株式会社ジェートップ
「なぜだろう?」から始まる仕事。私たちは、空気の先の、人の想いを考える。
2025年10月24日
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私たちの仕事は、単に機器を設置することではありません。お客様がなぜそう感じるのか、空間がどうあるべきなのか。その本質を常に探究しています。当たり前だと思われている快適性の裏側にある、私たちの深い洞察力と専門的なアプローチについてお話しします。
創業当初から変わらない、一つの問い
私たちがこの事業を始めたとき、自らに立てた問いは非常にシンプルなものでした。「真に快適な空間とは、いったい何だろうか」。それは、ただ涼しい、ただ暖かいという温度計の数字だけで測れるものではありません。
そこで過ごす人々が心から安らげること。仕事に集中できること。会話が弾むこと。その空間で営まれる一つひとつの活動が、より豊かになること。それこそが、私たちが目指すべき「快適」の姿だと考えました。
創業から今日に至るまで、技術や製品は目覚ましく進化しました。しかし、私たちの原点であるこの問いは、決して変わることがありません。常にその本質に立ち返ることこそ、私たちの仕事の根幹を成しているのです。
私たちが向き合うのは、機械ではなく「人」
空調設備は、あくまで快適な環境を実現するためのツールです。私たちが本当の意味で向き合っているのは、その先にいる「人」であり、その方々の「想い」です。
お客様が口にする「もう少し涼しくしたい」「空気をきれいにしたい」といった言葉。私たちはその言葉をそのまま受け取るだけでなく、その奥にある背景まで想像を巡らせます。「なぜ、そう感じるのだろうか」「この空間が本来持つべき役割は何だろうか」。そう問いかけることから、私たちの仕事は始まります。
ご家庭であれば、ご家族の構成やライフスタイル。オフィスや店舗であれば、そこで働く方々の動線や、お客様にどう過ごしてほしいかという事業主様の願い。一つとして同じ現場はありません。だからこそ、私たちはマニュアル通りの対応ではなく、一つひとつの空間、一人ひとりのお客様に深く寄り添うことを大切にしています。
ある施設の『言葉にならない要望』
以前、人々が交流するために作られたある公共施設を手がけた時のことです。お客様からのご要望は「利用者が快適に過ごせる、省エネルギーな空調システムを導入したい」というものでした。
もちろん、そのご要望に応えるための最新のソリューションをご提案することは可能です。しかし、私たちはプロジェクトチームで何度も議論を重ねました。「この施設の本当の価値はどこにあるのだろうか」と。
私たちは現場に何度も足を運び、図面だけでは分からない人の流れや陽の光の入り方、利用者の過ごし方を観察しました。そこで見えてきたのは、人々が自然と集い、会話が生まれるような「居心地の良さ」こそが、この施設が最も大切にすべき価値だということでした。
私たちの最終的な提案は、当初の計画に、空気の流れを緩やかに設計し直すという要素を加えたものでした。直接的な風を感じさせず、しかし空間全体が常にフレッシュな空気に満たされている状態をつくる。それは、お客様の言葉にはなかった、私たちが専門家として見つけ出した「真の快適性」への答えでした。完成後、利用者の方々がリラックスして談笑する姿を見たとき、私たちの探究が確かな価値に結実したことを実感しました。
探究心を、組織の文化へ
こうした本質的な価値の提供は、一人のひらめきだけで生まれるものではありません。組織全体に「探究心」という文化が根付いていなければ、継続することは不可能です。
私たちは、社内での情報共有や定期的な勉強会を何よりも大切にしています。ベテランの経験知と若手の新しい視点を掛け合わせ、常にチームとして知識をアップデートし続ける。成功事例だけでなく、難しかった現場の経験こそ、私たちの貴重な財産です。
「前例がない」は、思考を止める言い訳にはなりません。私たちにとっては、むしろ新しい価値を創造するための出発点です。常に学び、問い続け、挑戦する。その姿勢こそが、私たちのプロフェッショナルとしての誇りです。
最高の”解”を共に見つけ出すパートナーとして
私たちは、お客様を単なる「依頼主」とは考えていません。最高の空間を共に創り上げていく「パートナー」であると捉えています。
そのため、私たちは丁寧な対話を何よりも重視します。時には、お客様自身も気づいていなかった課題や可能性について、専門家としての視点からお話しすることもあります。それは、私たちがお客様の想いを深く理解し、長期的な視点で成功を願っているからに他なりません。
「お任せします」というお言葉は大変光栄ですが、私たちはむしろ、お客様と様々な意見を交わしながら、一緒に最高の”解”を見つけ出していくプロセスを楽しみたいのです。その先にこそ、真の顧客満足があると信じています。
これからの「快適」を創造するために
私たちの暮らしや働き方は、これからも変化し続けていくでしょう。それに伴い、「快適」の定義も多様化していきます。省エネルギーや環境への配慮は、もはや特別なことではなく、当たり前の責任となりました。
そのような時代の中にあっても、私たちの原点は揺らぎません。これからも「なぜだろう?」と問い続け、技術や知識を磨き続けます。そして、空気の先にある人々の営みに想いを馳せ、一つひとつの空間に最もふさわしい快適を届けていく。
その真摯な積み重ねこそが、より良い社会の実現に繋がると信じて。私たちの挑戦は、これからも続きます。
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