リ・プロダクツ株式会社

【特別対談】世界的清掃機器メーカーのケルヒャー ジャパン×「清掃×IT・ロボット」のリーディングカンパニー、リ・プロダクツが語る、業務用ロボット掃除機「今」と「これから」

2025年10月07日

清掃業界が直面する、待ったなしの「省人化」「効率化」という課題。その解決策として期待される業務用ロボット掃除機は、今、どこまで進化しているのでしょうか。 

この問いに、世界的清掃機器メーカーのケルヒャージャパン株式会社と、「清掃×IT・ロボット」で業界を牽引するリ・プロダクツ株式会社が、一つの答えを提示します。 

リ・プロダクツでは、ケルヒャー社の業務用ロボット掃除機「KIRA CV 50」を、企業の清掃DXをトータルサポートする月額レンタルサービス「おそうじレンタル」を通じて提供。国内で唯一、レンタルおよび導入前のお試しデモという形で最新のロボット清掃を体験できるこのサービスです。 

本記事では、20年来の信頼関係にある両社のキーマンが登場。清掃業界に長く携わってきた両者が見据える現場のリアルな課題、そしてロボットがもたらす未来の可能性を解き明かします。 

登壇者プロフィール 

ケルヒャー ジャパン株式会社 

マーケティング&プロダクト本部 業務用プロダクト部 エキスパート 小島 博 氏 

ドイツを拠点に世界各国で3000種類を超える清掃機器を展開するケルヒャーの日本法人(ケルヒャー ジャパン株式会社) にて、業務用製品の販売促進・マーケティングを担当。清掃ロボットの日本市場導入チームのメンバー。業務用の清掃業界に30年近く携わる経験を元に、ロボットによる清掃の特徴・背景・事例を語る。 


リ・プロダクツ株式会社 

代表取締役 髙奥 要輔 氏 

創業半世紀にわたり清掃サービス業を軸に快適空間の創造に挑戦する「清掃×IT・ロボット」のリーディングカンパニー代表。清掃の現場から経営までを経験し、2018年に代表取締役に就任。国内唯一のKIRA CV 50法人向けレンタル提供を開始するなど、清掃ロボットレンタル事業を推進し、事業を全国規模に拡大させている現場の課題や運用ノウハウを交えて導入の可能性を語る。 

20年来の信頼関係が生んだ、清掃現場への新たな一手 

――お二人の最初の出会いについてお聞かせください。 

小島氏: 髙奥さんとの出会いは、もう20年以上前になります。リ・プロダクツ様が清掃のデジタル化による業務の標準化を推進され、その仕組みでISOも取得されたと伺い、その先進的な取り組みを見学させていただいたのが最初です。

髙奥さんから直接ご説明いただき、当時から効率化や環境配慮への意識が非常に高いことに感銘を受けたのを覚えています。 

 

髙奥氏: そうですね。小島さんとは、その後も立場は変われど、いつも清掃業界の未来について情報交換をさせていただく大切なパートナーです。 

――今回、リ・プロダクツ様のサービス「おそうじレンタル」にケルヒャー社の「KIRA CV 50」が加わった経緯を教えていただけますか。 

小島氏: 髙奥社長がレンタルビジネスを始められた際、「プロの清掃ノウハウがあるからこそできるレンタルを」という想いを伺っていました。

その後、事業がどんどん伸びているとお聞きし、当社の製品もぜひラインナップに加えていただきたいと考えたんです。 

 

髙奥氏: 当社としても、お客様の多様なニーズに応える中で、より広い面積やゴミの多い現場に対応できるロボットを探していました。

そんな時、ケルヒャーさんの本社があるドイツまで行き、プロトタイプを見せていただいたのが大きなきっかけです。

当時、日本にあった業務用ロボット掃除機は、手で押してマッピングするようなものがほとんどでした。しかしKIRA CV 50は、スマートフォンのアプリ上で、もっと簡単に操作ができたのです。

これなら専門知識がない方でも扱いやすく、当社の「おそうじレンタル」との相性が非常に良いというところで導入を決めました。 

「掃除機メーカーが作ったロボット」KIRA CV 50の実力 

――メーカーとして、KIRA CV 50の最も優れたポイントはどこでしょうか。

小島氏: KIRA CV 50の最も優れたポイントは、我々が「掃除機メーカー」として開発した点にあります。特に、清掃能力の根幹である吸引力には絶対の自信があります。

例えば、他社製品では取り残しがちな砂のような細かいゴミもしっかり吸引します。 

業務用として、500㎡/h(理論値)という高い清掃能力、家庭用の2倍以上の長距離センサーによる安定した走行、Wi-Fi環境がない場所でも使えるSIM回線対応など、プロの現場で求められる性能を追求しました。

それでいて、誰でも簡単に操作できる運用面の手軽さも両立させています。 

――現場から見て、「これは便利だ」と感じる点はどこですか。 

髙奥氏: ドイツの本社で開発現場を見せていただいた際に改めて実感したのですが、ケルヒャー社は「掃除機をつくること」に強いこだわりを持って開発に取り組まれています。

