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幅広いジャンルで40公演以上アルテリッカしんゆり2024

幅広いジャンルで40公演以上アルテリッカしんゆり2024

川崎・しんゆり芸術祭「アルテリッカしんゆり2024」(同芸術祭実行委員会主催)が4月7日(日)~5月12日(日)に川崎市アートセンター(新百合ケ丘駅北口徒歩3分)などで開催されます。

■アルテリッカとは

 2009年に、赤ちゃんから大人まで気軽に楽しめる芸術イベントとして始まり、今では川崎市北部の春の風物詩になっています。

 今年もクラシック、ジャズ、オペラ、伝統芸能、映画などさまざまなジャンルの32演目、43公演を展開。

 地元ゆかりのアーティスト、麻生区に拠点をもつ劇団民藝や藤原歌劇団、昭和音大の講師・卒業生によるパフォーマンスもたっぷりと楽しめます。

 

■オープニング公演は新企画

 今年から、ピアノの魅力を伝える新企画「特別ピアニスト・シリーズ」が始まります。

 第1回は、オープニング公演として4月20日(土)に実施。2002年にチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人として初優勝した上原彩子さんがベートーベンの「ピアノ・ソナタ テンペスト」などを奏でます。

4月20日に登場するピアニストの上原彩子さん ©武藤章

■魅力的な企画がめじろ押し 

32演目の中には、オリジナル企画や初登場の劇団によるものもあります。

 4月29日(月・祝)の「こんにちは、賢治さん」はアートセンターのオリジナル企画。映画「セロ弾きのゴーシュ」(高畑勲監督/1982年)の鑑賞や宮沢賢治の作品の朗読を通して、賢治の人となりや、世界観に迫ります。

 5月3日(金・祝)・4日(土・祝)には、〝あかちゃんと一緒にせかいをつくる〟をテーマに活動する「ベベリカシアターカンパニー」が初登場。赤ちゃんも大人も楽しめる不思議な空間パフォーマンスを行います。

5月3・4日のベベリカシアターカンパニーの不思議な世界   ©鈴木穣蔵

■川崎市誕生秘話を演劇で

 今回のアルテリッカは、川崎市市制100周年記念事業になっており、5月11日(土)と12日(日)には川崎郷土・市民劇「百年への贈り物~川崎市誕生ものがたり~」を上演します。

 大正時代、多摩川の水による伝染病で苦しむ川崎の人々。石井泰助町長らは浄水場を造ることを決断しますが…。

 川崎市民も多数出演の、川崎市が誕生するころを描いた感動のドラマです。

5月11・12日の川崎市誕生当時を描く市民劇

 

スケジュールはhttps://www.artericca-shinyuri.com/ 

アルテリッカを支えるボランティア募集はhttps://artericca-support.com/r5/

 チケットは☎044(959)2255しんゆりチケットセンターへ。