株式会社エフオン

エネルギーサービスの先駆者であるエフオンの強みとは?独自のビジネスモデルや企業文化に迫る

2025年09月29日

化石燃料の枯渇や地球環境の保全が叫ばれる中、現代社会においてはエネルギーの利用、供給の両面から、これまで以上の合理性と安全性が求められています。


株式会社エフオンは、企業の省エネルギー支援サービスや木質バイオマス発電、電力販売などの事業を通した良質なエネルギー関連事業を提供しています。


エフオンが業界のリーディングカンパニーとしての地位を築き上げ、今なお先頭を走り続けることができている理由は何なのでしょうか。


今回は、エフオンの担当者の話をもとに、創業から30年近くを経て成長し続けているビジネスモデルの強み、さらには社員の高いモチベーションを生み出している企業文化などの特徴に迫ります。

日本初のESCO事業専業会社として誕生

エフオンの創業は1997年で、日本初のESCO(エスコ)事業専業会社として誕生しました。※「国策としてのESCOの成功と失敗(Pay from Savings から Performance Guarantee へ)」一般社団法人ESCO・エネルギーマネジメント推進協議会(2021年10月)


ESCO事業は、顧客に対して光熱水費などの経費を削減する方法を提案し、実際の削減実績の一部を対価として得る米国発祥のビジネスモデルです。2000年頃からは、日本においてもブームとなりました。


産業施設などのエネルギー効率が高まる中、ブームは落ち着きましたが、エフオンは独自の「省エネルギー支援サービス事業」を展開しています。

省エネルギー支援サービス事業は、顧客企業が運用している設備・機器や制御を最適化します。エフオンは、エネルギー使用の無駄をなくすためのプランを提案しており、顧客企業の投資コスト抑制にも優れています。

多角的なエネルギーサービスを展開

エフオンの事業は、それだけではありません。グループ会社では、火力による木質バイオマス発電に取り組んでいる「グリーン電力事業」を手がけています。

森林資源を活用した再生可能エネルギーの創出は、適度なサイクルでの伐採が欠かせない森林環境の再生や林業の活性化にも役立っています。

グリーン電力事業で生まれた電力は、「電力小売事業」によって東北電力・東京電力・九州電力管内に販売し、ユーザーが求めるコストやニーズに合わせた環境価値付きの電力を供給しています。


自社発電所に加え、日本卸電力取引所からの調達によるミックス供給の電源構成で、電源の特定性・安定性・環境価値を高めた高品質な電力として用いられています。


さらに、「山林事業」では自社が管理する社有林において、人と森が共生できる環境や林業の自立化の実現などに取り組んでいます。全国にある社有林を次の世代に引き継いでいくことも掲げ、持続可能な森林経営に挑戦しています。

持続可能でリスク分散も図りやすいビジネスモデル

エフオンの強みは、地域資源を活用した持続可能なビジネスモデルを構築していることです。


また、省エネルギー支援サービスやグリーン電力など複数の事業を展開しているため、リスク分散が可能です。

エフオンは創業からわずか8年で東証スタンダード市場に上場しており、財務面の安定性についても投資家から一定の信頼を得ています。

直近の売上高、営業利益も増加

こうした中、エフオンは財務状況も良好です。直近の2025年6月期決算(連結)は、売上高が175億9000万円(前期比0.7%増)となりました。営業利益は13億2000万円(同119.9%増)と大幅に増えています。


株価も上昇基調にある中、2026年6月期の連結業績予想も明るいものとなっています。売上高は195億円(前期比10.8%増)、営業利益は17億6000万円(同33.3%増)、経常利益は16億円(同45.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は10.7億円(同51.5%増)と、いずれも大幅増となる見通しです。


エフオンは、2024年4月に公表した2025/2028 中期経営計画の長期ビジョンで、2033年6月期に売上高500億円の達成を目指すと宣言しています。


エフオン 2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

地球環境への貢献を実感できる職場

持続可能でリスク分散も図りやすい多角的なビジネスモデルを展開するエフオンの社員は、仕事を通じて地球環境の保全に貢献していることを実感し、サステナビリティへの意識も共有しています。


地元の森林資源を活用した発電や林業支援など、地域密着型のサービスを展開しているため、自治体や地元企業と良好な連携が取れていると評判です。

地域経済への貢献や雇用創出を果たしているという評価も得ています。

若くても責任ある仕事に挑戦できる

一方、エフオンの組織体制は小規模で、単体の従業員数は約30名に過ぎません。グループ全体を合わせても300名程度ですが、現場と経営陣の距離が近いことが、スピーディな意思決定につながっています。


