株式会社サンセイランディック

数字のプロがあえていう「利益だけがすべてではない、人を大切にする経営」

2026年02月04日

2026年に創立50周年を迎える記念として、当社の経営陣がバトンをつなぎ、想いを語る

連載の第五弾は、本社で管理本部長を務める取締役の三浦玄如です。

監査法人から経理、経営企画を経験し、数字の正確性が教えてくれたこと、人を大切にする経営哲学とは


不動産業界と聞いて、どのようなイメージを抱くだろうか。数字や売上に厳しく、殺伐とした雰囲気。そんなステレオタイプを想像する人も少なくないかもしれない。しかし、サンセイランディックは、そうした固定観念を大きく覆す企業だ。管理本部長を務める三浦は、入社当初の印象をこう振り返る。「不動産会社に対して抱いていた先入観とは全く異なり、穏やかで温かい社風に驚きました。数字を扱う厳格さは保ちながらも、社員一人ひとりを大切にする文化が根付いているという印象が、入社を決めた理由です。」


会計士として監査法人でキャリアを積み、IPO支援という専門性の高い分野で活躍した。上場を目指す企業を支援する仕事は、成長企業のエネルギーを間近で感じられるとてもやりがいのあるものだったが、30代であえて新たな挑戦を選んだ。監査法人でマネージャー職まで経験し、一通りのことをやり遂げたという達成感はあったが、監査報告書にサインをする立場(監査責任者)を目指すよりも、成長企業の内側で貢献したいという思いが勝った。不動産という業界に対する懸念を多少は抱いてはいたが、決算資料などを見て事業の堅実さと面白さに惹かれた。リーマンショック後の不動産業界の厳しさを知っていたからこそ、権利調整という独自のビジネスモデルの価値が際立って見えた。


経理から経営企画へ ― 数字の正確性が教えてくれたこと


サンセイランディックに入社後は、まず経理部門で実務を学んだ。会計士としての経験はあったものの、事業会社の経理は監査とは異なる世界だった。特に印象的だったのは、1円単位まで正確に合わせることへのこだわりだ。監査は、1円単位で合わせることを目的とはしていない。しかし、経理の現場では、1円でも合わなければ徹底的に原因を追求する。分かっていたつもりではあったが、この厳格さが会社の基盤を支えていることを実感した。

「数字を扱う仕事の本質は、正確性の追求にあると思うんです。この当たり前のことを、当たり前に実践できる環境。それが、サンセイランディックという会社の土台を形作っていると思いました。」

やがて経営企画室長に就任し、これまで経験したことのない幅広い業務を担当することになった。数字を扱うことには自信があったが、対外的な発信や説明、さまざまなステークホルダーとの調整など、新たなスキルが求められた。ハードルは決して低くはなかったが、依頼されたことは、よほどのことがない限り「わかりました」と答えてきた。やりながら学び、成長していく。わからないことがあれば、素直に周囲に聞く。一人で仕事をしているわけではないのだから、チームの知恵を借りればいいと考えた。



人を大切にする経営 ― 利益だけが全てではない


取締役に就任した今もなお、最も大切にしているのは「相手のことを考える」姿勢だ。立場や事情を理解し、話を聞く。偏った目で見ず、フラットな視点を保つ。これは、前職の監査法人時代から培ってきた姿勢でもある。監査という仕事は、クライアントの話を聞かなければ成立しない。話してもらえなければ実態を把握できない。だからこそ、傾聴力が必要不可欠だった。

この姿勢は、サンセイランディックの企業文化とも合致していた。「権利調整という事業は、まさに人と人との関わりが中心となる仕事です。権利者一人ひとりの思いに寄り添い、最適な解決策を見出していく。そのためには、相手の立場を理解し、信頼関係を築くことが何より重要になるんです。当社にはこうした仕事ができる社員がたくさんいることが最大の強みだと思います。」と語る。

部下や後輩と接する際にも、このスタンスは貫かれている。難しい顔をせず、話しやすい雰囲気を作る。若手社員が躊躇せずに相談できる上司でありたい。そう考えているからこそ、席には社員が気軽に訪れる。話を聞き、一緒に考え決断を下す。責任は自分が取るという覚悟を持ちながら、チーム全体で課題に向き合っていく。そんな三浦が社員に求めるのは、会社で起きていることを自分ゴトとして捉える姿勢だ。「自分の担当領域だけでなく、会社全体に関心を持つ。他部署の動きや、一見関係なさそうな出来事にも、アンテナを張る。そうした広い視野が、個人の成長にも、会社の発展にもつながっていくんです。」

同時に、若手社員には「仕事に向き合うときは真摯に、謙虚に」という姿勢を期待している。働き方に対する価値観は多様化しており、ワークライフバランスを重視する考え方も当然尊重される。

しかし、「どのような働き方を選ぶにせよ、仕事をしている時間は全力で向き合ってほしい。ひたむきに向き合う姿勢こそが、成長の原動力となるからです。」



時間という最大の資産 ― 若手へのメッセージ


毎年、新入社員研修で伝えているメッセージがある。それは、「時間と情報が最も重要な資産である」ということだ。特に時間については、若手社員が持つ最大の武器だと強調する。20代、30代の社員には、まだ膨大な時間が残されている。この時間をどう使うかで、彼らの人生は大きく変わっていく。

若いうちに持っている時間の価値は計り知れない。だからこそ、その時間を最大限に活用してほしいと願っている。具体的には、様々なことにトライし、経験を積むこと。会社の仕事に直接関係することだけでなく、一見関係なさそうなことにも興味を持つ。アンテナを高く張り、情報を集め、学び続ける。そうした積み重ねが、将来の可能性を広げていく。「もちろん、常に全力疾走する必要はない。時には休息も必要だと思うし、1日くらいぼーっとする時間があってもいい。メリハリをつけながら、自分の未来に投資していってほしいですね。」



40周年から50周年へ ― そして次の10年に向けて


三浦がサンセイランディックに入社したのは2014年2月。その年の12月には東証二部から一部への市場変更を果たした。入社してすぐに大きな節目を経験したことになる。そしてその翌年、創立40周年の記念パーティーに参加し、会社の歴史の重みを感じた。

相手の思いに寄り添い、権利調整という事業を通じて社会に貢献していく姿勢、この文化は、決して揺らいではならない。だから若い世代が活躍できる環境を整えていく。それが、経営陣としての使命だと考えている。



利益は「目的」ではなく信頼の「結果」― サンセイの哲学


サンセイランディックという会社を理解する上で、最も重要なキーワードがある。それは「利益だけが全てではない」という哲学だ。「もちろん、会社である以上、事業を拡大し、業績を伸ばしていくことは重要です。でも、目先の利益を最大化することだけが目的ではなく、中長期的な視点で、取引先との関係を大切にし、社会に貢献していく。そうした姿勢が、結果として持続的な成長につながっていくと考えています。」


常に温和な三浦の周囲にいつも自然と人が集まってくる理由が理解できた気がした。




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