株式会社伊勢半
【プロジェクトの裏側】一歩踏み出す社員の背中を押す、200年企業の挑戦 ― 社員の“はじめて”を後押しする「My 1st Challenge」
2026年02月16日
昨年、創業200周年を迎えた伊勢半グループ。これを機に制定したパーパス「The 1st Cosmetics. 伊勢半 いちばんほしいを、いちばんに」を社内へ浸透させるため、社員のはじめての挑戦を支援する企画「My 1st Challenge」を実施しました。
本企画は、社員が今までにやったことのない体験に挑み、かかった費用を上限2万円まで会社が支援するというもの。このチャレンジをきっかけに、お客様の「いちばんほしいを、いちばんに」お届けするための発想・行動につなげ、パーパスを体現する企業へと成長することを目指しています。
今回は、企画したグループ事業管理部の山﨑栞と、本企画を活用し「人生初のピアノリサイタル」を開催した、中部支店の野口紗矢香に話を聞きました。
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株式会社伊勢半ホールディングス コーポレート企画本部 グループ事業管理部
山﨑 栞
株式会社伊勢半 営業本部 中部支店
野口 紗矢香
老舗企業のチャレンジ!社員の“はじめての挑戦”を支援する「My 1st Challenge」
創業200周年の節目に制定したパーパスを社内へ浸透させることを目的に実施された「My 1st Challenge」。200周年にちなみ社員200名の「はじめての挑戦」を後押しする企画として、2025年8月~12月に行われました。
今までにやったことのない体験へのチャレンジに対し、ひとり2万円まで会社が費用を支援。社員一人ひとりが、パーパスのメッセージを自分事に落とし込み、「いちばんほしいを、いちばんに」叶えるための発想・行動のきっかけにしてほしいという狙いがありました。
2025年、伊勢半グループ創業200周年を機にパーパスを制定。
山﨑:200年の歴史を持つ老舗企業というと、保守的な社風をイメージしますが、伊勢半グループは伝統と同じくらいに革新も大切にしています。パーパスにも「世界を一瞬でひっくり返すような、驚きとワクワクを真っ先に生み出そう」というメッセージが込められています。パーパス体現のため、まず自分の世界をひっくり返すような経験をしてほしいということでこの企画が誕生しました。新たな発想や気づきを生む機会として、社員の「やってみたい」という気持ちを尊重し、幅広く社員のチャレンジを支援することとしました。
苦手克服も、長年の夢も。一歩踏み出すことで生まれた社員のマインドチェンジ
寄せられたチャレンジ内容は多岐にわたり、化粧品メーカーらしく「パーソナルカラー診断」など、美容に関するものも多くありました。最近では、こうした診断を通して自分を深く知り、似合う化粧品を選びたいというお客様の意識も高まり、美容の知識としても一般的になってきています。そこで、今後の商品開発や営業提案に活かすため、自分を知り価値観をアップデートしたいと、この機会に試みる社員もいました。
山﨑は人生初の「着物の着付けと日本舞踊」にチャレンジ。
厳しくも丁寧に指導をしてくれたという師範(中央)を囲んで。
山﨑:「高所恐怖症克服のためのバンジージャンプ」、「同僚とサーキットでカーレース」など、苦手克服や得意なこと・好きなことを通しての親睦もありました。また、「屋久島」「富士山」など、長年の夢にチャレンジした人も多かったです。チャレンジにも多様な方向性があるのだなと感じました.
社員からは「今回の企画で後押しされ、チャレンジすることでマインドチェンジに繋がった、これからもどんどんチャレンジしていきたい」といった声もあり、挑戦への第一歩を後押しできたかなと思います。
私自身もチャレンジの機会をいただき、人生初の「着付けと日本舞踊」に挑みました。叔母が日本舞踊をやっており、日本文化を踊りで体現しているのを見て「自分もいつかやってみたい」という気持ちを奮い立たせ、日本舞踊の講座に参加しました。
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着物の着付けや日本舞踊に触れ、日本文化を理解することの大切さを実感したという。
野口は「My 1st Challenge」が社内で発表された時の印象について、伊勢半らしい「小粋な遊び心」を感じる企画だったと話します。
野口:プライベートなことでも真剣にチャレンジしたい気持ちがあれば、後押ししてくれる素晴らしい企画だと思いました。同時に伊勢半らしい「小粋な遊び心」も感じました。200年もの歴史がある会社だと、保守的なイメージがありそうですが、こうしたユニークな企画を社員に提案してくれるところに、おおらかな社風を感じました。私はこの企画のおかげで背中を押され、ピアノリサイタルを開催しようと決心することができたので、感謝の気持ちで溢れています。
人生初のピアノリサイタル、秘めた想いを胸に踏み出した挑戦の軌跡
野口のチャレンジは社内でもひと際目を引くものでした。企画を知って即決したという「人生初のピアノリサイタル」。決断した経緯を聞くと、社会人になってからずっと胸に秘めた想いがありました。
長らく胸に秘めていた「人生初のピアノリサイタル」を実現させた。
野口:ピアノは6歳から始め、一時はプロを目指して音大を目指すほど熱中していました。しかし結果的には、就職を機に通っていたピアノ教室を辞め、人前で演奏する機会もなくなりました。
