(会社情報):https://www.livable.co.jp/corp
会社案内デジタル版:東急リバブル会社案内
■お問い合わせ先
東急リバブル株式会社 経営企画部 広報課 市川・中村
TEL:03-6778-8328
MAIL:kouhou-info@ma.livable.jp
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