株式会社エフエム
『Socia®』が変える人と組織の関係性──株式会社エフエム 玉城代表が語る、共創と人的資本の未来
2025年06月25日
人と組織の可能性を信じて──共創の第一歩
株式会社エフエムは、1973年の設立以来50年にわたり、人事関連システムの開発・販売や給与計算などの業務受託サービスを通じて、企業の人事・労務業務を支えてきました。1994年に誕生した人事労務システム「Socia®」と、2000年にリリースされた「Sociaクラウド®」は、多くのお客様にご利用いただき、進化を重ねてきました。そして2026年秋には、「Sociaクラウド®」が新サービス「Socia X」として生まれ変わります。
創業者が掲げた「誇りを持つこと」という理念を受け継ぎ、現代表は「人的資本の最大化」と「多様な価値観の共創」を経営の柱に据え、社員一人ひとりが誇りを持てる組織づくりを推進しています。本記事では、代表の言葉を通じて、株式会社エフエムのこれまでの歩みと、これからの展望をお届けします。
企業の根幹にある「誇り」の思想
代表に就任してから約2年。この期間で最も大切にしてきたのは、創業者が掲げた「誇りを持つこと」という価値観を、時代に合ったかたちで継承し、さらに進化させていくことです。
この“誇り”とは、単に製品をつくることではなく、心を込めて社会に届けるという姿勢から自然に生まれるものだと考えています。たとえば、自分が手がけた公園を家族に見せながら「これは私がつくったんだよ」と胸を張って言えるような”誇り”。私たちが世に送り出している『Socia®』にも、同じような誇りを込めています。
こうした想いを未来につなげていくには、私一人の力では到底実現できません。だからこそ、「個」ではなく「チーム」の力で未来を切り拓いていきたいという強い思いがあります。
就任1年目には「風通しの良い会社づくり」を掲げ、社員全員が同じ方向を向くことを目指しました。そして2年目の現在は、「クロスオーバー(異なる価値観の融合)」をテーマに、組織の多様性を尊重しながら、新たな価値の創出に挑戦しています。これからも誇りを胸に、未来を築いていきます。
共に成長する組織へ──クロスオーバーの実践
代表就任後のビジョンと戦略は、創業者の想いを大切にしながらも、時代の変化に対応し続けることを軸としています。とりわけエフエムの特徴的な考え方である「Sociaクラウドコーペレーション(協業)」は、単なる共同作業を超えた、お客様とともに課題を深く共有し、解決策を共に創り上げる姿勢を表しています。これはエフエムが長年培ってきたノウハウを活かし、単なる受け身ではなく積極的な提案を行うことで、価値あるパートナーシップを築いていくことを意味します。現在、この協業の取り組みをあらためて総点検し、より効果的に実践できる体制づくりを進めています。
この2年間、私が注力してきたのは「個客サービス」の徹底です。お客様一人ひとりの状況やニーズを正確に把握し、細かな分析を行うことで、よりきめ細やかな対応が可能となりました。こうした姿勢は新規顧客開拓にもつながり、事業拡大の大きな原動力となっています。
社内では新しい人事制度と評価制度の導入を進め、社員一人ひとりの成長とモチベーションアップに繋げる仕組みづくりに取り組みました。評価制度は1年経過後も見直しを重ね、現場の声を反映しながら公平かつ透明性の高い運用を目指しています。
しかし、最も難しい課題は「風通しの良い組織文化の維持」です。社内の空気を的確に読み取り、社員が安心して意見を言える環境をつくることには日々苦労しています。私は「一人で抱え込まない」ことを心がけ、定期的な対話の場を設け、変化に敏感に反応することで少しずつ改善を進めています。さらに、外部の専門家の助言も得て、開かれた経営体制を強化中です。
クラウドサービス製品のブランドである『Socia®』は1,200社以上のお客様にご利用いただいており、柔軟かつ実務に即した設計が好評を博しています。今後もお客様の声に真摯に向き合い、人的資本の可視化や戦略的な人材マネジメントを支えるサービス基盤として進化を続けます。
私たちはIT企業であると同時に、真のサービス業であるべきだと考えています。お客様と対等に向き合い、共に課題を考え、真に価値ある解決策を提供するパートナーとして、今後も挑戦を続けていきます。
人的資本を支える、制度改革と組織の土台づくり
代表就任後の2年間、私は特に「人的資本の最大化」と「組織の多様性の尊重」を経営の重要テーマとして掲げてきました。人的資本とは、社員一人ひとりが持つ知識、技能、経験、意欲の総体であり、これを最大限に活かすことが組織の持続的成長には不可欠です。そこで当社では、社員が自分らしく力を発揮できる環境づくりに注力してきました。
具体的には、2024年4月に導入した新しい人事評価制度がその一例です。これまでの制度を抜本的に見直し、社員の多様な成果や取り組みを公平かつ丁寧に評価できる仕組みを構築しました。導入後も継続的な改善を行い、社員からの意見を取り入れながら、制度のブラッシュアップに努めています。また、働き方改革を推進し、多様な働き方やライフスタイルに対応した人材活用の施策も進めています。これらの取り組みは、単に制度面だけでなく、組織文化や意識の改革にもつながっています。
組織内では「風通しの良さ」を維持することの難しさも痛感しています。風通しが良い環境は、社員の主体的な発言を促し、新しいアイデアや問題の早期発見に繋がりますが、一方で競争力や緊張感を損なわないバランスが求められます。私は「クロスオーバー」という異なる価値観や視点の融合をキーワードに、多様性を尊重しながらも組織全体が一体となることを目指しています。
さらに、社内だけでなくお客様やパートナー企業とのつながりも強化し、多様な意見や価値を掛け合わせることで新たな価値創造に挑戦しています。
私たちが提供する『Socia®』は単なるシステムではなく、人的資本マネジメントを支えるプラットフォームとして、お客様の成長を後押ししています。
これからも私は、社員やお客様と共に未来を創り、社会に貢献し続ける企業でありたいと強く願っています。
テクノロジーと人の力で、持続可能な未来へ
近年、人工知能(AI)の急速な進化は、私たちの働き方やビジネスのあり方に大きな変革をもたらしています。AIはもはや専門分野にとどまらず、あらゆる業種・職種にとって、日常的かつ戦略的に活用すべき“ビジネスの基盤”となっています。こうした変革の中で、エフエムは最新のデジタル技術を柔軟に取り入れながら、お客様と共に未来を見据え、常に進化し続ける企業を目指しています。
私たちは、テクノロジーを単なるツールとして扱うのではなく、「人と人との関係性」や「協業の精神」を何よりも大切にし、新しい価値の創出に挑み続けます。今後5年で、より多くの企業と共創し、人的資本経営や多様な働き方の実現を支える“社会的インフラ”のような存在になることを目指し、挑戦を続けてまいります。
社員、お客様、パートナーの皆さまとともに誇りを持ち、持続可能で豊かな未来の実現を目指して進み続けます。変化の速い時代においても、信頼される存在であり続け、新たな価値の創出に果敢に挑戦してまいります。
【会社概要】
会 社 名:株式会社エフエム
設 立:1973年 6月
所 在 地:東京都渋谷区渋谷3-11-2 パインビル
代 表 者:代表取締役 玉城 亮
U R L:https://www.fminc.co.jp/
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