株式会社パスコ

社会課題に向き合うメディア「地球の学校」1周年

2025年10月27日

これからも読者の皆様と共に、社会課題を考える情報を発信


社会課題に向き合うメディア 「地球の学校」


「地球の学校」は、2025年10月27日に1周年を迎えました。


この1年間、いま解決が急がれている社会課題に対して、さまざまな切り口から問題提起し、解決の糸口を探してきました。

普段なかなか気づきにくい社会課題を身近な話題から取り上ることで、中高生・大学生・社会人をはじめ、日常生活を営むすべての方々が“自分ごと”として考え、いっしょに解決策を探り、学びあいたい

──私たち「地球の学校」編集室は、そんな想いで情報をお届けしてきました。


この度、GIS(Geographic Information System)業界唯一の専門雑誌「GIS NEXT』の編集長 岩見一太様に、「地球の学校」の取り組みに共感をいただき、メディアの中立な目線から取材(2025年9月24日)いただく機会を頂戴しました。

その内容は、「GISNEXT」10月号に掲載いただくとともに、一部挿入画像を追加して「地球の学校」の記事として共用させていただくことなりましたので、編集室からの感謝の想いを込めて、皆様にも紹介させていただきます。

「地球の学校」の舞台裏に触れていただけたら嬉しいです。


■ 開かれた社会的メディアへの挑戦 「地球の学校」が開校から一周年

企業のオウンドメディアが林立するなか、測量業界で誕生したユニークなオウンドメディアが関心を集めている。株式会社パスコが運営するメディアサイト「地球の学校」だ。「開校」から一周年を迎えた同サイトの歩みと展望について、「地球の学校」編集室の樋口沙紀子さん、大洞史織さん、足立那奈さんにお話を伺った。

■ グローバルな諸問題を読者とともに考える

「地球の学校」は、2024年10月にスタートしたパスコ初のオウンドメディア。同社の幅広い分野にわたる取り組みを紹介するインタビュー形式のオリジナル記事を配信している。毎月第4月曜日に新たな記事がアップされ、2025 年9月末現在、災害対策、環境保全、働き方改革、生活インフラなどのカテゴリに分類される15本の記事が公開中。

サイトへのアクセスは順調に増えており、累計PV(ページビュー)は同時期までに3万8000件を超えたという。

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インタビュー記事のテーマは、森林環境保全、洋上風力発電、ハザードマップ、物流コスト削減、下水道老朽化対策など、目下、解決が急がれている社会的な難題ばかりだ。にもかかわらず、記事はどれもとても読みやすい。業界向けの専門的な議論は避け、一般の人でも読みながらテーマについて徐々に理解を深めていけるよう、平易な問いかけに沿って構成されている。

このわかりやすさが、「地球の学校」の特長だ。そこには、たんなる企業サイトの枠にとどまらない、「地球の学校」の開かれたスタンスが貫かれている。


「『地球の学校』は、その名前の通り、自然災害、気候変動、環境破壊、インフラ老朽化など、顕在化している問題について、ともに学び、解決を考える場を提供することをコンセプトにしています。

もちろん、パスコの事業に触れてもらうことも目的の一つですが、むしろその事業領域のグローバルな広がりと公益性・社会性の高さを生かして、社会問題への理解と解決への取り組みを広く促していくことを目指しています」(樋口さん)


記事中に運営会社の名前を出さないという編集ルールも、こうしたメディアとしてのポリシーに基づくものだ。


■ 編集室はもう一つの“学びの場”

「地球の学校」は、パスコの中期経営計画に基づいて打ち出された、ステークホルダーとの信頼構築のための重要プロジェクトとして、2023年から準備が始まり、1年後の同社の創業記念日(10月27日)に合わせてサイトが公開された。この準備期間にプロジェクトの推進チームとして組織され、公開後のサイト運営を支えてきているのが「地球の学校」編集室だ。


編集室は、本社広報部の樋口さん、大洞さん、足立さんを中心に、全国の事業部の有志によって構成されている。メンバーの年齢、性別、所属部署、役職などはバラバラで、ほとんどがメディア制作に関連した経験のない“素人”。そして何よりも、全員が本来の業務との“兼業”だというから驚きだ。

