株式会社 日立情報通信エンジニアリング
共通制御基板と周辺基板のEOLを一括対応~長期使用機器の“継続的な安定供給”を支えるエンジニアリングサービス~
2026年01月29日
日立情報通信エンジニアリングの事例第12弾をご紹介します。
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「○○部品は、x月x日をもって生産終了します」
このような通知を受け、慌てて対応策を検討した経験はありませんか?
医療装置や半導体製造装置、産業用機械、昇降機など、長期間の使用を前提とした装置では、制御基板や電子部品のEOL(End of Life)時に、単純な部品置換だけでは互換性や性能を維持できず、結果として保守や改版の負担が大きくなるケースが少なくありません。
そこで今回は、医療装置製造メーカーのお客さまの事例を取り上げ、共通制御基板のEOLにより増大した開発負荷に対して、当社がどのような技術支援を提供したのかをご紹介します。
背景
医療機器メーカーが製造する画像診断装置やMRIなど、長期間使用される装置は、基板用部品のEOLによって継続運用や保守部品の確保が難しくなるケースが発生します。装置を改版しようとしても、当時の設計者が不在であったり、古い設計書では仕様が確認できなかったりすることがあり、さらには、セキュリティや信頼性の観点から、基板の改版に伴ってソフトウェアの更新も必要となる場合があります。
こうした状況では、保守部門と設計部門の双方に負担が生じるため、EOL通知を受けた担当者の負荷は非常に大きく、迅速かつ低負荷で対応するため外部の技術支援を求めるケースが増えています。
【共通基板のEOL発表時にメーカーで想定されるお困りごと】
● 共通制御基板が複数基板と連携しているため、インターフェース維持の難易度が高い
● 性能や動作の再現性を確認する追加検証が必須だが、対応できる工数が不足している
● 将来的にEOLとなる基板も含めて、まとめて対応しておきたい
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日立情報通信エンジニアリングの支援内容
当社は、お客さまの「共通制御基板のEOLによる開発負荷増大」というお困りごとに対し、置き換え設計から検証・改版まで一貫した技術支援を提供し、お客さまの負担低減に貢献しました。
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まず、実機解析で既存の信号仕様・制御方式・基板間インターフェースを詳細に把握し、互換性要件と置き換え方針を整理しました。これにより、お客さまが希望されていた「既存設計を維持した最小限の改版」に向けた設計方針を固めることができました。
次に、当社独自の開発環境を活用し、置き換え基板との接続検証、通信方式の再現性チェック、タイミング特性の事前評価を実施しました。また、評価用アプリケーションを開発し、動作確認の効率化と性能維持の確立にも貢献しました。その後、お客さま先での評価試験まで一貫して支援することで、検証工数の削減とスムーズな移行を実現しました。
さらに、将来的にEOLが懸念される通信基板・信号処理基板なども含めて複数基板を一括で置き換える方式を提案し、長期供給体制の確保につながる改版を実施しました。
なお、上記の支援内容は当社が提供するEOL対応サービスの一部にすぎません。
ハードウェアからソフトウェアまでワンストップでご支援する「部品EOL向けリメイクサービス」、ソフトウェアのEOLに特化した「ソフトウェア開発 EOL対応サービス」、FPGAの置換や継続利用に対応する「FPGA向けリターゲティングサービス」をご提供しています。それぞれに10~15のメニューがあり、お客さまの状況に合わせた最適なメニューをご提案いたします。
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当社支援による効果
当社の支援により、お客さまは共通制御基板の置き換えという複雑なEOL対応を短期間かつ低リスクで進めることができました。主な効果は以下の通りです。
・既存設計を維持したままEOL対応が進み、大規模な再設計や装置モデルの変更を回避
・事前検証の実施と評価用アプリケーションの活用で、性能や動作の再現性を高い精度で確保し、基板変更後もエンドユーザーへ提供する機能・性能を変えることなく製品供給を継続
・複数基板の同時対応でEOL連鎖リスクを抑え、長期安定供給体制が構築
・ハード・ソフトを一括対応することで、お客さま側の開発負荷・管理工数が大幅に削減
結果として、EOL対応に必要な計画性、検証効率、品質保証、供給継続性といった重要要素において高い効果を発揮することができました。
日立情報通信エンジニアリングの強み
●部品のEOL時に、ハードウェアとソフトウェアを一括でも、部分的にも、ご対応が可能
●豊富な実績とノウハウがあるため、短納期・高信頼の改版対応が可能
先述したメニューの豊富さによって、お客さまのご状況に応じて過不足のない最適なご支援が可能です。
また、EOL対応では、関連部品の知見量が改版スピードとコストを左右します。当社は多数の業界(医療、産業、自動車、半導体など)におけるEOL対応の実績とノウハウがあり、スピーディーな対応が可能です。
特に「SHマイコンシリーズ*」についても多数の実績があり、標準的なリファレンスモデルを準備し、さらに効率的な開発のご提案ができるよう努めています。
*ルネサス エレクトロニクス株式会社製のマイコン
最後に
当社は医療装置に限らず、半導体製造装置、産業用機械、昇降機などの幅広い分野で培ったエンジニアリングのノウハウがございます。これらを活用し、お客さまの課題に最適な解決策をご提案可能です。ぜひお気軽にお声掛けください。
■事例について
共通制御基板と周辺基板のEOLを一括対応~長期使用機器の“継続的な安定供給”を支えるエンジニアリングサービス~
■日立情報通信エンジニアリングについて
エンジニアリング × ネットワーキングの強みを融合させ、獲得したケイパビリティを生かすとともに、OT × DX、さらにAIを活用し、受託開発・エンジニアリングサービスを提供、パートナーとともにデジタル社会の発展に貢献します。詳しくは、日立情報通信エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。
■商標に関する表示
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■お問い合わせ先
株式会社 日立情報通信エンジニアリング 営業統括本部 営業戦略本部
〒220-6122 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 25階
お問い合わせ:https://www.hitachi-ite.co.jp/inquiry/index.html
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