サミット株式会社
45校の特別支援学校と築いた協力関係 障害者雇用率3.61%、99店舗で254人が活躍するサミット
2026年01月21日
![]()
障害者雇用法定雇用率は段階的に引き上げられ、2026年7月より2.5%から2.7%になります。その対応に悩む企業が多いなか、首都圏を中心にスーパーマーケットを展開するサミット株式会社の障害者雇用率は、3.61%(2025年度)と法定雇用率を大きく上回ります。現在、商品化や接客を伴う仕事に、99店舗で計254名の障がいを持った社員が働いています。
![]()
活躍する社員が多い背景には、長年築き上げた45校の特別支援学校との協力関係があります。生徒一人ひとりの「できること」を伸ばす実習と密なコミュニケーションがポイントです。サミットの障害者雇用の取組みについて、人財・組織開発部多様性推進グループのグループマネジャー小林と、同部署の担当者佐藤に話を聞きました。
特別支援学校との協力関係はいつからになりますか
(小林)1997年頃まで、当社の障害者雇用率は法定を下回っていました。「このままではいけない」と、当時の人事部(現:人財・組織開発部)担当者が本部の近くにある特別支援学校に相談しに行ったことが始まりだと聞いています。生徒の将来につながる実習や入社までの道のりを、共に試行錯誤しながら取り組んだことで関係が深まっていきました。その後も他の学校をご紹介いただいたり、他校に異動した先生方が異動先の学校から連絡をくださったりと、協力の輪が広がっていきました。現在は当社が店舗を展開する東京・神奈川・埼玉・千葉にある計45校の特別支援学校にご協力いただいており、20年以上にわたって法定雇用率を上回る状態が続いています。
人財・組織開発部多様性推進グループマネジャー 小林祥子
生徒はどのように店舗で実習をするのですか
(佐藤)高校1年次に、店舗で3日間程度の職場体験を行い、そこでどんな仕事が自分に向いているのかを体験してもらいます。2年次・3年次には、職場体験を経て「もっとサミットで働いてみたい」という生徒が、さらに実践的な実習に進んでいきます。実習の内容は、それぞれの生徒の得意・不得意に応じて学校側と相談します。また、実習後も一緒に振り返りを行い、働くために課題になっていることを確認します。当社は小売業という業態の特性上、お客様への対応が必要となるため、そこに不安を感じる生徒に対しては、学校側も挨拶や会話の練習をサポートしてくれています。包丁を扱う仕事、例えば魚を捌くような作業は、他の社員と同じく、専門の社内インストラクターの下で学んでもらうこともあります。
![]()
人財・組織開発部多様性推進グループ 佐藤征雄
入社までの3年間を学校とサミットが共に支えるのですね
(佐藤)実習後の面談では、仕事そのものへの慣れや不安だけでなく、「通勤はつらくないか」「周囲とコミュニケーションはとれているか」など働く上での環境についても確認し、職場環境に慣れた実習店舗で入社できるように進めていきます。そうした面談には、本人と学校に加え、保護者の方にも同席してもらうことがあります。大切なお子様が社会に出ていくことに一番不安を感じているのは、保護者かもしれません。実習を経て「出来ることが増えていくこと」を誰よりも喜んだり、サミットへの入社に心から安堵していたりする姿を見ると、こちらも嬉しくなります。このように3年間かけて、本人の働くモチベーションと働くための環境を整えていくので、入社後の満足度や定着率も高いのだと思います。
![]()
入社者への会社説明会の様子
職場となる店舗では、どのように迎え入れるのでしょうか
(佐藤)当社には、経営理念のひとつに「社員が働く環境において差別や約束違反がなく、チャレンジすることが奨励され、努力と成果が報われる『公正な処遇』をする」ということがあります。また、名前を呼ぶ時に「役職名」ではなく、社長もアルバイト社員も同じように「さん」付けをする文化があり、「分け隔てしない」ことをとても大切にしているんです。そのような考え方が当たり前になっているので、必要な配慮をしながらも、店長はどんな立場の社員に対しても「良い事は良い、ダメな事はダメ」と「褒める・叱る」がしやすい環境にあります。過度な特別扱いをしないことで、周囲も自然な形で「一緒に働く仲間」として迎え入れてくれるのかもしれません。また、がんばる生徒たちに対し、特にパートタイム社員の方々は“お母さん”のように温かく見守ってくれています。「優しく教えてもらえたから、来年もサミットで働きたい」と、2年次からの本格的な実習も希望してくれることがあるようです。
これからの障害者雇用をどう考えますか
(小林)これまで複数の店舗で30~40名の障がいを持った社員と関わってきた店長が、「どの人にも個性があり、できないことはできる人がフォローするもの。一緒に働く社員の『その気持ち』を育てることが店長の仕事です」と言っていました。そのような環境は、誰にとっても働きやすい職場になります。どの社員も、作業の習得具合に応じて仕事の幅を広げていくというのは同じで、障がいを持つ社員も手書きPOPの制作や店内放送などにも挑戦します。なかにはチーフが不在時に、代わりに仕事を行う社員も。「働くことに喜びと誇りを感じられる職場づくり」は、サミットが特に大切にしていることです。障害者雇用についても、それを同じように実現していきます。
![]()
サミットストア馬込沢駅前店が「令和7年度 船橋市障害者雇用優良事業所」として表彰されました。
詳しくは、2026年1月21日発信ニュースリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000414.000047928.htmlをご覧ください。
行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