こうした体制で、オンラインでの編集室会議をベースにしながら、テーマ設定、インタビュー対象(社内のエキスパート)の選定、シナリオ作成、インタビュー取材、記事構成(原稿作成のみ委託)、CMSなど一連の作業をすべて実現しているのだから、メンバーたちの苦労は並大抵ではない。


「兼任という形でオウンドメディアを

運営している例は、確かにあまりないと思います。やはり、メディアとしての運営方法を確立する過程は大変でした。特に、編集室のメンバーをどうやって募り、いかに編集作業に関わってもらうかについて、散々考えましたね」(大洞さん)


「正解がないので苦労しましたが、この1年間、効率よく継続していける形を模索してきて、ようやく慣れてきたところです」(樋口さん)


こうしたメンバーの創意あふれる奮闘ぶりの他面で、この編集室にはもう一つの重要な側面がある。それは、メンバーたち自身にとって、この編集室が“学びの場”になっているということだ。


「“読者目線”に立つことを意識しながら、わかりやすく、面白いテーマやストーリーを考える日々ですが、そのなかで、道路の未整備や水不足、米の価格高騰など、身近なところにこんなにさまざまな社会的

課題が存在していたんだと、自分自身も気付かされ、学ばせてもらっています。そこから、課題解決に日夜取り組んでいる人々に感謝する気持ちも抱くようになりました」

(足立さん)


編集室が、メンバー自身が学び成長していくことができる、刺激的な場でもあること─「地球の学校」という開かれたメディアを支える原動力は、そこから生まれているのではないだろうか。

2025年6月から始まった編集室ブロ

グは、奮闘する編集室メンバーたちの生の声を伝えていて興味深い。メイン記事の読者は、こちらもぜひ訪ねてほしい。


編集室ブログ >

■ すべての人が社会課題について勉強できるメディアへ

2年目を迎えた「地球の学校」だが、これからどのようなメディアを目指していくのか。

「『地球の学校』の読者の属性は掴めていないのですが、PCからのアクセスが全体の7割を占めていることから、業界内の仕事関係者などが多いと想像しています。これからは、パスコを知らない人からももっとアクセスしてもらえるようにしたいと思っています。特に、モバイルからの自然検索によるリーチを増やすため、いまWEBマーケティングを勉強しているところです」(大洞さん)

「一般の人たちに、いろいろなことを知ることができるメディアとして認知されたいですね。たとえば、ニュースを見て新しい社会問題の存在を知った人が、それについて勉強するために訪ねてくるような」(足立さん)

「そのために、さらにコンテンツの拡充を図るだけでなく、メディアの持続的な運営を可能にする仕組みの構築も目指したいと思います」(樋口さん)


戦後、航空測量会社として出発してから70余年、いまやあらゆる空間情報技術を駆使して社会基盤を支える国内トップの空間ソリューションベンダーとしての地位を築いている株式会社パスコ。

その事業分野の広がり─防災・減災、国土管理、インフラ管理、環境保全、DX・分析など─を活用した社会的メディアの運営は、さらなる社会貢献を目指す同社の新たな挑戦でもある。

「“パスコと言えば『地球の学校』”と思ってもらえるように」(足立さん)という編集室メンバーたちの熱意を、今後も運営会社として支えていくことになろう。「地球の学校」が、これからどんなメディアに育っていくか。期待を持って、注目したい。


GIS NEXT 10月号(2025年10月25日発行)


GISNEXTについて

【名 称】GIS NEXT(ジーアイエスネクスト)

【出版社】株式会社ネクストパブリッシング

     千代田区神田神保町3-11よりたてビル3F

     代表取締役 千葉 厚

     http://www.nextpb.com/

【発行日】季刊(1、4、7、10月下旬頃)

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最後までお読みいただきありがとうございました。

読者の皆様のおかげで、こうして1周年を迎えることができましたこと、編集室一同、心より感謝申し上げます。

「地球の学校」はこれからも、社会課題に真摯に向き合い、未来のために今できることを発信していきますので、ご期待ください。





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