株式会社クラダシ

2.8万トン削減のその先へ。クラダシが贈る「おすそわけ」で描く、社会と食の新たな循環

2025年07月24日

株式会社クラダシ(以下、「クラダシ」)は、ミッションに「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンに「日本で最もフードロスを削減する会社」を掲げ、持続的に社会課題の解決に取り組むビジネスを展開しています。


そんなクラダシから皆さまへの贈り物「Kuradashi Gift」。

地球にも大切な人にもやさしい贈り物を届けられるソーシャルグッドなデジタルギフトカード「Kuradashi Gift」を通じて伝えたい想いやギフトカードで購入できる商品に込めた想いを、サステナビリティPJT 広報・IR担当の齋藤氏とブランド事業部・バイヤーの多田氏にお伺いしました。

広報・IR担当 齋藤(写真左)、ブランド事業部・バイヤー 多田(写真右)

「Kuradashi」のお買い物で社会にいいことを。「Kuradashi Gift」でつなぐソーシャルグッドの輪

「Kuradashi Gift」は、「いいこと贈ろう」をキーメッセージに添えたデジタルギフトカードです。1,000円、3,000円、5,000円、10,000円の4種類があり、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」で販売されているすべての商品にご利用いただけます。


ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」は、フードロス削減を目指し、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある商品を価値あるものへと生まれ変わらせ、おトクに販売する社会貢献型ショッピングサイトです。賞味期限の切迫やパッケージの傷などの理由によって、通常の流通ルートでの販売が難しくなってしまった商品をメーカーや生産者から直接買い取り、ユーザーにお得な価格で提供することで、食品をはじめとしたさまざまな商品のロス削減に取り組んでいます。


また、「Kuradashi」では、売り上げの一部で環境保護や動物保護、災害支援などの社会貢献活動を支援しています。ユーザーの皆さまには、商品を購入する際に支援先をお選びいただくため、自分が何に貢献しているのかを実感しながらおトクなお買い物をお楽しみいただけます。

広報担当・齋藤氏が語る「Kuradashi」の魅力と「Gift」への想い

ーーーー「Kuradashi」の魅力と「Kuradashi Gift」誕生の背景とは?


齋藤:「Kuradashi」の魅力は、フードロス商品を扱っているからこそ同じものがずっと並ばない、毎回新しい商品に出会えるワクワク感を体験いただける点にあります。親しみのある商品から普段のスーパーでのお買い物では出会わないような珍しい商品、掘り出し物が並び、それらの商品をお得な価格でご購入いただけます。


齋藤:気になった商品のページを開くと、フードロスの危機に至った背景や、購入を通じて社会貢献活動に参加できることを知っていただけて、「お得」と「お徳」を味わうことができる。そんな他では得られない「Kuradashi」での特別な購入体験を、もっと多くの方に届けていきたいという想いから「Kuradashi Gift」をつくりました。

「いいこと」を贈る、クラダシらしいソーシャルグッドの連鎖を

ーーーークラダシが「Kuradashi Gift」を通じて最も伝えたいことは何ですか?


齋藤:「ソーシャルグッドの輪を広げたい」という想いです。「Kuradashi Gift」を贈られた方は、一度気軽に「Kuradashi」に訪れ、おトクなお買い物をお楽しみいただく。そしてまた、新しい誰かに「Kuradashi Gift」を通じて、気軽に社会貢献ができる体験をプレゼントする。そんな“いいこと”を贈りあう連鎖を生み出していきたいと考えています。「Kuradashi Gift」は日頃からサステナブルな消費に関心がある方や、社会貢献をしたいと考えている方への贈り物としてはもちろんですが、そういった方に限らず、お得な商品をお探しの方や気軽にショッピングを楽しみたい方にもぜひ一度ご活用いただきたい商品です。また、サステナブルな消費を日々意識するのは難しいと感じている方、ハードルが高いと感じている方に、ぜひ「Kuradashi Gift」をお贈りいただき、ご活用いただくことを通じて、ソーシャルグッドの輪を広げていくことを目指しています。

