※ロート製薬「妊娠検査薬」の先駆的な存在である「チェッカー」が1985年に発売されて40年
日本初の妊娠検査薬販売や妊活白書の公開など、女性の健康に寄り添った研究開発を続けてきたロート製薬。その背景にある社員の思いや開発の歴史を、同社の公式YouTubeチャンネル「フェムトーーク」でMCを務める青木さやかさんが聞きました。
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青木さやか(敬称略以下、青木) ロート製薬ではフェムケアという言葉が世の中にない頃から、女性の健康に寄り添った製品を開発していますね。
多田律(以下、多田) 40年前の1985年、病院を受診する前に自身でチェックできる妊娠検査薬「チェッカー」の輸入販売をスタートさせました。その後、「ドゥーテスト・hCG妊娠検査薬」の前身である日本初の一般用妊娠検査薬「チェッカーST」を発売したのが1992年です。男女雇用機会基本均等法が1985年に施行され、女性の社会進出が進む中で、妊娠に気付かず体に負荷をかけて流産してしまうこともあったと聞いています。その課題を解決したいと全力で取り組んできました。
青木 日本で妊娠検査薬を製品化し、世の中に根付かせるには苦労があったのでは?
多田 まだまだ男性中心の社会で、病院の受診前に自身で早めに妊娠を知ることの利点や、ドラッグストアに妊娠検査薬が置かれる必要性を理解してもらうのが大変でした。医師の処方がなくても薬局やドラッグストアで買えるよう一般用医薬品(OTC)の検査薬としてお使いいただくには、社会の声が重要です。社会のニーズを伝えて厚生労働省から認可を得るためには、1社の力だけでは及ばないので、他のメーカーさんなどの協力を仰ぎながら進めてきました。薬剤師の方とも勉強会を行い、女性社員が先陣を切って、妊娠検査薬の必要性を伝える努力を重ねた歴史があります。
青木 2018年から妊娠に対する意識や行動をまとめた「妊活白書」も公表していますね。
多田 妊娠検査薬などを販売しているので、当初は子どもを持つ喜びを伝えるために、子どもの誕生に感謝する手紙などを載せた広告を展開していました。でも、少子化が進む中で、妊娠に対する考え方も変化しています。今の時代に妊娠・妊活はどう捉えられているのか、それをテーマに調査を始めたのが「妊活白書」です。
妊娠のタイミングを計れるのは女性の生理周期によるものですが、そのタイミングを妊娠につなげるには、男性の理解がないとできません。だからこそ、夫婦が一緒に妊活に取り組む「ふたり妊活」を提唱してきました。
青木 「妊活白書」を読むと、子どもを持つことへの意識の変化や、今の時代に出産を考える人たちのリアルがよく分かりますね。
多田 子どもを望まない人が増える一方で、「若年男女の5人に1人は子どもをもつ可能性を残しておきたい」と考えていることがわかりました。そのためには、正しい知識をきちんとお伝えし、考えるきっかけづくりを行っていきたいと考えています。
青木 妊娠検査薬以外にも、女性の悩みを解決する商品を開発・発売されていて、もうすぐデリケート部位用の洗浄剤「ラビオーム」も発売されますね。どのような発想から生まれたのでしょうか?
シンドウ・サンガベル(以下、シンドウ) 海外ではデリケート部位のケア製品が普及していますが、日本にはまだ多くありません。日本でもデリケートなお悩みについて、もっとオープンに話せる環境をつくりたいという思いで開発しました。
青木 やはりデリケート部位用のソープで洗った方がいいのですか?
シンドウ デリケート部位の皮膚は刺激を受けやすく、実際に市場調査からもボディーソープで洗うと刺激を感じる、乾燥するといった声がありました。だから、より低刺激で優しく洗える成分を検討しました。
多田 肌のpH値は弱酸性がいいと言われますが、デリケート部位は他の部位よりもpH値が低く、より敏感です。また、腸内と同じように膣内も雑菌の繁殖を防ぐ乳酸菌で覆われています。だから、その入り口に当たるデリケート部位は乳酸菌を配合したジェルソープでうるおいを守って洗ったほうがいいと考えました。
「ラビオーム」は、症状や悩みに対処するだけでなく、毎日のケアで自分の体を思いやる提案ができる製品です。そういう製品ができたことも、社としてフェムケアを提唱するきっかけの1つになりました。
青木 今年20周年を迎える「肌ラボ」シリーズなど、スキンケア製品も多くあります。ロート製薬の開発の強みはどこにありますか?
多田 女性社員が多いので、女性の生活に根付いた提案を医薬品の発想で開発できるのが強みの1つです。「ココロートパーク」というお客さま会員の登録サイトがあり、ユーザーであるお客様にヒアリングを重ねて商品を開発することがあるのも特徴です。
青木 社員の6割が女性で、育休後の復帰率もほぼ100%と聞いて驚きました。
シンドウ 開発部門でも女性の社員が多く、自分自身の悩みが製品開発の種になっています。男性の同僚たちも女性の悩みを理解しているので、恥ずかしがらずに話せる、男女の壁がない環境ですね。
青木 女性の健康課題に対してはどんな思いがありますか?
多田 女性が元気になると、社会全体が元気になると考えています。体には男女の違いがありますが、治験モニターなどは男性が中心であることが多く、女性の体の解明は遅れていると言われています。だからこそ、ロート製薬がエビデンスに基づいた女性の体のケアを伝えることはとても重要です。知識を広めながら製品を使っていただけるように努めてきたいと思っています。