また、少数精鋭の組織であるがゆえに、若手であってもプロジェクトを任される機会が多く、責任ある仕事に挑戦できます。


電力事業、山林管理、発電所開発など、専門性の高い職種も豊富にそろっており、各自の希望や適性に応じてキャリアを広げることができます。新規事業の立ち上げや地域連携プロジェクトなど、チャレンジングな業務にも携われます。

快適に働ける環境が充実

エフオンの社風はオープンで、勤務中の服装も自由です。オフィスには、カフェのように快適な空間もあり、働きやすさを高める環境が整っています。


また、小規模な組織のため、新入社員にも目が届きやすく、孤立しにくい職場です。社内の人間関係も良好で、適度な距離感でコミュニケーションを取れます。


基本的に残業はないのもエフオンの特色で、90%の社員が定時で退勤しています。2021年の本社移転後は、休日出勤が発生したこともありません。ワーク・ライフ・バランスを重視する方にとっては魅力的な会社でしょう。


もちろん完全週休2日制で、年間休日数は125日間に上ります。

夏季休暇や年末年始休暇、リフレッシュ休暇などもあり、有給休暇も積極的な取得を呼びかけています。社員の有給休暇取得率は平均86%に達しており、1時間単位の有給休暇取得も促進しています。

育休明けの社員が安心して働き続けられるよう、テレワークが可能な環境も整えています。


エフオンは、経済産業省の健康経営優良法人(中小規模法人部門)や、女性活躍推進法に基づく厚生労働省の「えるぼし」最高位(3つ星)に認定されており、これらを推進する意味でも福利厚生を重視しています。

社員に求めるのは自律的な行動とチームワーク

少数精鋭の組織で個人の裁量が大きいからこそ、社員には自ら考えて行動することを求めています。特に新規事業やプロジェクトにおいては、主体性と柔軟性を持って取り組むことを重視しています。


また、社員同士の距離が近く、部署間の連携も重要なため、協調性とコミュニケーション力をもってチームワークを大切にすることも求められます。地域や行政との折衝も必要になることから、外部とのコミュニケーション力も欠かせません。

少数精鋭の組織を研ぎ澄ます人材育成にも注力

少数精鋭の組織を研ぎ澄ます上では、人材育成にも力を入れています。

2020年から全社員を対象としたeラーニングを導入し、社員の共通課題や各人の立場に応じた講座を受講できるようにしました。技術面だけでなく、人間性も磨ける教育プログラムを体系化して提供しています。


会社が指定した技術試験の取得も支援する中では、合格者に報奨金を支給しています。


2023年からは、部長・課長向けの管理職研修と、後輩を持つ社員・主任までのクラスを対象とした中堅社員研修を設けました。

発電所を中心とした技術検定試験も取り入れ、技術者のスキルの高度化を推進しています。


加えて、全社員を対象とした情報セキュリティ研修やコンプライアンス研修を、半期ごとに実施しています。

再生可能エネルギーによる電力供給を加速

エフオンが特に力を入れているのは、再生可能エネルギーを活用した電力を企業に供給する「電力小売事業」です。


2025年6月期の連結会計年度においては、顧客に販売する契約電力量の拡充に尽力した結果、売上高を大幅に伸ばしました。

今後も木質チップ発電所の高稼働を維持するとともに、さらなる電力小売り契約量の拡充を目指しています。


また、山林事業においては、育林、伐採、加工を効率的かつ機能的に遂行するため、人員や機材を拡充して業容を充実させる考えです。

事業を安定的かつ持続可能に、かつ顧客やその他のステークホルダーの環境保全にとって意義のある取り組みとするため、国内の山林資源の流通促進を強化していく方針です。

働きがいと働きやすさの両方を得られる会社

高騰が止まらない電気代の抑制が企業にとって重要な経営課題となっている昨今、省エネルギー支援サービス事業へのニーズは高まる一方です。


また、近年は、地球環境の維持を目的として企業活動に対し計画的な環境維持施策の推進が求められています。エフオンは、グループ全体で営む事業が、こうしたニーズに対応できるよう事業環境の整備を積極的に進めています。


地域資源を活かした持続可能なモデルを推進する中、将来的には木造高層ビルなどの開発にも取り組むビジョンも打ち出しています。


自然エネルギーの有効活用によるサステナブル社会の実現を目指し、事業のさらなる成長を通して貢献しているエフオンでは、「地球環境の保全とともに、人々の快適で便利な暮らしを守る」というあくなき挑戦に魅力を感じられる人材を待ち望んでいます。


働きがいと働きやすさの両方を得られるエフオンなら、あなたの人生をより手応えのある充実したものにできるかもしれません。




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