くにたちビジネスサポートセンターKuni-Biz

起業家が、起業家を支える場所へ。

2026年01月28日

国立市起業家支援施設、新体制誕生のストーリー

ー「相談する側」だった起業家たちが、「支える側」になるまで


くにたちビジネスサポートセンター(以下略くにビズ)には、

これまで多くの起業家の方が相談に訪れてきました。

事業の立ち上げ、資金繰り、集客、方向性の迷い。

相談の内容はさまざまですが、私たちが繰り返し耳にしてきたのは、

「この事業を、続けていけるだろうか」という声です。


事業は、始めることよりも、続けることの方が難しい。

私たちは、その現実を、相談の現場で何度も見てきました。

だからこそ今回、中小企業支援の第一人者である小出宗昭をセンター長とし、

国立市在住の女性起業家3名を迎えた新体制をスタートさせました。

ー支援の専門家ではなく、「起業のリアル」を知る存在として

今回新体制に加わった女性メンバーは、

いわゆる「支援の専門家」ではありません。

・誰にも言えない不安

・数字では測れない判断の迷い

・家族や生活と事業の間で揺れる気持ち

・やめるか、続けるかで悩んだ時間

そうした起業家のリアルを、

理論ではなく実感として知っているメンバーです。

くにビズが大切にしているのは、

「正解を教えること」ではなく、

「一緒に考えること」。

そして先が見えない中でも、できていることに目を向け

続けるうえで一番大切な想いを思い出させること。


そして何より「独りじゃない」ということを

伝えること。


センター長小出宗昭の長年の支援の知見と、

実際に現場を生きてきた起業家の視点が重なり合うことで、

続けられる起業、街とともに育つ起業を支える体制が整いました。

ー相談者として、この場所に立った経験

今回新体制に加わった

・クリエイティブディレクターの春山はるな、

・ブランディング・PRコーディネーターの小井土仁美、

・コミュニケーションファシリテーターの松元彩佳。

3人はいずれも、

かつてくにビズに「相談者」として訪れていた起業家です。

そして現在は、国立市在住の女性起業家として活動しています。

何から話せばいいかわからなかったこと。

こんな初歩的な相談をしていいのか迷ったこと。

話すことで、少しだけ視界が開けた感覚。

その経験があるからこそ、

支援する側になった今も、

相談者の目線を大切にしています。


春山はるな / 小井土仁美 / 松元彩佳


ー相談者出身だからこそできる支援

相談者だった起業家が支援に加わったことで、

クニビズの相談のあり方は大きく変わりました。

言葉になる前の違和感。

「うまく説明できない」状態そのもの。

そうした部分から一緒に整理し、

理想論や成功事例を押しつけるのではなく、

実際に迷い、立ち止まりながら続けてきた経験をもとに、

“続けられる選択肢”を一緒に探しています。

■インタビュー

女性起業家・アドバイザーインタビュー|松元彩佳

「外に出たからこそ、できることがあると気づけた」

松元さんがこの起業家支援施設と関わるようになったきっかけは、

とても身近なものだった。


「知り合いがここに通っていて、

その姿を見て“ちょっと行ってみようかな”と思ったのが最初でした」


当時、松元さんは長年勤めた公務員をやめて、未就学児のお母さん向けに、

子育て講座・コミュニケーション講座を開催していた。

公務員が自分自身の働き方や価値観について考える機会は、決して多くない。

だからこそ、「公務員のために何かしたい」という思いは以前から持っていたという。

一方で、こんな葛藤もあった。


「行政の外に出た立場だから、

公務員のためのことは、もうできないんじゃないかと思っていました」


転機となったのが、くにビズの相談から元公務員という同じ立場だからこそ伝えられるものがあるという小出からのアドバイスから、秋田県湯沢市役所の女性職員向けに『もしどんな未来でも選べるとしたら~わたしが心地よいワークライフバランスを』というテーマでワークショップを行うことに。

