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7区の〝昔〟を知り、「あたらしい川崎」を
市制100周年PRポスター

7区の〝昔〟を知り、「あたらしい川崎」を  市制100周年PRポスター

 2024(令和6)年7月1日に川崎市は市制100周年を迎えます。この機運を高めようと、市では「市制100周年PRポスター」8種を作成しました。

各区の〝昔〟を知り、身近に

 PRポスターには、7区内で撮影された古い白黒写真などを使用。各区の〝昔〟を知り、身近に感じてもらうことで、地域への関心を高める作りになっています。また、市制100周年記念事業「Colors, Future! Actions」のステートメントポスターも作成。次の100年につながる「あたらしい川崎」をみんなで作ろう、というメッセージが込められています。

7区の特色を表す写真とキャッチコピー

1963(昭和38)年ごろの「銀柳街」の写真を使った川崎区版ポスター
1960(昭和35)年ごろの「新鶴見操車場」の写真を使った幸区版ポスター

 PRポスターは各区とも、上部に写真、下部にキャッチコピーをレイアウトしています。写真については、区の特色を踏まえた上でテーマを選定。川崎市市民ミュージアム所蔵作品や、「川崎市の100年」(いき出版)に掲載されたものなどから選ばれました。
 川崎区版では、1963(昭和38)年ごろの「銀柳街」(市民ミュージアム提供)の写真を使用。川崎を代表する商店街にアーケードが付けられ、買い物客や家族連れでにぎわう様子を「川崎のまちは、おもてなしの心で栄えるまち。」のキャッチコピーとともに紹介しています。
 幸区版では、東洋一と呼ばれ、最盛期には一日5000両もの貨物列車を操車していたといわれる1960(昭和35)年ごろの「新鶴見操車場」(神奈川県立公文書館所蔵)を採用。「貨物の拠点から、先端技術の拠点へ。新川崎は産業を育むふるさとです。」とメッセージを添えています。
 ポスターはB1、B2サイズの2種類を計約5000枚作成。市内の公共施設や関連施設、鉄道路線各駅などへ掲出されています。

思い出鮮やかに「白黒写真カラー化プロジェクト」パネル展

 PRポスターの写真は、「白黒写真カラー化プロジェクト」にも使われています。同プロジェクトでは、まちのさまざまな白黒写真枚をカラー化し、写真にまつわるストーリーなどを添えて作品パネルを制作。カラー化の下地作りには筑波大学准教授の飯塚里志さんの協力でAI技術を活用し、制作にあたっては、写真提供者へのヒアリングなどをもとに、かわさきマイスターで印刷技能士の流石栄基さんによる色付け補正で再現しています。
 作品パネルは巡回展示を行っており、麻生区役所で3月10日(金)まで、高津市民館では21日(火・祝)から4月3日(月)まで展示され、4月以降も各施設などで展示予定。全20作品は同プロジェクトのHP(https://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000146309.html)で見られます。

問い合わせ
川崎市総務企画局
シティプロモーション推進室
ブランド戦略担当
☎044(200)2273
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