その時はじめて「自分は演奏を聴いてもらうことがモチベーションのひとつになっていた」と気づきました。コンクールなど格式高いものではなく、自分の好きな曲を純粋に楽しみながら弾ける機会がほしい、と考えていたところ「My 1st Challenge」が発表され、「演奏会をしよう!」と即決しました。
想定していたものの、仕事と練習の両立は大変だったと話す野口。日々の積み重ねが大切なため、「たとえ5分でも毎日弾く!」と、忙しい合間を見つけては練習に勤しんだそう。さらに同僚や取引先の方も巻き込んで、人生初のピアノリサイタルに向けた準備は進められました。
プログラムも自身で作成。演奏以外にも様々な準備に追われたそう。
野口:演奏において重要なサポート役となる「譜めくり係」は、以前同じ支店で勤務していた後輩にお願いしました。ピアノ経験者同士、以前から音楽の話をすることもありました。現在は別の支店で勤務しているのですが、お願いしてみたところ今回のためにわざわざ名古屋へ来てくれました。
さらに、以前仕事の懇親会で出会った取引先の方にもゲストとしてフルートを演奏してもらいました。業務で直接の関わりはなかったのですが、音楽という共通の話題で盛り上がり意気投合しました。これまでも時々、一緒に演奏を楽しんでいたこともあり、この機会に出演してもらいました。
音楽を通じて意気投合した取引先の方とフルートアンサンブルを披露した。
その行動力には目を見張るばかりですが、一方で本番に向けて募る不安への対処には苦労したといいます。
野口:演奏中はミスタッチや緊張による指先の冷えから心が揺らぎやすく、演奏に気持ちが入らず曲の完成度も下がる…という悪循環に陥ることもありました。「本番もこの調子だったらどうしよう…」と不安が募ってしまい、程よい緊張感とバランスを取るのが難しかったです。対処法として「たとえ曲中で失敗しても気持ちを切り替える!何があっても気にせず進め!」と心掛けるようにしました。心の中で唱えることはできても、実際に頭を切り替えて体の緊張を解くことは非常に難しかったです。
演奏会当日の様子を聞いてみると、本番前は落ち着かなかったものの、演奏が始まると集中して向き合うことが出来たと話しました。
野口:会場のピアノが人生で1番と言って良いくらい弾き心地と音質が良く感動しました。演奏が始まると今までの練習量が功を奏したのか、自分でもびっくりするくらい心が静まり、集中して演奏することができました。音色を好きに操れる感覚があり、表情豊かに演奏することができたと思います。
当日会場を訪れた支店の仲間や取引先の皆さんと。人望の厚さがうかがえます。
当日は同じ支店の上司や同僚をはじめ、取引先の方々も会場で見届けてくれました。懸命に演奏に向き合う姿に親心のようなものを抱いたという取引先の方からは「普段の姿からは想像できない一面を見た」、「無我夢中で演奏している様子に泣きそうになった」と声を掛けられたとのこと。野口自身も会場の様子について、「演奏会終了後、来場者がニコニコと帰っていくのが印象的で心が満たされた」と話しました。
挑戦を原動力に、期待の一歩先いく行動へ
最後に「My 1st Challenge」を終えた今の想いと、この経験から得た今後の展望を二人に聞きました。
野口:無事に終えられた現在の気持ちは、とにかく達成感ですね。本番前の緊張感と終わった後の爽快感は癖になりそうです。
この経験を通して仕事でも「定期的に自分を振り返る時間を作っていきたい」と考えるようになりました。自分の演奏動画を見返し改善点をみつけ、演奏をブラッシュアップしたように、仕事においても商談時の言動や用意した資料、タイムマネジメントなど、行動を振り返り、良かった点・悪かった点を把握し次回に活かすというサイクルの重要性を改めて感じました。
若手の頃より業務量も増えたことで、「自らを顧みる」という意識が薄らいでいたように思います。現状に満足せず、相手の期待を上回る仕事ができるよう、今回の学びを胸に今後の業務にも取り組みたいです。
社内外の仲間も巻き込んだ一大チャレンジは見事成功!
この経験は仕事への向き合い方にも良い影響を与えたという。
山﨑:自身のチャレンジで、師範に言われて印象的だった言葉がいくつもありました。「小さなことの積み重ねが大切」「一つひとつを丁寧にしっかりやることに意味がある」「小さなことがすべて私自身の信頼につながる」など。これがきっかけで「信頼してもらうために一つひとつ丁寧に取り組もう」と、仕事に対する姿勢や日常生活を見直す機会が持てました。
事務局としては、企画段階から社内のいろいろな部署からアイデアや意見をもらい、とても助けていただきました。この企画を通して社員の皆さんが「できない」と思っていることも、ちょっとしたきっかけで「できる」に変わることを知ってもらえたらと思います。このMy 1st Challengeで得た経験が社員にとって、柔軟な発想・姿勢で仕事に取り組むきっかけとなっていたら嬉しいです。
社員一人ひとりの「はじめて」に向き合い、挑戦を後押しした「My 1st Challenge」。そこから生まれた経験や気づきは、個人の成長にとどまらず、仕事への姿勢やお客様との関係にも新たな価値をもたらすことでしょう。伊勢半グループは200年のその先も、社員の挑戦を原動力に「期待の一歩先いく行動」を通して、「いちばんほしいを、いちばんに」届ける企業として進化し続けていきます。
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