株式会社 北洲

震災15年、「倒壊しない」だけで安心と言えるのか ー被災地企業・北洲、全棟で耐震シミュレーションを標準化ー

2026年02月26日

 株式会社北洲(本社:宮城県富谷市)は、東日本大震災の被災地を拠点とする企業として、あの日以来15年にわたり「繰り返される巨大地震から、いかにお客様の命を守るか」を問い続けてきました。2025年12月には、新築住宅全棟を対象に耐震性能を可視化する倒壊解析ソフトウェア「wallstat(ウォールスタット)」によるシミュレーションを開始。これは、同社が震災直後より段階的に強化し続けてきた、地震から建物を守り続ける技術「サステナブル耐震®」を、より客観的に検証するためです。

■ 背景:2011年3月11日。北洲の家は崩れなかった。しかし――。

 あの日、北洲の家は倒壊を免れました。なかには津波で家ごと流されながらも、建物が壊れなかったことで命が助かった事例もあります。

 しかし同時に、一度の巨大地震に耐えるだけでは本当の安心とは言えないことを私たちは学びました。現在の住宅耐震は「一度の大地震で倒壊しないこと」がひとつの基準ですが、実際の大規模震災では震度5弱以上の揺れが短期間に何度も繰り返されます。さらに日本では、今後も巨大地震の発生が高い確率で予測されています。


「一生涯のうちに、再び巨大地震が起こるかもしれない。」


 この危機感に向き合い、耐震等級3の頑丈さと、制震装置「MIRAIE(ミライエ)」の全棟採用などを組み合わせ「サステナブル耐震®」を磨き続けてきました。



■ 「住み続けられる」を科学的に証明する、全棟シミュレーション

 北洲では「wallstat」を用い、実際のお客様の図面に基づき1棟ごとに揺れを再現しています 。

・過酷な入力条件:東日本大震災の地震波2回に加え、建築基準法で定められる地震波(極稀に発生する地震の1.5倍・震度6強相当)1回の合計3回におよぶ強い揺れを入力 。

・独自の判定基準:シミュレーション後「外壁損傷20%以下」を基準とし、震後も住み続けられる安全性を見える化。

・先進的な取り組み:枠組壁工法の新築住宅全棟を対象に本シミュレーションを実施することは、全国的にも住宅メーカーとして先進的な試みです 。


 1棟ごとの解析は、効率の面からは容易ではありません。しかし、被災地企業として「お客様一人ひとりに確かな根拠を提示すること」こそが、15年歩んできた私たちの責任と考えています。

※プラン・仕様によっては実施できない場合もあります。

■ 京都大学・中川貴文氏特別対談:「悲惨な倒壊をなくしたい」共通の信念

右:京都大学 中川貴文 准教授 左:株式会社北洲 代表取締役社長 村上ひろみ(北洲本社に於いて)


 2026年1月、北洲本社にて「wallstat」の開発者であり、木造住宅の倒壊研究の第一人者である京都大学准教授の中川貴文氏と、弊社代表・村上による特別対談が実現しました。

 30年にわたり木造住宅の倒壊を研究し続ける中川氏。「wallstat」の原点もまた、多くの木造住宅が失われた1995年の阪神・淡路大震災でした。同じく震災の最前線で「命を守る家」を問い直してきた北洲は、中川氏と当時の経験やこれからの住まいづくりへの想いを分かち合いました。


震災から15年。

住まいは「倒壊しない」だけで十分なのでしょうか。

北洲は経験を確かな数字と技術に変え、安心して住み続けられる住まいのあり方を追求してまいります。




【補足資料】

1. 中川貴文氏 × 弊社代表・村上 特別対談記事

「震災の教訓を未来へ。地震大国・日本で“命を守る家”の新基準。

 wallstat開発者と語る、耐震シミュレーションの真価。」

URL:https://www.hokushu.net/culture-via-life-out/9616/


2.中川貴文氏 × 弊社研究所所長・石原 対談動画(YouTube)

「wallstatが変える地震に強い家づくり|サステナブル耐震で長く続く安心を」

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3.シミュレーション動画(YouTube)

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 北洲仕様(サステナブル耐震®)、耐震等級3、耐震等級1の3パターンの住宅に、当社が実施する揺れを加え、比較したシミュレーションの動画です。動画は東日本大震災2回後の極稀地震の揺れから始まり、耐震等級1が地震直後に大破して居住不能、耐震等級3も住み続けるのが危険な状態となった一方で、北洲仕様の家は全ての揺れを経ても居住者の生命を守れる耐力を有する高い性能を示す結果をご覧いただけます。


《当件に関するお問い合わせ》

株式会社北洲 ブランドマネジメント室(担当:森谷)

TEL: 022-348-3011 FAX: 022-348-3934

Mail: branding@hokushu.net








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