おいしさは絶対に妥協しない。「Kuradashiオリジナル」バイヤーの不屈のこだわり

「Kuradashi Gift」で何を買おうか迷ったときにおすすめなのが「Kuradashiオリジナル」シリーズです。このシリーズは、製造において恒常的に発生する端材や規格外品などを活用・販売し、より広くフードロス削減に貢献するために誕生しました。テーマは「まいにちお得、ずっとお徳」。日々の食卓を豊かにしながら、お財布にも地球にもやさしい商品を展開しているのが特長です。

バイヤー・多田氏が貫く、おいしさと生産者への深い想い

ーーーー「Kuradashiオリジナル」の商品にかける並々ならぬこだわりと想いとは?


多田:「Kuradashiオリジナル」の商品は、当社のバイヤーが厳選して、一つ一つ試食して品質をすべて確かめたうえでお届けしています。いくら規格外でフードロスだとしても、おいしさと安全には絶対的に妥協せず、お客さまに届けられないと思うものは採用していません。通常の販路で売っている商品も規格外の商品も、それを作っている農家さんや製造者の皆さんのかけている想いや手間は同じです。おいしくて品質の良い商品をお届けすることで、その想いもお伝えできればと思います。

“訳あり”や“規格外品”と聞くと、品質についてネガティブなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、商品化においてはバイヤー一人の判断ではなく、社内のスタッフで試食を行い、多角的な意見交換をしながら「これはお客さまに自信を持ってお届けできる」と判断したものだけを商品化しています。


多田:商品の魅力を伝えるために、さまざまな工夫も凝らしています。商品ページにはその商品がなぜ通常の販路で販売できないのか、どのような背景で生まれたのかといったストーリーを掲載しています。また、私をはじめとするバイヤーのコメントや試食した感想、おすすめの食べ方などを紹介することで、商品のおいしさや魅力、品質の安全性も具体的に伝えています。さらに、商品ページの写真は、社内で撮影しており、お客さまが実際に受け取る商品とのイメージ齟齬をできる限り減らせるよう努力しています。

ECサイトの壁を越える、多田氏の「もったいない」への情熱

ーーーーECサイトならではの苦労もあるとか?


多田:「Kuradashi」はECサイトなので、購入前に商品を手に取って確かめることができません。だからこそ、「どうすればこの子たち(商品)の魅力が最大限伝わるのか」を工夫することは常に大切にしています。立ち上げ当初は特に、背景を知らずに単に売れ残りを販売していると思われないよう、商品の魅力を伝えることに頭を悩ませました。一つ一つの商品と向き合い、その背景やおいしさを丁寧に伝えることで、お客さまに商品の価値を理解していただき購入へとつなげられるよう、今も日々工夫を重ねています。


多田:通常の販路では販売が難しい商品の魅力を最大限に引き出して販売した結果、商品がお客さまの手元に届いたときは、本当に嬉しいですね。メーカーの方から「ありがとう」と感謝していただける点に、何よりのやりがいを感じています。

クラダシ社員でお昼休みに「Kuradashiオリジナル」のうなぎを試食する様子

実はこんなストーリーがあった!バイヤー厳選!「Kuradashiオリジナル」隠れた逸品たち

今回は、そんな多田氏が自信を持っておすすめする「Kuradashiオリジナル」シリーズの中から4商品(※1)をピックアップ。それぞれの魅力やストーリーをご紹介します。

【1】干し椎茸 天恵菇(てんけいこ)

大きくておいしい貴重な「天恵菇」。通常の椎茸よりも肉厚で豊かな香りが特徴です。サイズが小さかったり、少し傷が入ったりするだけで通常の販売ができずに廃棄されてしまうものがありました。「もったいない」という生産者からの声を聞き、乾燥キノコとして商品化。多田氏も「すべて完売できたので生産者さんにすごく感謝されて、元々捨てられていたものを正しい価値で販売できた事例として特に印象に残っている」と語ります。


【2】炭火焼きの焼き鳥

宮崎名物の炭火焼き鳥。製造過程で、どうしても真っ黒になりすぎてしまうものが1日あたり30~50キロも発生し、廃棄されていました。これを商品化するため、焦げ付きを落として再調理し、おいしく食べられるように工夫。お客さまからも好評で、生産者さまにも大変喜んでいただいています。商品ページでは、おいしい食べ方や注意事項、ロスになった背景もしっかり明記し、お客さまに納得して購入してもらえるようにしています。