公務員が“内部から声を上げる”研修の場に立ち会うことは、当時としては珍しく、

周囲から応援を受けながら進んでいく経験をした。


「応援してもらえたことで、

“あ、自分でも何かできるかもしれない”と思えたんです」


行政の外に出たからこそ見える視点がある。

外にいるからこそ、行政に新しい問いを投げかけられる。

そう実感できたことが、松元さんにとって大きな変化だった。


「外に出たからできない、じゃなくて

外に出たからこそ、できることがあるんだと気づきました」


その延長線上で、松元さんはこの起業家支援施設の新体制に加わることを決めた。


「小出さんにぜひ仲間になって欲しいとお声がけいただきました。

一緒にやることで、もっと意味のある支援ができると感じたからです」


松元さんが描いているのは、

幸せに働く公務員が増えることで、地域全体が元気になる未来だ。


「素敵な起業家が増えると、地域が元気になります。

同じように、幸せな公務員が増えれば、地域はもっと元気になる」

元気に働く大人の姿は、次の世代にもつながっていく。

「子どもたちが、

“大人になるって楽しそうだな”と思える社会であってほしい。

そのために、今の大人が元気でいることが大事だと思っています」


起業家支援施設に関わるようになってから、

行政との関係性にも変化が生まれた。


「いろんな人がいて、いろんな働き方や仕事がある。

それが社会の面白さだと、あらためて感じるようになりました」


行政と民間、内と外。

その違いが見えるようになったことで、

行政の人に対しても、より説明がしやすくなったという。


「市役所の中と外の違いが、はっきり見えるようになりました。

だからこそ、行政の方に“別の視点”を提案するきっかけをつくれる。

以前よりも、行政と一緒に仕事がしやすくなったと感じています」


外に出たからこそ見えた景色。

その視点を、今度は支える側として還元していく。

松元さんは、 行政と起業、そして地域をつなぐ存在としてこの新体制の中で歩み始めている。

ー国立という街を、起業の味方にする

この新体制で、私たちが目指しているのは、

起業家を独りにしないこと

そしてもう一つは、

国立という街そのものを、起業の味方にすることです。

地域で活動すること。

顔の見える関係の中で続けること。

街とゆるやかにつながりながら事業を育てていくこと。

くにビズは、単なる相談窓口ではなく、

起業家が最初の起業への想いに立ち戻れる場所”

でありたいと考えています。

■セミナー開催のお知らせ


日時:2026年2月27日(金)10:00~12:00(開場9:45)

会場:TOKYO創業ステーションTAMAスタハイベントスペース

東京都立川市緑町3-1 GREEM SPRINGS E2 3階

申し込み:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfem2WmQF3-YFbOKoWOjdFHY-Hf4-EEAMoP3xwUmDFFfEKwUA/viewform


対象

・国立市または多摩地域で起業・創業を目指している、あるいは起業に関心がある方、起業して間もない方

・起業のテーマ、業種を考え中の方

・子育てや仕事のスキマ時間を使ってまずは小さく始めたい方もOK。


当日は、「まちを味方にする起業」、「ひとりでがんばらない起業」のコツについて実例を交えながらお届けします。前半後半の2部構成で、後半は国立市の女性起業家でもあり、くにビズのアドバイザーも務める3名のトークを交えながらお送りします。

■くにたちビジネスサポートセンター/くにビズとは?

「強みを見つけて光らせる」国立市にある無料の起業相談窓口

全国で1,400件の新規ビジネスの立ち上げを支援した小出宗昭がセンター長を務めるくにビズ


くにビズは国立市が設置したこれから何か始めたい人のための無料の相談窓口です。2023年4月から小出宗昭がセンター長に就任。国立市をはじめ多摩地域から月間50件の起業相談に対応しています。また、起業家はもちろん、国立市内の中小企業・小規模事業者からの相談も受けています。

専門家によるサポート

起業や経営に関するさまざまな相談に対応できるよう、各分野の専門家がそろい、具体的かつ実践的なアドバイスを行っています。相談は無料ですので、「こんなこと聞いていいのかな?」という小さな悩みから、事業の将来設計まで、どうぞお気軽にご相談ください。国立市外、都内にお住まい・ご勤務の方もご利用いただけます。あなたの挑戦を、くにビズが全力で応援します。

センター長 / 小出 宗昭

法政大学卒業後、静岡銀行入行。出向した地元の公的創業支援施設での活動が高く評価され、Japan Venture Award 2005経済産業大臣表彰を受賞。2008年に独立し、富士市産業支援センターf-Bizの運営を受託。その後、小出流の支援を実践する公的中小企業支援施設はKuni-Bizを含め全国20か所以上に拡大。これまで相談を受けた企業は7~8,000社に上る。


クリエイティブディレクター / 春山 はるな

福岡県太宰府市出身。デザイナー。Web制作会社勤務を経て、フリーランス・出版社での経験を重ね、2024年に国立市を拠点とする出版社「株式会社ハレル舎」を設立。本の装丁、百貨店の冊子・ポスター制作、市と連携した冊子デザインなどを担当し、2019年にキッズデザイン賞を受賞。デザイナーとして10年以上活動し、商店や企業のチラシや名刺、ポスター制作など幅広く手掛けている。


ブランディング・PRコーディネーター / 小井土 仁美

株式会社META ART MANAGEMENT代表。スペインに本社を構えるPAPABUBBLE JAPANで10年間企画からPR、SNS運用までを一貫して行っていた経験から2020年より独立してSNSコンサルタントとして企業をサポート。2021年より会社を立ち上げて、企業だけにとどまらず、アーティストや農業者のブランディングやPRのお手伝いをしている。


コミュニケーションファシリテーター / 松元 彩佳

一橋大学卒業後、東京都庁へ入庁。15年の在職期間中に人事・商工部・税務を経験。退職後は国立市内にてコーチングスキルを取り入れた子育て中の方向けコミュニケーション講座や子育てサークルを主催。現在は自治体から委託を受けて自治体職員向けのワークショップを開催。ワークショップデザイナー。


■詳細

住所:東京都国立市富士見台3-16-4 国立市商工会館2F

営業時間:9:30~17:00 (不定休)

TEL : 042-505-5782

HP :https://kuni-biz.jp/

相談予約フォーム:https://kuni-biz.jp/reserve/

起業は、孤独でなくていい。

街と人を味方につける起業のかたちを、国立市から発信していきます。




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