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SNSの見せ方がすべてなのか?世界大会2年連続受賞が問う“技術の透明性“

2026年02月25日

美容業界では、SNSに華やかな施術写真や「世界一」「圧倒的」といったキャッチコピーが溢れています。

一瞬で目を引く言葉やビジュアルが、評価を決めてしまう時代です。


でも本当に評価されるべきなのは、

目に見えない「中身の技術」ではないでしょうか。


世界大会2年連続受賞のアートメイクアーティストの畑中さゆりさんは、世界大会での実績や経験を通して、“技術の透明性”を問い続けています。






ーー SNS時代の美容業界では、評価が見せ方で決まってしまうことも多いと思います。実際にどう感じていますか?


畑中さん:


「印象が先に決まってしまう場面は多いと感じています。

整えられた写真やキャッチコピーが強ければ、それだけで“すごい”と見えてしまうこともありますよね。


もちろん、見せ方そのものが悪いとは思いません。

でも、私はやっぱり“カメラの外で積み重ねてきた本当の技術”を大事にしたいんです」


少し間を置いて、こう続けます。


「写真や誇張された表現で、うまく見せることもできてしまうじゃないですか。

お客様がリアルを知るのは難しい。」





記者:では、実際に技術の実力を示すために、どのような行動をされたのですか?


畑中さん:


「オランダ・ロッテルダムで開催された

WorldWide Eyebrow Festival

という世界大会に挑戦しました。


もちろん事前に用意した写真などでの評価ではなく、

その場でモデルに施術を行い、リアルタイムで評価される公開審査です。


多くの方が見つめる中での施術。

モデルも施術直前までどんな方が来るのか分かりません。


でも実際にお客様に施術するときもそうですよね。」



実際に施術を行っている世界大会決勝戦

(ロッテルダム、オランダ)




ーー 具体的には、どのような評価の仕組みなのでしょうか?


畑中さん:


「世界各国のトップアーティストでもある審査員が、実際にモデルの顔を間近で見ます。

もちろん加工も編集も一切できない生の状態です。


一本一本の毛流れ、デザインのバランス、肌の状態、

細かい部分まですべて見られます。


“うまく写っているか”ではなく、“本当にうまいか”が問われる環境です。


だからこそ、自分の技術がどこまで通用するのか確かめたかったんです」



実際、畑中さんは2024年5月の世界大会で世界2位、2025年10月に世界3位に入賞。


さらにデモンストレーターとして登壇し、施術工程すべてを世界中から集まるアーティストの前で公開しました。


技術を“結果”だけでなく、“プロセスごと”見せる経験は、

世界基準を意識する転機となったという。



世界中からのアーティストが施術を見学する

熱心に技術を撮影をする人や、質疑応答が飛び交う




ーー 国内での評価とはどう違いましたか?


畑中さん:


「国内での受賞も本当にありがたい経験でした(2024年に2大会連続日本大会1位)。

でも、世界基準の評価はやはり緊張感が違いました。


アートメイクは完成写真だけでは判断できません。

実際に施術している状態を、同じ空間で、同じ条件で見られる。


そこにはごまかしがききません。


その環境こそが、私にとって“透明性”でした」



世界大会参加時のレッドカーペットパーティーにて

(ロッテルダム、オランダ)




記者:SNSで発信する中で、透明性はどう示せると思いますか?


畑中さん:


「SNSだけですべてを伝えることは正直難しいです。

私自身も、すべての工程や思考を載せきれているわけではありません。


技術を全部説明することはできない。

写真や言葉だけでは伝えきれない部分があるからです。

でも、結果だけでなく、その評価の背景まで伝えることはできると思っています。


世界大会での実績も、

誇るための肩書きではなく、積み重ねてきた技術の証のひとつです。


見せ方だけでなく、

誠実さと基準に基づいた技術が評価されるべきだと思います」




ーー 今後の展望や目標はありますか?


畑中さん:


「技術をできるだけ透明な形で示し続けたいです。



近年では、AI技術の進化により、

リアルなビフォーアフター画像を生成することも可能になり、実際にSNSで目にする機会も増えましたよね。


表現の幅が広がること自体は、時代の流れのひとつだと思います。

ただ、、実際の施術なのか、生成されたイメージなのかが曖昧なまま発信されると、

見る側に誤解を与えてしまう可能性もありますね。



大切なのは、技術の見せ方そのものではなく、

それが本当にお客様に対して誠実であるかどうか、、。



ここの部分ですよね。

それぞれが自分の発信について改めて考えることが求められているのかなと思います。」



...少し間を置いて、



「私は、“すごい”という印象ではなく、

その評価の理由まで知ってもらえる存在でありたいです。



見せ方に惑わされず、本当に価値のある技術を届ける。

それが私の軸です」





SNS全盛の時代にあっても、

畑中さんは「技術の中身」「透明性」「誠実さ」を軸に歩み続けています。


世界で認められた実績よりも、

どのように評価されたのかまで含めて伝える姿勢。


そこにこそ、

信頼の本質があるのかもしれません。




Instagram:@sayuri_hatanaka_

↑作品や活動の様子を発信しています。




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