【3】煮卵

製造する際に少し傷が入ってしまうと、通常の販路では販売できなくなってしまいます。さらに、賞味期限が短いため、規格外が発生した際に新たな販路を見つけることも難しく、これまですべて廃棄されていました。クラダシでは予約受注の仕組みを整え、規格外が発生した際に順次お客さまにお届けすることで廃棄をなくしました。これまで廃棄に違和感を抱いていた工場の従業員の方々が喜んでくれたことが、特に心に残っている商品です。


【4】ほうじ茶パック

お茶の製造工場で、ティーパックに充填する際に一部緩くなってしまったり、破けてしまったりするものが規格外となり、販売できていませんでした。「Kuradashiオリジナル」では、「袋の中に茶葉が混じっている可能性もありますが、品質には問題がなく、本格的な鹿児島のほうじ茶がお楽しみいただけます」という形で販売。商品ページにも「少し破けている可能性あり」と明記しながらも、お客さまから好評を得ており、追加の提案も寄せられるなど、面白い事例になりました。


※1:上記商品は2025年7月27日時点での掲載商品

まだ出会えていない“価値”を届けたい。私たちクラダシの熱い想い

これまで「Kuradashi」ではさまざまな形で社会貢献活動を進めてきました。2025年3月末時点で累計フードロス削減量は28,365トン。CO2削減量は75,195 t-CO2、経済効果は138億0,061万円、社会貢献活動団体への支援総額は163,012,869円に上ります。これらの情報はKuradashiサイト上でも確認することができ、お客さまにも社会貢献を実感いただけるようなサイトになっています。


ーーーー クラダシの今後の展望を教えてください。


多田:フードロスと一言に言っても、その範囲はとても幅広い。賞味期限の切迫やパッケージの傷、季節商品といった理由でのフードロス商品だけでなく、規格外の野菜や加工段階で切り落とされる端材などまだ知られていない素材はたくさんあります。私が手掛けている「Kuradashiオリジナル」もそうしたまだ知られていない規格外品に再び価値を与え、流通させていくものなんです。「Kuradashi Gift」もご活用いただきながら、皆さんにもフードロスにはさまざまな背景があることを楽しみながら知る機会にしていただければと思っています。


続けて、齋藤氏は「Kuradashi」の取り組みを持続的に続けていくためには、まずはお客さまにお買い物を楽しんでいただくことが何よりも重要だと語ります。


齋藤:「日々の生活のなかで一人ひとりが無理なくできることをつづけていくこと」こそ、フードロスをはじめとしたさまざまな社会課題の解決につながる一番の近道だと考えています。お客さまに「Kuradashi」でのお買い物を心から楽しんでいただけるサイトづくりを一番に大事にしながら、お買い物を通じて社会貢献活動に参加していただけることに価値を感じていただけるよう、そして「Kuradashi」でお買い物をすることに誇りを持っていただけるように、これからも企業価値を高めていく努力をしつづけていきたいです。


本来であれば市場に出回らない商品にも、大きな価値がある。

クラダシでは、そんな価値を生産者や製造者の想いものせて社会に広めていくことで、ソーシャルグッドの輪をもっと広げていきます。








■楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」とは

Kuradashiは、楽しいお買い物で、みんなトクするソーシャルグッドマーケットです。

フードロス削減を目指し、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう可能性のある食品などを、おトクに販売しています。

さらに、売り上げの一部を環境保護・災害支援などに取り組むさまざまな社会貢献団体への寄付やクラダシ基金として活用し、SDGs17の目標を横断して支援しています。

楽しくておトクなお買い物が、社会に良いことにつながる。そんな、全く新しいソーシャルグッドマーケットを創出しています。 

URL:https://www.kuradashi.jp/


■株式会社クラダシについて

代表者氏名:河村晃平

設立:2014年7月

本社所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目2-1 目黒センタービル 5F

URL:https://corp.kuradashi.jp/






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