そのこだわりが詰まっているからこそ、KIRA CV 50は掃除機としての基本性能が間違いないことに加え、大きな機体にも関わらず誰でも簡単に使える。

この2つが両立している点が、現場のプロとして最も便利で、助かるポイントですね。 

――導入事例としては、どのような現場が多いのでしょうか。 


小島氏: 建物別では、テナント型の大型事務所から役所・美術館などの公共施設、旅館といった宿泊施設や療養型病院やシルバー施設、工場の出荷エリア・部品倉庫まで、非常に多種多様な施設でご活用いただいています。特に興味深いのは、導入事例の多くが清掃を内製されているお客様だという点です。本体のボタンが4つしかないシンプルな設計で、どなたでも直感的に操作できる点が、導入の決め手になっているようです。 

 

髙奥氏:実は当社のレンタルサービスでは、これまで家庭用ロボットのラインナップが多く、広い面積やゴミの多いお客様のニーズにお応えしきれない部分がありました。KIRA CV 50は、まさにその課題を解決する「より大きな面積を気軽に使えるロボット」として導入しました。そのため、ゴルフ場のロビーやレストラン、ホテル、工場、倉庫といった様々な業種の現場でご活用いただけると考えています。複数のマップを保存でき、フロアの移動が可能なので、多層階の施設で使用できるようにもなっています。 

業界の当たり前を変える。人手不足を乗り越えるための処方箋 

――清掃業界全体として、ロボットの活用はどのような状況にあると感じますか? 

髙奥氏: 今やロボット掃除機は、現場にとって「必要不可欠な存在」になってきていると感じます。人手不足やコスト高騰が、その流れを加速させている感覚です。

現場側でも「ロボットに任せる場所」と「人がやるべき場所」を切り分けて、上手く共存させるノウハウが蓄積されてきました。「何でもできる魔法の機械」から「自動で動く頼れる掃除機」という、良い意味での現実的な認識が広まってきたと感じます。 

 

小島氏: 同感です。ただ、まだ一部の先進的な企業に限られているのも事実。特に中小企業では、初期投資がネックになるケースも少なくありません。

「ロボット」と「レンタル」の組み合わせは、その課題を同時に解決する有効な一手です。 

ただ、我々メーカーは製品しか提供できません。重要なのは、ロボット導入後の運用ノウハウです。ロボットへの投資によって生産性を向上させ、その分を従業員の賃金上昇に還元するという、正しい経営サイクルを生み出す必要性を強く感じています。 

人は人にしかできない業務を。ロボットと描く清掃の未来図 

――今後、ロボットと人の役割分担はどのように進化していくでしょうか。 

小島氏: 単調で反復的な作業や、高所などの危険な作業はロボットが担う。そして人は、ロボットの運用管理や、専門的な汚れの除去、そして何より「ホスピタリティ」が求められる業務に特化していくでしょう。

ロボットが収集した正確な清掃データから、最適な清掃頻度やコストをコーディネートする、といった新しい役割も生まれるはずです。 

 

髙奥氏: まさにその通りで、清掃業務単体ではなく、複数の目的を持ったロボットが普及していくと思います。複数のロボットを組み合わせることで、清掃という仕事の枠組み自体が変わっていくのではないでしょうか。 

――最後に、導入を検討している企業へメッセージをお願いします。 

小島氏: 私たちが取材した導入事例では、10件中7件が清掃を内製化されているお客様でした。専門のスタッフでなくてもKIRA CV 50が簡単に扱え、プロと同レベルの清掃品質を実現できることを実感していただき、自社の深刻な人手不足を解消するために導入していただいています。特に、来場者の多い施設の清掃でお困りでしたら、ぜひKIRA CV 50をご検討いただければ幸いです。 


髙奥氏: まずは「広い面積を効率よく清掃できる自動掃除機」として、KIRA CV 50をご検討いただきたく思います。現場のオペレーションに合わせた最適な活用法もご提案しますので、ぜひお気軽にご相談いただきたいです。 


「おそうじレンタル」について 

「おそうじレンタル」とは、ロボット本来の機能を最大限生かして企業の清掃DXをトータルサポートする月額レンタルサービスです。清掃会社の視点から、お掃除ロボットの選定・導入から導入後までを支援し、清掃にかけるコストの削減、ひいては業務の効率化を支援・実現します。現在、全国で月2,000台以上の導入実績を持ちます。2024年よりケルヒャー社の最新業務用ロボット掃除機「KIRA CV 50」をラインナップに追加し、対応できる現場の幅をさらに拡げています。

サービスサイト:https://www.re-products.co.jp/pikapika_pro.html 

KIRA CV 50」取り扱い内容

メーカー:ケルヒャー ジャパン株式会社 

取扱商品:KIRA CV 50 

レンタル価格:月額35,000円 

※配送料、初期訪問設定費、その他サポート含む 





商品詳細:https://www.re-products.co.jp/pikapika_pro/item_info/kira-cv-50.html 



リ・プロダクツへのご取材について 

リ・プロダクツでは、「おそうじレンタル」およびビジネスユースでの清掃DXにまつわる情報提供や取材 対応を積極的に行っております。ぜひお気軽に広報担当へご連絡ください。




行動者ストーリー詳細へ
PR TIMES STORYトップへ

記事一覧に戻る