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関東大震災から100年
改めて防災への備えを見直す

関東大震災から100年  改めて防災への備えを見直す

今年は関東大震災から100年の節目にあたります。川崎市では、この機会に改めて地震への備えを見直そうと「過去を学び、未来に繋げる」をテーマに、さまざまな防災事業の実施や、市民への呼び掛けを行っています。

関東大震災の翌年、大正13(1924)年7月の川崎市役所庁舎。応急処置でつっかえ棒が施されたまま(写真は全て川崎市提供)

■自分の身は自分で守る

 関東大震災から100年を機に、市が8月から市内全戸へポスティングをしている「号外! 備える。かわさき」(下写真参照)。

 その4・5面で大地震が起きたときに川崎市がどのような状況になるかを、発災直後、数時間後、1日後、3〜4日後の4段階に分けて想定しています。

川崎防災新聞(号外)4p-5p_A3版 (city.kawasaki.jp)

 各段階での行政の主な取り組みや、家庭、地域でどのような行動を取るか、そのために何を備えるかなどを解説。それぞれの段階で自分がどのような状況に置かれ、どう行動すべきかをイメージすることが、備えへのスタートとなります。

 特に大切なのは〝自分の身は自分で守る〟という意識。災害時には「誰かが助けてくれる」「行政に頼ればいい」と思いがちですが、どうしても限界があることを知っておく必要があります。昨今の災害は、想定以上の規模になることも多く、夜間や休日に起きたら、行政が活動を開始するまで時間がかかります。地域での協力も重要。自助、共助、公助のバランスが地域防災力を高めます。

■「いつか起きる災害のための備蓄」より「平時の備えを災害時に生かす」という考え方へ

 防災グッズや備蓄品を用意しなければ…と思いつつ、いつ使うか分からない災害のために備えるのは負担が大きいと考える人も多いのでは。でも家庭内を見回すと、実は備えているつもりではないものの備えができていることも。

 例えば、週末にまとめ買いをする家庭では、すでに1週間分の食料は確保できています。防災の観点から備蓄品をあと2、3日分買い足せば、ある程度の備えができることになります。防災用品を買うときに、普段使いできるかどうかで選ぶと無駄もなくなります。平時に使用しているものを災害時に生かす考えで、備蓄のハードルが下がります。

 川崎市では、市のホームページに防災に関する特設ページを設け、啓発や情報をまとめています。「川崎市関東大震災100年 特別対談」特設ページは下をクリック。

川崎市:関東大震災100年 特別対談 (city.kawasaki.jp)

9月3(日)市総合防災訓練

 多摩区内で実施。正しい防災情報や知識を得ることができます。地域の人と顔を合わせる機会にもなります。ぜひ一度参加してみては。

※小雨決行。荒天中止

【市立南菅中学校会場】

多摩区菅馬場4の1の1。午前9時〜正午。避難所運営訓練、防災啓発など。

【菅多目的広場会場】

多摩区菅野戸呂。午前10時40分〜11時40分。救出・救護訓練など。

防災意識を高めることが重要です(初期消火訓練)

 問い合わせ 川崎市危機管理本部 ☎︎044(200)0514