株式会社 日立情報通信エンジニアリング
マルチデバイス対応ネットワークの導入~看護業務の効率化を見据えたシステム整備~
2025年03月20日
日立情報通信エンジニアリングより、当社サービスの導入事例第五弾をご紹介します。
背景と課題
医療現場では迅速な情報共有やコミュニケーションが必須ですが、特に近年の人手不足を背景に、さらに効率的な業務運営が求められています。
某医療施設では、新棟の増築に伴いナースコールシステムの導入が必要でした。また、既設棟のネットワーク設備の見直しも検討されており、新棟と併せて院全体のネットワークシステムを更新・導入したいと考えていました。
【お客さまが抱えていた主な課題】
- 新棟へナースコールシステムの導入を希望している
- 新棟へのシステム導入に伴い、既設棟のネットワーク設備も見直したい
- 将来的な現場業務の効率化を見据えたシステム整備を進めたい
日立情報通信エンジニアリングの解決策
日立情報通信エンジニアリングは、お客さまの「ナースコールを使用する現場において、将来的な業務効率化を視野に入れたシステム整備を行いたい」というご要望にお応えするため、PHS端末とスマートフォン端末の両方に対応可能なPBXおよびマルチデバイス対応のネットワーク機器の導入を提案しました。
当社がご提案した具体的なシステム構成についてご紹介します。
まず、ネットワークに関しては、新棟への新規導入と既設棟への更新が求められていました。そこで、両棟にマルチデバイス対応のアライドテレシス製ネットワーク機器を導入します。この導入により、両棟に従来よりも安定したネットワークが供給されるのはもちろん、将来的に導入を予定している見守りカメラ(有線)やスマホナースコールなどのデバイスへの連携も可能となります。
次に、新棟に求められていた新規ナースコールシステムの導入については、BSアンテナを利用したPHSナースコールシステム(*1)と、PHS端末とスマートフォン端末の両方に対応可能な当社のPBX(日立IP-PBX NETTOWER CX-01)を採用します。
本事例の提案時点では、新棟へのナースコール短期導入が目的だったためPHS端末を採用しましたが、当社のPBXを採用することで先述した新規ネットワーク網へのナースコールシステム統合が可能となり、将来的にスマホナースコール(*2)への移行も対応可能となります。なお、既設棟も新棟と同様の当社PBXとアライドテレシス製ネットワーク機器に入れ替えることで、新棟と同様にスマホナースコールへの移行準備が整います。
このように、PHS端末からスマートフォン端末へ移行する際の基盤を整えながら、現場の業務効率化も図るご提案をしました。
(*1 PHSナースコールはBSアンテナに接続 *2 看護業務端末を1台に集約したシステム)
導入の効果
ナースコールシステムと連携したPBX、マルチデバイスに対応したネットワーク製品の導入により、以下のような効果が得られます。
- 業務改革の基盤整備:PHS端末だけでなくスマートフォン端末にも対応可能なPBXの導入や、ナースコール業務を支援するマルチデバイス対応のネットワーク機器の導入により、現場の業務効率化に向けた基盤の整備を実現します。
- 将来的なシステム拡張性:当社PBX(日立IP-PBX NETTOWER CX-01)を採用することで、今後のスマホナースコールシステムやその他の医療関連システムとの統合が容易になります。この柔軟性により、将来的な技術の進化やニーズの変化に対応できるシステム基盤が整い、長期的に見ても投資効果を最大限に引き出すことができます。
- 業務効率化の促進:今回、業務効率化を見据えたシステム整備を導入したことにより、将来的なスマホナースコールや見守りカメラ(有線)の導入準備が整います。以前よりも現場業務の効率化に向けたデバイス導入のハードルの低下が見込まれます。
日立情報通信エンジニアリングを選んでいただいた理由
お客さまが当社を選定した理由の一つ目が、将来的なシステム構造を見据えた提案という点でした。「今後のシステム整備も考慮したい」というご意見に寄り添い、将来的に導入が見込まれる各種システムとの連携が可能なネットワークシステムの導入を提案しました。「一時的なシステム構築ではなく、長期的な視点での提案に信頼を寄せて依頼することができた」と評価いただきました。
また、柔軟なトータル対応も高く評価されました。新棟への新規ナースコールシステム導入に加え、既設棟のネットワークシステムの更改にもトータルで対応いたしました。「既存システムも見直したい」というお客さまのニーズに沿った対応を行い、「常に顧客目線で考えてくださったことに安心感があった」とのお声をいただいております。
最後に
当社は今回の事例のような病院向けシステムの対応が可能です。ナースコールシステムや院内のネットワーク導入を通じて、医療機関の効率的なコミュニケーションや情報共有のニーズに応えます。ぜひお気軽にお声掛けください。
■事例について
マルチデバイス対応ネットワークの導入~看護業務の効率化を見据えたシステム整備~
■日立情報通信エンジニアリングについて
株式会社 日立情報通信エンジニアリングは、公共・企業、産業、ヘルスケア、自動車関連の分野において、ネットワーク機器や関連するソフトウェア・サービスを駆使したネットワーキングとカスタマイズやローカライズへ最適化するエンジニアリングと要素技術を提供します。詳しくは、日立情報通信エンジニアリングのウェブサイトをご覧ください。
■商標に関する表示
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
■お問い合わせ先
株式会社 日立情報通信エンジニアリング 営業統括本部 ビジネス開発本部
〒220-6122 神奈川県横浜市西区みなとみらい2丁目3番3号 クイーンズタワーB 25階
お問い合わせ:https://www.hitachi-ite.co.jp/inquiry/index.html
以上
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